お客様の声

製品導入事例/バックナンバー

これまでの導入実績

第98回 株式会社大広 広瀬 大記 様

第98回は、岡山県岡山市の「株式会社大広」様です。

フルーツ王国で知られる岡山県は、降水量1mm未満の日数が全国最多という『晴れの国』。穏やかで暮らしやすい上、東西南北に鉄道が走る“中四国の交通の要所”でもあります。
岡山の玄関口であるJR岡山駅から津山線に乗り換えて一駅目、「法界院」駅のほぼ正面に社屋を構える同社。この地で35年間にわたり、“学生専門”の看板を掲げてこられた不動産会社です。
というのも、法界院駅界隈は岡山大学や岡山理科大学などがある学生の街。学生向け賃貸事業の特徴や地域との温かい交流などのお話を、営業の広瀬様に伺いました。

  • 営業の広瀬大記様
    スタッフからも慕われる明るく
    穏やかな人柄

公式サイト http://www.daiko-home.jp/
所在地 JR津山線「法界院」駅下車すぐ
地図はこちら
取材日 2014年5月15日

学生専門のお店づくり ~学生と家主さんをつなげて35年~

  • 改札を出てすぐ。大学からもとても近いお店ですね。

    岡山大学は店のすぐ裏手にありますし、岡山理科大学も歩いて8分ほどの距離。この辺りは昔から学生の街で、単線の小さな駅ですが人通りは結構多いですね。
    駅から一番近い不動産会社なので、気軽に立ち寄ってもらっています。創業以来35年、ずっと変わらずこの場所で営業させていただいています。

  • 昔と今で街並みは変わりましたか?

    先代からの店なのであまり昔のことはわかりませんが、街並みはさほど変わっていないと思います。近くに桜の名所の半田山植物園や総合グラウンド、国際児童記念公園などが点在していて、緑いっぱいの気持ちのいい街ですよ。
    変わったといえば一時期、高層の学生マンションが次々と建った頃がありました。今は落ち着きましたが、時代の流れは感じますね。

  • 「学生専門」ということは、時期が集中しますよね。

    毎年、11月~3月がシーズン。特に2月3月がピークです。岡山大学は大学生協が物件を斡旋されているので多くはありませんが、岡山理科大学は学校パンフレットでも当社を紹介いただいていて、たくさんの方が来店されます。
    その内、半数以上はサイトをご覧になってのご来店。県外の方が大半なので、まずは情報をサイトで見てある程度選択されてから来られることが多いですね。

  • 学生さんのお部屋選びに変化は?

    一番感じるのは、来店される際にご両親が揃ってお見えになるケースが増えたことです。以前は、女子学生でも一人で来店して即決していましたが、やはり少子化の影響でしょうね。おばあさまも一緒に来られて皆さんでじっくり選ばれることもあります。
    特にセキュリティー面は重視されるようになりました。今年は防犯カメラ付き物件のご希望が多かったので、家主さんへ向けても設置の提案をしていこうと考えています。男子学生でも2階以上の部屋を希望される時代。防犯対策は大きなポイントになってくると思います。

  • 岡山の玄関口、JR岡山駅。
    駅前には県のシンボル「桃太郎像」が

エリアは一駅集中型 ~3km圏内の物件のみ。「狭く深く」がポリシー~

  • この辺りは、学生アパートが集中していますね。

    賃貸物件に関しては、ほぼ学生向けといってもいいですね。当社で扱う物件も、法界院駅の一駅のみに集中しています。だいたい3km圏内。自転車で回れる範囲内です。 そうすることで、全ての物件に目が行き届く。情報を収集しやすいということもありますが、入居後の対応も何かあればすぐに駆けつけられますからね。この距離がいいんです。「狭く深く」がポリシー。無理に隣の駅までカバーしようとは思いませんね。

  • 距離が近い分、学生さんからも頼りにされるのでは?

    初めての一人暮らしということもあって、入居してしばらくは相談されることも多いですね。「家電製品を買いたいんだけど、近くにお店はないですか?」とか「歯医者さん、どこがいいですか?」とか。
    それが、ひと月ふた月と過ぎるとだんだん声が掛からなくなってくるんです。「ああ、慣れてきたんだな」って安心しますよ。
    ファミリー向けの賃貸物件の場合は、設備の不具合などがない限りは解約までそんなに声が掛からないと思いますが、学生向けだと最初は知っている人といえば不動産屋さん。慣れるまでは遠慮なく頼ってもらいたいですね。

  • 家主さん対応で注力されていることは?

    “何十年来のお付き合い”という家主さんも少なくないので、何でも相談に乗りますし、こちらからのアドバイスも喜んでいただいています。
    とにかく、距離の近さを活かして迅速な対応をすること。それが一番です。入居率を上げるための提案も、改まってというより普段からのお付き合いの中で気軽に聞いていただく感じです。そんな日々の積み重ねが、今の信頼関係につながっているんだと思いますね。

  • 駅名にもなっている法界院。
    本尊の「聖観音菩薩像」は国の重要文化財にも指定される由緒正しい寺院

@dreamの導入 ~知りたい情報を、より多くより詳しく~

  • @dreamを導入された決め手は?

    導入前から自社ホームページはありました。でも「ある」というだけで活用はされていませんでしたね。更新もしづらかったし。どうしようかと考えているところに、キヤノンシステムアンドサポートさんから勧められたのが@dreamだったんです。確か、発売されてまだ間もない頃だったと思います。登録方法が簡単だし、写真もたくさん掲載できて動画もある。10年前はとても画期的で、すぐに導入を決めました。
    他社に先駆けてホームページを活用したこともあり、かなり反応がありましたね。インターネットの効果が実感できたので、次は内容を充実させようと工夫をするようになりました。

  • 親近感のわくトップページですね。

    トップページのデザインには特に力を入れています。HPビルダーで簡単に作ってしまうことに抵抗があって、トップだけは広告業界の知り合いに頼んで作り込んでいるんです。
    学生と大家さんのスナップ写真も、「学生専門」の安心感を出したくて。私も写っていますけどね(笑)。地域情報は、ニュース&トピックスやブログなどで発信するようにしています。

  • 「家賃」「地図」「条件指定」から検索できて非常に便利ですね。

    普通は「地域別」の検索が多いと思うのですが、当社の場合は一駅だけに集中しているのであまり意味がないんです。
    じゃ、学生のお客様は何で検索されるかと考えると、やはり「家賃」だろうと。そこで、「20,000円台、30,000円台…」という検索システムを作りました。
    それだけでは十分でないので、マップ上に物件のマークを入れた「地図検索」と、お客様ごとの優先条件で検索できる「条件指定検索」を加えたんです。
    地図検索では、大学との距離感や周辺にある施設などが詳しく分かるので、県外から来られる土地勘のない学生さんにとって便利だと思いますね。条件指定では、インターネット対応物件やオートロック付き物件などで検索される方が多いようです。
    分かりやすく探しやすい検索画面づくりを心掛けています。

  • ホームページづくりで一番力を入れていること、こだわりは?

    とにかく情報をたくさん入れることです。写真の点数も、他社より1枚でも多く載せるように頑張っています(笑)。写真だけじゃなく、地域情報から家主さん情報まで「知りたい」こと全てを充実させたいですね。
    その点、@dreamは結構自由が利くので、情報量を増やしたりリンクを貼ったりと工夫がしやすいところがいい。たとえば、入居にかかる初期費用など新しく項目を増やすことも簡単にできます。「こうしたい」というアイディアをどんどん試せるのは、他にはあまりないように思います。
    実はシステムにはあまり詳しくないのですが、ネットで調べながら試行錯誤しています。自分なりに作り込めるところが、一番気に入っていますね。

  • 学生さんと家主さんの笑顔が
    ほっこりとするトップページ。
    デザインも工夫されている

ホームページの進化 ~新しいものを積極的に導入。活用されるサイトに~

  • 「360度カメラ」の画像はまるで部屋にいるようですね。

    このデジタルカメラは、物件の室内を360度全天球イメージで撮影できるという優れモノ。この画像をアップしておけば、「興味がある物件なのに、入居中で部屋の中が見られない」という問題を解消できます。
    学生向け賃貸なので、退去時期が3月に集中するんですね。部屋探しの時期も重なるので、部屋が見られないケースも多いんです。せっかく魅力ある物件も、そのせいで埋まらないということも。でもあらかじめ撮影しておけば、次の年からはその画像で、実際に部屋に入った感覚で室内を見ることができる。このメリットは大きいと思います。
    今年はざっと50件ほど撮影しましたよ。来年、大いに役立ってくれるはずです。

  • その他、今年新たに取り入れた新機能は?

    毎年数件は、退去される学生さんから解約届けが出ずに困っていたんですね。そこで、スマートフォンのサイトからでも解約の申請ができるようにしました。
    @dreamにはメール機能があるので、前もって「スマホからでも解約できますよ」とお知らせしておくと、学生さんもすぐに対応してくれる。これはとても便利です。
    過去には、4月まで届けが出ずに結局1年間空き部屋になってしまったということもありましたが、もう大丈夫だと思います。

  • フリーテキストも学生目線でわかりやすい。

    物件の近くにある店の情報だとか、住み心地など、実際に学生さんに聞いて載せることも多いんです。「住んでみないとわからないこと」って、気になりますからね。
    これから試そうと考えているのは、いいことばかりでなくデメリットも載せていくこと。たとえば「日当たりは悪いけど、夏は涼しい」とか。人によって感じ方は違いますし、それで賃料が安いならお得だと思われるかも知れませんし。自分目線だけでなく、ちょっと視点を変えてみても面白いかなと考えています。
    また、サイトに載せる情報だけでなく、シーズン中は学生のアルバイトを雇って店舗で接客もしてもらっています。学食の人気メニューとか試験期間の過ごし方とか、コアな情報が聞けると結構好評ですよ。直接部屋探しに関係ないことでも、「ここなら安心して借りることができる」という信頼性につながります。
    本当に役に立つ情報を、しっかりと届けていきたいですね。

  • 地図検索画面。物件の位置だけでなく、
    近隣の施設がアイコンで表示され、
    非常に分かりやすい

信頼関係がはぐくむ事業 ~賃貸物件管理、売買仲介事業の今後~

  • 家主さんとの信頼関係の中で、今後どのような提案を?

    数十年と長いお付き合いのある家主さんからは、「高齢で管理が難しくなった」という声も聞かれるようになりました。これからは賃貸物件管理の面でも、お手伝いできることが増えていくと思いますね。
    サイト上にも「大家さん向け!管理代行サービス」というコンテンツをつくっていますが、実際は新規取引ではなく、長年信頼関係のある家主さんが対象になってくるでしょう。できれば、そういう方から「大広さんに頼めばよくやってくれるよ」とご紹介されるまでになりたいですね。ただ、その場合も3km圏内に限ります。あくまでも、迅速な対応ができる範囲で管理代行も手掛けていこうと考えています。

  • リフォーム提案なども増えていきますか?

    そうですね。物件の老朽化に対応して外壁の塗装や内装リフォームなど、様々な提案をしています。ちょっとしたことで入居率が大幅に上がることもありますから、情報提供はこまめにしていますね。
    また、この先アパート経営はやめて土地を売るという案件も出てくるでしょうから、その際もしっかりとお手伝いをしたいと思います。不動産に関しては何でもご相談いただけるような存在でいたいですね。

  • 売買仲介については賃貸とは別のHPを設けられていますね。

    なにぶん「学生専門」の看板を掲げて営業しているので、売買仲介事業については特徴を出しきれていないのが現状です。
    取り扱い物件も、お付き合いのある不動産会社の案件のみ。もちろん情報さえあればいくらでも扱えるのですが、「確かな物件だけをご紹介したい」という思いもあり、手は広げていません。
    実はITサポーターさんからの提案で、「信頼のおける物件なら、大広」というブランディングをしてみては?とアドバイスいただき、道が見えてきたところでもあります。賃貸と同じように、「狭く深く」一件一件の情報提供に力を入れていきたいですね。
    中古物件を探す際も、最終的には「いかに豊富な情報が提示されるか」がカギを握ると思いますので、そこを当社の強みとして打ち出していきたいと思います。

  • スタッフ3名のアットホームな職場。
    シーズンになると、
    ここに学生アルバイトが加わる

地域に溶け込む不動産屋さん ~街になくてはならない会社をめざして~

  • ところで、大広様の社風の魅力は何ですか?

    とにかくアットホーム。ちょっとユルめな感じですね(笑)。スタッフ3名という小さな会社なので、何でも相談し合いながら、助け合いながら仕事をしています。去年12月に新しく入ってもらった女性スタッフには、ホームページの更新も手伝ってもらっているんです。かなり助かっていますよ。
    失敗してもすぐ口に出せるし、嬉しいことがあったらみんなで喜べる。そんな雰囲気が自慢ですね。

  • 社内も地域とも、人と人との関係が温かいですね。

    春になると近くの半田山植物園に花見に行くんですが、学生さんも誘って盛り上がりますよ。ちょうどシーズンが終わって一息つく頃なので、いわゆる打ち上げですね。
    家主さんからは、よく野菜をいただきます。「うちで漬けた梅だけど食べて」とか、白桃やマスカットを箱詰めでいただくことも。若い家主さんだと、「これ差し入れ!」と栄養ドリンク片手に来られることもあります。ありがたいですよね。長年、この場所でお店を構えてきたからこその関係性だと思います。

  • 最後に、今後の目標を教えてください。

    地域との信頼関係をずっと大切にしていくことです。売買仲介などの新たな事業展開も、そこから生まれてくると思います。
    インターネットの活用で言えば、とにかく情報の密度を上げることですね。大広のホームページを見れば、知りたいことが何でも分かるくらいに。
    あとは街の良さをホームページやブログでどんどん発信していきたいです。何より私自身この街がとても好きですから、そこは楽しみながらできると思います。 街の不動産屋さんとして街並みに自然と溶け込んで、この場所に「なくてはならない」存在になりたいですね。

  • 法界院駅から徒歩5分のところに
    ある半田山植物園。岡山の人が
    一度は訪れるという桜の名所

会社名 株式会社大広
住所 〒700-0011
岡山県岡山市北区学南町3丁目12-23
TEL 086-253-1097
FAX 086-254-1097
お問合せ先 info@daiko-house.jp
公式サイト http://www.daiko-home.jp/

インタビューを終えて

35年の間、ずっと地域の学生さんたちを見守ってこられた大広様。不動産会社としてただ物件を紹介するのではなく、そこにはどこか親心にも似た温かさがあります。
ホームページづくりも、営業戦略でありながら根っこのところは「学生さん一人ひとりが、この街で安心して暮らせるように」という願いが込められている。そう感じました。
きっとこの先も、津山線「法界院」駅の正面で街の景色の一部となって、地域と共に歩んでいかれるのでしょう。岡山を訪ねたら、またふと立ち寄りたくなるような会社様でした。

(取材・執筆 株式会社 物語ライティング)