お客様の声

製品導入事例/バックナンバー

これまでの導入実績

第1回 有限会社住ステーション浦和 社長 熱田光代 様

埼玉県さいたま市にある不動産屋さん。

 

お店はJR京浜東北線 浦和駅から歩いて約5分、エイペックスタワーの2階にありました。
事前の情報では、ホームページにも力を入れているとか。

FDJ社の※アレクサランキング<仲介サイト編>では、総合37位・地域4位との事です。

このあたり、成功の秘訣も深く聞いてみたいと思います。

でも、実際に行ってみたら本当にこじんまりとした店内。
本当にお客様が来るのでしょうか?

※アレクサランキング・・・アレクサインターネット社提供のツールバーによる、人気Webランキング。

  • 住ステーション浦和 社長 熱田光代様

公式サイト http://www.agentsaitama.co.jp
所在地 JR京浜東北線浦和駅徒歩5分 エイペックスタワー2階
地図はこちら
取材日 2004年9月7日

一問一答

  • 社員から見た社長様は?

    ネット対応の早さやWeb知識など、常に先をみながら前に進んでいます。古いものを生かし、新しい事にチャレンジする人です。(奥田氏)
    粘り強い人。お客様の言われていることや内容が不適切であっても、辛抱強くお話をしています。(江川氏)

  • 近くでおすすめのお店は?

    中仙道沿いのマツモトキヨシの前にあるメロンパン屋さん。1個130円。2個食べるとおなかいっぱいになります。

  • この街の一押しポイントは?

    治安の良さと品格。落ち着きがあります。

一日の仕事の流れについて

村上 素人なので、不動産屋さんの仕事ってよく分からないのですが(笑)。少し細かく教えて下さい。
社長 うちでの流れは、まず朝一番にメールチェック。
来たメールそれぞれに対応し、返信します。
他のお店と違うのは、営業支援ソフト@dreamへの入力ですね。会社としては即入力、チェックを始めていますよ。
村上 入力は、朝一番ですか。
社長 ええ、うちはIT専門のスタッフがいますから。
図面の整理と物件入力はどんどんやってもらっています。
村上 その後は?
社長 その後はお店を行ったり来たりしながら、それぞれの調査なり、
お客様の資料準備をします。他は※レインズを見たりね。
レインズ・・・ホストコンピュータから不動産情報を受け取ったり、情報提供を行うシステム。会員制。
村上 お客様の応対準備をするという事ですね。
社長 うちはね、お客様はホームページでしか来ないので、応対準備がほとんどですね。ほら人が通らないでしょう(店の前を指しながら)。あとは知り合いですね。
村上 確かに、ふらっと寄るような環境ではないですよね。
社長 色々準備をしていると、あっという間に夕方になりますね。
お客様を案内したり、地主さんを訪問したりもします。
村上 なるほど。朝からメールチェックとか、物件入力、資料準備。
結構、事務仕事が多いんですね。
不動産屋さんって、お客様とのやり取りがもっと多いと思ってました。
社長 常にお客様が来る不動産屋さんは、やり取りが多いと思いますよ。うちはめったに来ないから、「いつ来店しますか」というようなメールでのやり取り、あるいは電話でのやり取りが多いですね。
村上 それだと、一人のお客様にじっくりと対応できますね。
社長 お客様は急いでいないんですよ。じっくり物件を選んでいるから、決断は早いんです。こちらは常に急いで対応しないといけませんね。いつか来るだろうと思っていると、どこかへ行ってしまいますから(笑)
村上 なるほど、まさに@dreamにピッタリのお店ですね。

ホームページに掲載されている物件に対する、お客様の反応

村上 ホームページのアクセス数が多いですが、掲載されている物件に対して、お客様の反応はありますか?
どういった方が多いですか?
社長 反応はありますよ。女性からも男性からも、まんべんなくあります。あまり高齢者はいないけれども、50歳過ぎの方も来てますね。今日いらしたお客様は23歳です。
村上 みなさん、自宅でホームページを見て、いらっしゃるんですか?
社長 会社の方もいます。そうそう、こういう統計があるんですよ。
(資料を見ながら)インターネットが「最も便利」というのが、これだけ(74.20%)占めているの。
それにもかかわらず、「最も信用できる」というのはこんなに(7.60%)減ってしまうのね。
インターネット自体の信用度は、まだまだですね。
村上 そうですね。
社長 だからそのためにも、ホームページ・インターネット上でどれだけ信頼して頂けるかということで、トップページ作りをしています。
村上 そうですか。
社長 来る前に分かるのが、一番良いですから。
村上 物件があると思って行ってみて、「ありませんでした」って言われると悲しいんですよ~。
社長 やっぱりまだね、みなさん、お店に入るのに勇気がいるというのがありますよね。逃げられないんじゃないかとかね。
村上 決めないと帰れないんじゃないか、と思っちゃいますね。
社長 ええ、そうならない様に、出来る限りホームページで知りたいんだと思うんですよ。
それは、物件を並べているだけじゃ分からないですよね。会社の雰囲気や、「どういう人がいるか」までお伝えしなくては。
会社の色を出すよう、心がけているんですよ。あるいは、頻繁に更新されているかとかね。

ホームページを持つ前と、持った後の違い

村上 では、ホームページを持つ前と今では、お客様の反応は違いますか?
社長 私、開業してからホームページずっと持っているんですよ。免許証が下りたのが、5月でしょ。自社ホームページで出したのが7月1日からなんです。
社長 ただそれは、まだこのようなホームページになっていない段階でしたね。「いつか必ず、いつか必ず」と思って!ホームページ、メールのやり取りが当たり前になる時代が必ず来ると思いながら、やってきました。
村上 始めから持っていたんですね。
社長 強いて言えば、反応が変わったのは@dreamを利用した時と、その前。
あるいは3、4年位前の爆発的なインターネット利用が当たり前になってくる時の違いだと思います。
村上 お客様がインターネットで物件を探すだろうというのは、すでに予想していたんですか?
社長 ええ。アメリカなどでは当たり前になっているというのは、勉強しておりました。

ホームページを運営していて、気をつけている点

村上 ホームページを作成・運営していて、気をつけている点は何ですか。
社長 いかにお客様に見て頂けるか、また来て下さるか。1回だけではなく、常に来て頂けるような内容にしています。
お客様は物件の契約だけでなく、相談もしたいと思うんですよ。なので、店頭に来ているような雰囲気のあるホームページ作りを目指しています。
村上 ホームページの中に、「あっちゃんの情報室」というブログもありますよね。
ホームページにそういうコーナーを設けているというのは?
社長 それはやっぱり、最初に会社や社員をイメージしてもらわないといけないですから。安心、信頼を得るための大きな要素ですよね。
村上 日記だから、その人のイメージが沸きやすいですね。
社長 うふふ。最初はね、日記なんかは、人様に見せるもんじゃない、と思っていたの!イヤだな~、面倒くさいなって(笑)。
村上 自分のプライベートを見せるわけですからね。
社長 でもそうではないんですよ。”プライベート”という元の意味ではないんです。
自分の感じてたものとか、話題なんかを出すことによって、スタッフあるいは会社のイメージをお伝えし、安心して頂く。
信頼・安心感を得るための非常に大きなツールですよね。ウソ書いたら、ダメですけれど(笑)それなりにみな、自信を持って書いております。
それで・・・よければ「ぜひ、いらして下さい!」と。そういう形で、謙虚に示していけたらなと思います。

インターネット(ホームページ)以外で工夫している点

村上 インターネット以外で工夫している点は何ですか?御社で言うと、アナログな部分ですかね(笑)
社長 インターネット以外だと・・・。今、「※1 相続時精算課税制度」と「※2 相続開始後3年以内の取得費加算」のプレゼン用の資料を、パワーポイントで作成しています。
村上 そ、それは???
社長 それは何かと言うとね。ITと言うのは、何もインターネットだけではないでしょ?
例えば相続の話をするために、このシリーズを作っているのね。(画面を見せる)今まで2箇所でやったかな。
「いま相続はこうなっていますよ」とか「計算するとこうなりますよ」とか説明を加えながら、画面を見せていく。字づらだけでやるよりは、分かりやすいし印象に残りますよね。
※1 相続時精算課税制度・・・生前贈与ともいい、2500万までは無税で贈与でき、相続時に精算する税の仕組み。
※2 相続開始後3年以内の取得費加算・・・相続後3年以内なら、土地を売っても、相続時に払った土地のための税金をそっくり取得費として引くことができ、結果税金が安くなる。
村上 これは、すごいですね!
社長 ノートパソコン持って行って、これをちゃぶ台のある所でやるんですよ。もちろん資料もお渡しします。単なるプリントで渡すよりも何となく分かった気がする。
社長 (具体的な金額を見せながら)「税金はこうですよ」とか具体的にね。
こういうのを30分位でやれば、ちょうどいいですよね。こんなのがあるな、っていうのは、まずお分かりになると思います。
パワーポイントだと、お客様に分かりやすくお知らせする事が出来るの。
村上 確かに分かりやすいですよ!
社長

お客様は、そういう相続とか役立つことを、本当は知りたいと思うんですよ。でもなかなかね、分かりやすく言ってもらえない。説明を聞くと、計算ばっかりになってしまうことがありますし。事が起きたら計算するけど、事が起きる前に「こうしましょう」と説明する機会が、あまりありませんよね。

村上 ええ。
社長 アナログの部分でこれを使っていきたいですね。このシリーズを作りながら、自分の武器としていきたいと思います。
村上 へぇ~。これを作るのも大変そうですね。
社長 面白いでしょ。いっぱい本読んで、自分の中でも頭入れないといけないんですよ(笑)あんまり見かけないから、自分で作るしかないと思って。
村上 面白いですね。私は初めて見ました。お客様は全部頭に入らないかもしれないけど・・・。
社長 印象に残りますよね。「じゃ、これはどうしたらいいか」という次のステップを、こちらは期待しますし。
働きかける必要があるんです。何もなければ何も起きない。ということで、これもITの活用です。
これ自体はITの部分だけど、言っていることは相続。あくまでITは媒体なんですよ。

@dreamについて  気に入っている機能

村上 次に、@dreamについてお伺いしたいのですが。
賃貸版と売買版を導入されていらっしゃいますが、@dreamの気に入っている機能は何ですか?
社長 顧客カルテとマッチングですね。
村上 機能は楽ですか?
社長 楽ですよ。これがあると、いつぐらいにこの情報を出したなとか分かりますね。
あと、終わったお客様にもまた挨拶出来ます。保存用にしてるから、アドレスも分かりますよね。重宝してます。
村上 なるほど。
社長 大きく言えば、それですね。あとは、入力。原紙が取れてるので、見ながら入力します。
でも、やっぱり紙がないと不安なのね。
村上 入力はしやすいですか。
社長 入力はしやすいです。時間的には、前より3分の1位に減っていると思う。
でも、ほとんど一人の女性社員に、入力オンリーでやってもらっているんですね。朝からずっとなんですよ。

@dreamについて  業務の削減

村上 次に@dreamを導入したことで、どのような業務が削減されましたか?
社長 業務の削減はないです(きっぱり)。
村上 業務の削減はない?
社長 業務を削減するよりも、より多くのもの(業務)が入れられるようになりました。たくさんの物が少しの時間で出来れば、もっともっと出来ますね。
村上 入力したことで時間が空けば、他の事も出来る?
社長 もっと多くの仕事が出来ます。
  • まさにお店の営業形態
    「インターネット不動産」

@dreamについて  改善点

村上 逆に、@dreamの改善して欲しい点はありますか。
社長 出来たら、もっと安くして欲しい(笑)。でも、会社の飛躍には設備投資が必要、と思って購入しました。
村上 ご購入されたポイントは何でしたか?
社長 顧客マッチングや入力方法に省力化ができ、且つ、御社のユーザー対応が良かった点です。
社長 それから具体的な話だと、画像一覧がピッと出るような機能が欲しいですね。もう担当者に言ってあるんですよ。
今あるホームページの外観一覧は、手入力でやっています。そうすると、更新が追いつかないんですね。
それとは別に、全物件・選択した物件の外観一覧が出る機能が欲しいな。
村上 物件1個ずつ、クリックしなきゃいけないんですよね。
社長 ええ、今のだと1個1個クリックしなきゃいけないんですよ。一括表示されるのがいいですね。
村上 家の雰囲気などがつかめますよね。徐々に改善されていくと思いますよ。

今後の目標

村上 これからどのような不動産屋さんを目指していくか、今後の目標を聞かせて下さい。
社長 小さくても中身の濃い、少数精鋭の不動産業者。やっぱり、デジタルとアナログのシンクロかな・・・。
村上 それがモットーですからね。
社長 中身がうんと濃い価値ある不動産業者、コンサルティング会社を目指します。
会社名 有限会社 住ステーション浦和
住所 〒330-0063
埼玉県さいたま市浦和区高砂1-2-1  エイペックスタワー浦和205
TEL 048-835-5118
FAX 048-835-5123
お問合せ先 info@agentsaitama.co.jp
公式サイト http://www.agentsaitama.co.jp

インタビューを終えて

第一回目ということもあり、取材はちょっと緊張しました。
熱田社長の事は、事前にホームページやブログなどでイメージしていたのですが、イメージどおり明るい方。とても話しやすかったです。
仕事の方はパソコンを使いこなし、何年も前から「インターネットしかない」と思うところ、ITに対する考え方が、とても進んでいらっしゃる印象を受けました。
でも、その中にはお客様に対する細かな心配りがあり、あたたかさがありましたね。
帰りには、「まとめやすいから」と私にも資料を下さいましたよ。

 

(取材、撮影、編集、文章 : 物語ライティング )