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これまでの導入実績

第104回 株式会社ミトモ地所 営業マネージャー 水柿昌之 様

第104回は、茨城県筑西市をメインに仲介事業をなさっている「株式会社ミトモ地所」様です。

東京でロックスターを目指す日々を経て、21年振りに地元茨城へと帰郷した水柿様。その胸の内には、消えることのない熱い情熱がありました。「@dream of the year 2014」にて新人賞と優秀賞のダブル受賞という快挙を成し遂げてなお、夢を追いかけています。
@dreamで得た可能性、かけがえのない仲間のお話など、水柿様の人間味溢れる物語をご紹介します。

  • 株式会社ミトモ地所 水柿昌之 様

公式サイト http://www.mitomo-est.co.jp
所在地 JR水戸線・真岡鐵道・関鉄常総線「下館」駅より車で10分(送迎あり)
地図はこちら
取材日 2015年2月20日

会社について ~バンドマンから転身、不動産の道へ~

  • まずは、不動産業を始められたきっかけから教えてください。

    子どもの頃の私の夢は、大工さん。それから成長していくに連れて、ロボットをつくる博士、漫画家、ゲームクリエーターと世間の流行とともに夢も変わっていきました。
    高校時代から本格的にバンド活動を始め、20代はそのままロックスターへの夢を追っていました。ちなみに私の担当はベース。大きなレーベルから声をかけてもらえるくらい、かなりいい線までいったんですよ(笑)。ですが、バンドによくあるメンバー間の問題で30代を過ぎた頃、あえなく解散。
    それからしばらく埼玉県のある不動産仲介会社に勤務し、そこで得た経験と「筑西市で一番のネット不動産屋になる」という新しい夢を胸に、故郷へと帰ってきました。

  • 地元に戻ってきた当時の想いを教えてください。

    地元に帰ってきたとき、生まれ育った町が少し小さく見えたんですよね。無理もありません、25年前はこの町が私のすべてでしたから。正直に言うと、埼玉の不動産仲介会社で培った経験さえあれば、うまくいくだろうと高をくくっていました。
    それからすぐに自分の甘さを思い知らされることになります。
    今の物件探しはインターネットが当たり前ですよね。ホームページで物件情報の公開さえしておけばお客様の方から来てくださるものだと思っていました。
    しかし、お問い合わせはあってもそれっきり。その度に「追客」の重要性を痛感するようになりました。

  • 「追客」の必要性に駆られたことがきっかけで@dreamと出会ったということですか?

    それに近いですね。
    リングアンドリンク社の金丸社長が「インターネット集客」をテーマにセミナーを開くといった内容のDMが届いたんです。何か得るものがあるだろうと、とりあえず参加することにしました。
    実際に話を聞いてみると言葉の一つ一つが頭にスッと入ってきたんです。事前に金丸社長の本を何冊か読んでいたこともあってか、@dreamを導入すれば何かが変わる予感がしました。
    だからといって、そう簡単に「買います」とはなりません。他に、もっと安くて、もっと良い機能を搭載した製品があるかもしれませんから。
    すべての製品を片端から調べ、さらには各社が出している本も読んでみました。他社製品も悪くはないんですが、拡張性に乏しい。本に書いてあることも、結局のところ金丸社長の引用に近い。いくら検討しても、やっぱり@dreamが一番だと思いました。

  • 「下館」駅へと続く大通り。
    古い商店と近代的なオフィスビルが立ち並んでいる。

@dreamについて ~同じ夢を追いかける仲間との出会い~

  • 課題だった「追客」は、@dreamの導入によって実現できましたか?

    導入前と比べたら、かなりの確率でフォローできていると思います。
    「顧客カルテ」という機能は、特に重宝していますね。この機能があると、家賃やエリア、駅からの時間など、お客様にご希望の条件を登録していただくだけで、条件とマッチする物件をメールでお届けできるようになるんです。しかも情報が更新されるたびに、リアルタイムで。
    たとえばうちが新しい物件を得た場合も、この条件で、どれくらいのニーズがあるのかを、逆算するような使い方もできるんです。
    常に最新の情報をお届けできるようになっただけでなく、経営的な情報も得られるので、お客様と当社の両方にメリットがある機能だと言えますね。

  • @dreamを導入したメリットは他にもありますか?

    不動産営業支援ソフトの老舗企業という「安心」もあります。
    物件情報や顧客情報、オーナー情報などのデータベースは、われわれ不動産業者にとっての資産であり、生命線でもあるんですよ。だからもし、メーカーさんが倒産するようなことがあって、クラウドに残ったデータが消失、または流出でもしたら、うちも共倒れです。
    リングアンドリンクさんはそんなことはまずないでしょうし、仮にあったとしても、データがローカルにも残る仕組みになっているので安心して使えます。
    それと、これは意外だったんですけど、導入して心から良かったと思えたのは、かけがえのない仲間たちとの出会いでした。

  • 営業支援ツールを導入して仲間との出会いがあったとは、たしかに意外ですね。

    ユーザー同士で横のつながりがあることは導入前から知っていたんですよ。しかも皆さんやたらと熱くて、私はあまりの熱さにちょっと引いていたくらい(笑)。
    でも、それぞれの地域で頑張るユーザーの皆さんとお話ししていくうちに、いつの間にか私自身も熱くなっていました。頑張ろうと思えば思うほど、熱くなるのは当たり前です。
    IREA(Internet Real Estate Academy)と呼ばれる導入間もないユーザーを対象とした講習会があるのですが、そこで出会った仲間とは特につながりが深くて、今も頻繁に連絡を取り合っています。
    私は基本的に一人で会社を運営している上に、結婚の予定もないので(苦笑)、同じ苦労を分かち合える仲間の存在はとても心強いです!離れていても大切な仲間です!

  • 「しもだて美術館」。
    憩いの場として地域住民に親しまれている

新人賞受賞について ~前例や定石に縛られることなく、理想のカタチを追求する~

  • 「@dream of the year 2014」で新人賞と優秀賞のダブル受賞を達成されたそうですね。

    はい、ありがたいことに。
    本業で大きな成功をつかんだわけでもないので、おこがましい気持ちもあったのですが、やっぱりうれしかったです。私はけっこう@dreamを独自の使い方で運用してきましたから、そこを評価していただいたのかもしれません。サポーターさんにも最初に言ったんですよ。「申し訳ないけど、マニュアル通りには使わないよ」って(笑)。

  • 独自の使い方とは?

    たとえば、SEO対策。
    グーグルアナリティクスなどを活用して閲覧履歴を分析したところ、物件名検索で当社のサイトへと訪れるお客様が一日に数名おられることが分かりました。恐らく総合サイトを見た後、より詳しい情報を得るために、物件名をコピペして再検索されたのでしょう。言い換えれば、かなり意欲が高いお客様だと言えます。そんなお客様を確実にグリップするために、物件名検索時に当社ホームページが上位に表示される方法を考えていました。
    @dreamの物件詳細ページには「自由編集」と「デフォルト」の2タイプがあります。まだ「自由編集」の機能を使いこなすレベルに達していない私は「デフォルト」を使っていました。
    SEO対策を考える上でメタタイトルが重要になることは分かっていました。しかし、「デフォルト」を使うとタイトルの変更ができなくなります。そこで考え出したのが、物件コードに物件名を直接書き込んでしまう方法です。
    物件コードには、物件情報を正確に管理するために番号やアルファベットを書き込むのが一般的です。しかし私は管理を二の次にして、SEO対策を優先的に考えました。
    この作戦が功を奏し、物件名検索の結果、当社ホームページが高確率で最上位に表示されるように。サポーターさんには、「そんな発想はなかった」と驚かれましたね(笑)。

  • ホームページもかなり個性的ですよね?

    メインコンテンツに『ブラックジャックによろしく』で有名な漫画家、佐藤秀峰先生の作品をイメージ画像として入れました。もちろん利用規約はきちんと守っているので、著作権的には問題ありません。
    もともとは、『ブラックジャックによろしく』の二次使用がフリーになったことをネットニュースで知ったんです。その後、某携帯電話会社が堂々と『ホワイトジャックによろしく』という広告を打ち始めました。「こういう使い方をするのか」と納得し、早速自社ホームページに掲載してみることに。
    それから間もなく、佐藤秀峰先生の事務所から「お電話ください」とのメールが届きました。確実に怒られるとヒヤヒヤしながら電話してみると「ぜひ続けてください!」と、先生から直々にお返事をいただけました。しかも、先生のブログでうちのホームページを紹介してくださり、何でもやってみるもんだと思いましたね。
    ホームページを通して街の不動産屋が信頼を築いていくためには、更新することが一番大切だと考えていますので、今後も定期的にメインコンテンツを差し替えていく予定です。今のところ、佐藤秀峰先生の作品シリーズを継続していくつもりですが、またアイデアが生まれたら新しいことにもどんどん挑戦していきます!

  • @dreamは、自分だけのアイデアをカタチにできるツールだと言えますね。

    その通りです。追求し始めたら切りがなく、それに比例して可能性も無限に広がるクリエイティブなツールです。そんな@dreamが、私は好きですね。反響もすぐに分かるので、使っていて楽しいです。
    自由度の少ない他社のソフトの方が楽だとは思いますけど、他社との差別化は難しくなるかもしれませんね。

  • 「@dream of the year 2014」にて
    新人賞と優秀賞のダブル受賞達成!

ミトモ地所の「これから」について ~清々しい気持ちで新生活を始めていただきたい~

  • 5年目を迎えられて、お客様のご要望に応えていくために必要なことは何だと思いますか?

    ホームページを通して、幅広い情報をリアルタイムでお届けしていくことに尽きます。
    そのためには、できるだけ多くの物件に出向き、地域の情報を集めてこなければなりません。たとえば、近所のおいしいラーメン屋さん、スーパーのセール情報など。一人でやっていると、ここまでの情報を提供するのは大変ですが、@dreamユーザーの中にはもっと細やかな情報を届けている会社さんもあるんですよ。だから私も負けていられません。
    お客様に清々しい気持ちで新生活を始めていただくことが、地元の不動産屋の使命ですからね。

  • 定期的に更新されるホームページのメインイメージ

地元への想いについて ~地元を盛り上げていきたい~

  • 地元地域に対して、どんな想い入れがありますか?

    少子高齢化で、残念ながら筑西市の人口は減少傾向にあります。このままではますます元気を失ってしまいます。だからこそ、私が誰よりも頑張って地元を盛り上げていきたいと思っています。大空と広い大地の中で、のんびりした時間が流れる町なので、ぜひ癒されにいらしてください!

夢について ~追いかけずに手に入る夢なんて、きっとないぜ!~

  • 水柿さんが人生において大切にしてきたことは何ですか?

    難しい質問ですね。考えたこともありませんでした。ただ好きな言葉はあります、「追いかけずに手に入る夢なんて、きっとないぜ!」By布袋寅泰(笑)。
    奇しくも@dreamも同じ名前ですね。サポーターさんは手厚く応援してくれますが、受け身のままでは何も変えることはできない製品かもしれません。だから私も含めたユーザーはみんな、それぞれの夢を叶えるために熱くなるのでしょう。私は@dreamを通じて夢に近づいている実感と、想いを共有できる仲間を得ました。それは私にとってかけがえのない大切なものでした。
    きっと苦労の絶えない人生になるのでしょうが、私はこれからも夢を追いかけていきます。夢がないと、人生は面白くないですからね。

会社名 株式会社ミトモ地所
住所 〒308-0054
茨城県筑西市西谷貝294-1
TEL 0296-22-6909
FAX 0296-25-0558
お問合せ先 info@mitomo-est.co.jp
公式サイト http://www.mitomo-est.co.jp

インタビューを終えて

SEOやLPOに関する本をたくさん読まれている方です。調べても分からないことだけを、リングアンドリンク社に問いかけるそうで、サポーターの方は逆に勉強になることが多いのだとか。かといってご本人は自分が勉強家だとは思っていないとのこと。なぜかと聞けば、「単純に興味があることを調べているだけなので」。自分に対して嘘はつかず、真っすぐで正直な方だと感じました。だからこそ、定石に縛られずに人と違うアイデアが生まれてくるのかもしれません。話すうちにどんどん人間としての興味が湧いてくる、不思議な魅力を持つ方でした。

(取材・執筆 株式会社 物語ライティング)