お客様の声

製品導入事例/バックナンバー

これまでの導入実績

第100回 株式会社アーク・ア・オア・コーポレーション 代表取締役 三田 リカ 様

第100回は、東京都府中市の「株式会社アーク・ア・オア・コーポレーション」様です。

東京都府中市は、京王線特急で新宿まで19分と都心に近く、京王線、西武多摩川線、武蔵野線、南武線の4線が利用できるアクセス抜群のエリアです。そのうえ、京王線府中駅をはさむようにケヤキ並木が続き、「駅から10分歩くと田園風景が見られる」のどかさで、緑が多く暮らしやすい地域でもあります。
この地で2000年に創業されたアーク・ア・オア・コーポレーション様は、@dreamを初めて採用された不動産様です。街の不動産屋さん第100回を記念して、@dream第1号のアーク・ア・オア・コーポレーション様が、@dreamとともに歩まれた15年のお話を伺いました。

  • アーク・ア・オア・コーポレーション
    代表取締役 三田 リカ様

不動産業との出会い ~アパレル業界から転身。バブル期を生き抜く!~

  • 創業は2000年だそうですが、当時は不動産業界に女性社長は少なかったと思います。 不動産業に携わるようになったきっかけを教えてください。

    若いころは、パタンナーを目指してアパレル業界にいました。アパレルは大好きでしたし楽しかったのですが、母が「洋服屋じゃ食べていけないでしょ。あなたは細かいことが得意だから、不動産屋に向いていると思う」と言うのです。確かに、お給料はすべて洋服代に消えていましたから、母の言うことももっともだなと思って…。

  • アパレル業界から不動産業界ですか? 思い切った転身ですね。

    そうですね。最初はごく一般的な町の不動産屋さんに勤めました。それから、売買を専門に扱う女性社長と知り合って、その女性社長の下で働くようになりました。世はまさにバブル時代です。毛皮のコートにハイヒール、びっくりするような外車で移動する女性社長について、私は秘書的なことから不動産業務まで何でもしました。

  • 家の値段がどんどん上がる時代ですよね。不動産業界はかなり儲かったのでは?

    大きなお金が動いていましたね。その分、寝る間もないくらい忙しかった。そのころの私は小娘ですから、風当たりも強く悔し涙をたくさん流しました。業界で生き抜く武器が欲しくて、宅建の資格をとったのもこのころです。
    仕事は息つく暇もなく、夜に呼び出しがかかることもある。家には子供がいて、家事もしなければならない。そのうえ、宅建の勉強です。今思うと、本当によくがんばりました。

  • 1階がロータリー、
    2階が歩行者用の近代的な駅。
    すぐ近くにはケヤキ並木も

アーク・ア・オア・コーポレーション創業 ~2000年、ミレニアム記念に起業~

  • それからずっと、不動産業界ですか?

    はい、先の女性社長のところに5年いて、次は賃貸を中心とするお店で働きました。
    そして2000年を迎えます。「ミレニアム」がブームになって、みんなが「何かを記念に残そう」と盛り上がっていました。私の友人にも「この機会に、新しい習い事を始める」という人がいました。私なら、何を記念にしたいだろうと考えたとき、ふと「起業」が浮かんだのです。

  • ミレニアム記念で「起業」ですか? 大胆な行動ですね。

    最初は「起業でもしようかな?」という軽い思いつきだったのですが、いったん決めたら早かったですね。せっかく会社を起こすなら、株式会社にしたい。資本金が足りないから、友人から借りよう。登記などは全部自分でやりたい。事務所は自宅の一部を改装して…って、どんどん進んでいったのです。

  • 不安や躊躇はなかったのですか?

    ずっと会社をやっていけるという自信もなかったし、正直言って、経営なんてよくわかりませんでした。でも、「万全の体制」なんてあるのだろうかと考えたのです。どれだけ周到に準備しても、万全とは言えないのではないか。それなら、今やろう、すぐやろうって。
    ただ心配したのは子供のことです。子育てと両立できなければ意味はないと思っていますから、考え抜きました。当初、自宅に事務所を置いたのも、子供が学校から帰ってきたときに「おかえり」と言ってやりたいから。その後、今の事務所を開いたときも、自宅から近く、いつでも子供が駆け込める場所がいいと考えたからです。不動産屋ですから駅から近い場所と悩みましたが、子供を優先して決めました。

  • 武蔵野国の守り神、大國魂神社。
    くらやみ祭が有名

@dreamと出会い ~「インターネットで不動産なんて」を覆し「インターネットだからこそ」へ~

  • @dreamとはいつ出会われたのですか?

    起業を考えていたころでした。話を聞いたときはまずびっくりして、斬新だと思いましたね。業界の常識にはなかったし、これで本当にうまくいくのか、半信半疑でした。でも、この新しいやり方なら、私でもやっていけるのではないだろうかと思ったのです。

  • @dreamが起業の後押しになりましたか?

    はい、@dreamと出会わなければ、この会社はありませんでした。当時は「インターネットで不動産業なんてできるわけがない」と笑う人ばかりでした。でもインターネットだったからこそ、ここまでやってこれたと思っています。@dreamには感謝しています。

  • 創業時の目標などを教えてください。

    登記のことで法務局に行くと、担当の方からよくこう言われました。「がんばって登記書類を作っても、5年後に残っている会社はわずか10%もない」
    私は、何が何でも5年は生き残ってやる! そう誓いました。

  • お客様に安心感を与えるように、
    色合いもやさしく

@dreamの運用について ~苦労は並大抵じゃない。でも、自分にできる苦労はすべてやる~

  • @dreamの導入はみなさん大変だとおっしゃいますが…?

    ものすごく大変ですよ。私は創業当時、朝から働いて夕方6時に店を閉め、帰って食事の支度など家事をこなす。子供を寝かしつけて夜9時にもう一度事務所に来て、夜中2時まで入力作業、という生活を1年半~2年くらい続けました。その後、夜仕事はやめましたが「作業が終わったから」ではなく、「このままでは、いつか倒れてしまうと思ったから」なんです。

  • やはり大変なんですね。とはいえ、@dreamもいろいろ変わってきました。

    そうですね。最初のころと比べると、使いやすくなっていると思います。
    最初は「ここが使いづらい」「もっとこうしてほしい」と開発担当者によく注文をつけたし、開発の方もこちらの意見をうるさがらず、よく聞いてくださいました。@dreamはまだ開発途上で、私たちユーザーも一緒に作り上げていこうという熱気がありました。
    もちろん、すべてがスムーズに進んだわけではなく、不具合が起きたりデータが消えたり、いろいろありました。@dreamも紆余曲折を経て今に至る、感慨深いですね。

  • 携帯電話やスマートフォンなど、メディアの変遷もありました。

    その都度、必死で対応してきました。ライバル店との差別化を常に考えて、より多くの写真を掲載する、より見やすく、より…といつも何かに追われるようにがんばってきました。携帯ページができたと思ったら、次はスマホと、休む間もなく時代はあっという間に変わります。SNSもブログだけでも大変なのに、ツイッター、Facebook、今ではグーグルプラスも更新していて、やることは増えていく一方です。

  • SNSの更新だけでも相当の仕事量ですね。

    本当に大変です。でも、「@dreamを使ったら誰でも成功できる」わけではありません。大変さは並大抵ではありませんが、「自分でできる努力をすべてやる」と決め、やってきたからこそ今があると思っています。
    でも、私にできたことです。これからの方だって、その覚悟があれば大丈夫です。

  • データのストックなども膨大でしょうね。

    常時、シングル向け700軒、ファミリー向け700軒、事業用物件が100軒の1500軒アップするように決めています。ストックは5万軒くらいあるのでは…。おかげで、情報の更新はずいぶん楽になってきましたね。
    今は、もっと見やすいホームページに変えようと、あちこち修正しています。

  • ホームページの作成もご自身でされるんですか?

    始めから得意だったわけではありませんが、コツコツと…。すべて自分でしないと、気が済まないんですよ。

  • 京王線府中駅周辺のケヤキ並木。
    交通量が多くても安らぎを感じる

15年の信頼関係 ~人に支えられて~

  • お客様は、ホームページ経由の方が多いのでしょうか?

    ほとんどそうだと思います。トップに「女性だけの安心なお店」って書いてあるのですが、それを見て地方のお父さんから
    「娘が上京し一人暮らしをするから、部屋選びを手伝ってやってほしい」
    とお電話をいただくこともよくあります。
    創業当初は、この事務所が駅から離れていることに不安がありましたが、今ではこれが正解だったと思います。駅から10分、わざわざ歩いてくださるお客様は本当にありがたいですし、それに、成約率が高いんです。飛び込みや冷やかしのお客様も少ない分、作業の時間もとれます。

  • 15年の間にはリピートされるお客様もいらっしゃいますか?

    ありがたいことに、リピーターは多いですね。大学でこの近くに住み、社会人になって引っ越し、また結婚されてと、その都度ご利用いただくと、わが子のように思えます。
    私はご成約後のお客様には、メール追客をしていないのですが、それなのに覚えていてくださるのは、不動産屋冥利に尽きます。創業当初からいるスタッフから 「これほど考えてもらえるなんて、アークのお客様は幸せだね」と言われたことも、とても感激しました。

  • スタッフさんとも15年間、ご一緒ですか?

    ひとりは、創業時から手伝ってもらっています。社長とスタッフの関係というより、相棒のようにさまざまに支えてもらいました。
    支えと言えば、@dreamの仲間にもお世話になっています。みなさんおっしゃいますが、エリアが違うため、直接のライバル店にならず、しかも悩みを共有できる同業者仲間ですから、楽しくもあり、刺激をいただくことも多いですね。
    それに加えて、実は、地元にも「何を言ってもいい場」「何でも言い合える仲間」がいるのです。これはかなり貴重だと思いますが、地元ならではの裏情報も共有できて、たいへん助かっています。

  • お客様と真剣に向き合う、
    この姿あってこその15年

仕事と子育て、そしてこれから ~子供が第一、だが子供のためにがまんはしない~

  • 働く女性として、仕事と子育ての両立についてお聞かせください。

    事務所のことでもお話しした通り、仕事より子育てを優先した部分もあります。でも、「子供のためにやりたいことをがまんした」という人生は送りたくなかった。子供も「自分のせいで」と思われるのは迷惑でしょう。
    自分の人生を100とすると、仕事が30、主婦を30、母も30で自分自身のためが10だと思ってきました。だから主婦業も母業も精一杯やりました。息子の所属するサッカークラブの役員を引き受けた時期もあり、かなり忙しかったですね。

  • 仕事だけでも相当なのに、そのうえ、主婦も母も、ですか?

    すべて必死でした。でも、最近少し変わってきて…。
    実は、去年、母を亡くしました。母はとても元気で、私は「子供の手が離れたら」「仕事がもう少し落ち着いたら」と、親孝行を先延ばしにしていました。その日もいつものように電話で、健康診断の結果、どこにも異常はなく「100まで生きるわ」と母は笑って話して…。その夜、母は旅立ったのです。
    人はある日突然、いなくなる。無理にでも、旅行に行っておけばよかったと、後悔しました。だからもう、同じような後悔をしないために、行きたいところにはすぐに行く、したいことは何でもする。自分自身のための10を、これからは増やしてもいいと考えるようになったのです。

  • アーク・ア・オア・コーポレーション様にとって、これからの目標は何ですか?

    目標、ですか。創業時のような熱い気持ちは、少し冷めてきました(笑)。
    何年か後を目指して突っ走るという思いも、それほど強くないのが本音です。
    ただ、地道にコツコツやっていこうと思っています。のんきに何もしなかったら、あっという間にアクセス数も下がっていくでしょう。仕事を続けるからには、がんばらないといけません。今は、もっと見やすいホームページを目指して、リニューアル作業に力を注いでいます。

  • 毎週木曜日に社長がご自身で
    お店の花を活けている

会社名 株式会社アーク・ア・オア・コーポレーション
住所 〒183-0055
東京都府中市府中町1-41-16
TEL 042-354-0187
FAX 042-354-0168
お問合せ先 info-re@arche-a-or.co.jp
公式サイト http://www.arche-a-or.co.jp/

インタビューを終えて

「ハイヒールを履く元気がなくなったら、仕事を辞める」という三田社長。創業当初の熱さはなくなったとおっしゃいますが、今も仕事への熱意はハイヒールの高さと同じくらい、目を見張るものがあります。
お店の花はすべて社長が休み明けの木曜に活けるなど、「決めている」ことをたくさんお聞きしました。三田社長は、自分でルールを作りそれを守り抜く有言実行の人なのです。
@dreamも紆余曲折という4文字で語りつくせないほどの歴史があり、当初から携わる三田社長をはじめとする方々のおかげで、今があるのだと思います。現在、確立された運用方法も、ゼロから創り上げたみなさまの試行錯誤あってのたまものです。
働く女性としても、とてもいい刺激をいただきました。私もあとから続く女性たちと一緒に、三田社長の背中に追いつき、追い越すようがんばっていきたいと思います。

(取材・執筆 株式会社 物語ライティング)