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これまでの導入実績

第116回 株式会社 丸文不動産 代表 上村忠嗣 様

第116回は、兵庫県尼崎市で不動産の仲介事業を行っておられる「株式会社 丸文不動産」様をご紹介します。

尼崎市は、政令指定都市である大阪市と神戸市の中間に位置する中核市。北から順番に、阪急電鉄、JR、阪神電鉄の路線が東西に延び、大阪と神戸を結んでいます。交通至便な点が特長で、現在は約45万人・約21万世帯が暮らしています。そんな尼崎市に丸文不動産様が誕生したのは、2006(平成18)年のこと。20代のときは世界中を飛び回っていた上村社長が、どうして“街の不動産屋さん”を始めることになったのか。そのいきさつや、不動産事業のやりがいになどについて伺いました。

  • 株式会社 丸文不動産
    代表 上村忠嗣様

公式サイト http://www.marubun-fudousan.jp/
所在地 阪神「尼崎」駅より徒歩15分
地図はこちら
取材日 2017年3月24日

生まれ故郷で営業中 ~昔ながらの街は、人情味にあふれる街~

  • 御社で扱っておられる物件やエリアについて教えてください。

    新築一戸建て、中古戸建て、中古マンション、土地の売買を仲介しています。
    エリアは尼崎市が中心。主に、市の北部を走る阪急電鉄沿線から南側の物件を扱っています。ちなみに、市の最南部は海に面しており、工場地帯になっています。 その周辺には、あまり物件はありませんね。ですから、厳密に言うなら、弊社が扱っているのは「尼崎市の北端と南端を除く全域」ということになるかと思います。

  • 尼崎市はどのような街だと思われますか?

    尼崎市は、私の生まれ故郷です。小学生のときに隣の西宮市に引っ越しましたが、それまではこの辺りを走り回って遊んでいました。
    尼崎にもいろいろありまして、たとえば北部の方には閑静な住宅街がありますし、JR尼崎駅周辺は再開発が進んで高層マンションなどが建設されています。 弊社が扱っている南部のエリアには、昔ながらの街並みも多いですね。事務所の周りもそんな感じです。
    昔ながらの街の雰囲気は、コテコテというか、熱いというか…(笑)。良くも悪くも、他人に干渉してくれる方が多いですね。 たとえば、事務所の近所の方は、私が営業から戻ると「あんたの留守中に、○○さんが来てたで」とか、いちいち教えてくれます(笑)。 先日なんかは、あるおばちゃんに「あんたの事務所、ゴーッていう水の音がするらしいで」と言われました。何でも、「友だちの友だちがそう言ってた」そうで…。 調べてみたら、上水管が壊れていて、水が漏れていたんです。おばちゃんのネットワークに助けられました(笑)。 このような気風が合わない方も当然いらっしゃるとは思いますが、老いも若きも人情味のある方が多い点は、尼崎の魅力のひとつだと感じます。

  • 大阪・神戸・京都への路線を
    束ねるJR尼崎駅は、交通の要所

  • 尼崎市南部にある商店街。
    「日本一早い阪神優勝マジック点灯式」で有名

不動産の業界に入るまで ~世界を見つめていた目が、家族を見つめるように~

  • 不動産を始める前は、何をしておられましたか?

    新卒で入社したのは証券会社です。国際部に配属されて、海外の銀行家とやり取りをしたり、 国際情勢に応じて数十億円のお金を動かしたり、そんな仕事をしていました。学生のときから海外へ行くのが大好きだったので、 国際的な舞台で働くのは楽しかったです。
    転機が現れたのは、34歳のとき。父がガンになったんです。ちょうどそのときに、ロンドン支店への転勤を言い渡されたのですが、私はどうしても親のそばで過ごしたくて。 海外転勤を受け入れることができませんでした。会社もいろいろ考えてはくれたんですが、結局退職することに決めたんです。
    その後、両親が暮らす関西へ戻ってきた私は、旅行会社に就職しました。再び日本と海外を行き来する日々が始まったのですが、なんとなく気持ちが落ち着かなくて…。 「好きなことをやっているけど、こんなことをしてていいんだろうか」って。妻が第一子を身籠ったこともあり、「地に足をつけて働きたい」と思うようになりました。

  • 不動産業を始めることになったいきさつを教えてください。

    父が少し不動産をもっていて、当時はその管理について話し合うことがよくありました。そこから「いっそ、自分で不動産業をやってみようか」という考えが頭に浮かぶようになったんです。家族に「不動産屋をやろうと思う」と告げたときは、父も母も妻もびっくりしていました。「海外を飛び回るような今までの仕事とは違う。真逆の世界だ。分かっているのか」って。心配するのも当然だと思います。でも、そのときには、もう腹は決まっていました。「これで飯を食っていくんだ」って。

  • 元は喫茶店だった事務所。
    光がたくさん入って明るく、
    清潔感がある

“@dreamありき”で独立・開業 ~入院中に読んだ本がきっかけ~

  • すぐに会社を立ち上げられたのでしょうか。

    いいえ。まずは独立・開業することを前提に、地元の不動産会社に就職しました。そこに約8年勤務して、不動産業のいろはを学ばせてもらいました。その後、この会社を立ち上げました。
    「丸文不動産」という社名は、父がかつて営んでいた紳士服会社「株式会社丸文」からとりました。 私は、父の仕事を継ぐそぶりすら見せず、早々に家を出ていってしまった息子だったんですが、 「せめて、会社の名前でも継ごうかな」と思って。亡くなる1年前ですが、父はずいぶん喜んでくれました。

  • @dreamを導入したのはなぜですか?

    地元の不動産会社で働いているときに、椎間板ヘルニアで入院した時期があったんです。 そこでいろんな本を読みあさったのですが、その中に、@dreamの開発を手がけた金丸信一さんの本がありました。 インターネットを活用した集客のノウハウを解説する本『街の不動産屋さん、“待ち”の経営から抜け出す』ですね。 当時は、不動産広告の重心が紙媒体からネット媒体に移行しつつある時期でもあり、金丸さんの主張には賛同・納得する点が多々ありました。 そこで、自分が開業するときは@dreamを導入しようと決めたんです。

  • @dreamの良いところは何だと思われますか?

    他のソフトを使ったことがないので、他のソフトと比較したうえでの利点は挙げられないのですが…(笑)。 データの管理はしやすいですし、いつでも相談できるサポーターさんがいるのは心強いです。一番良いと思うのは、「@dreamDAY!」などの集会があるところ。 全国の不動産業者さんと交流するのは、刺激があっておもしろいですね。情報交換をして勉強になることもありますし、元気な経営者さんと会って勇気づけられることもあります。

  • @dreamの売却版を導入された理由を教えてください。

    売却版を導入したのは3年ほど前です。売却版は、売買版で蓄積してきたデータを上手に活用できる点が良いですね。 何より、お客様にとって良いシステムだと考えて導入しました。 自分の家や土地にどれぐらいの価値があるのか、事務所へ行ったり誰かに相談したりする前に、オンラインで調べることができるのは、とても便利だと思います。
    もちろん安い買い物ではありませんが、サービスにはお金がかかるものですし、購入に迷った覚えはありません。 売却版を見てご連絡をくださるお客様も多く、言い方は良くないかもしれませんが、すぐに元も取れましたよ。

  • 開業当初から@dreamを活用。
    「シンプルで分かりやすく」がモットー

  • 売却版@dreamを使った
    物件売却のホームページもオープン

ホームページやブログについて ~物件入力は事務員さんがサポート。看板犬も活躍中?~

  • 物件の入力はご自身で行っておられますか?

    物件の入力は事務員さんにお願いしています。最初は自分でやっていたのですが、どうしても時間がかかってしまうんですよね。 他の@dreamユーザーさんに相談すると、「事務員さんにやってもらえば」とアドバイスをくださって。人を雇うことは考えていなかったのですが、 それをきっかけに事務員さんに来てもらうことにしました。情報や写真を渡したら全部きれいに入力してくれるので、本当に助かっています。

  • 2016年から、「丸ちゃん日記」というブログを始めておられますね。

    丸は上村家の柴犬で、女の子です。
    それまでは「丸文日記」というブログをやっていたのですが、お盆や正月しか更新せず、「ない方がましかな…」と思ってしまう代物でした。 そんなとき、丸が我が家に来たので、「丸ちゃん日記」に変えたんです。 丸ちゃん日記はご好評をいただいているようで、アクセス数は弊社ホームページをしのぐ勢い…。 良いのか悪いのか分かりませんけど(笑)、ありがたいことです。
    事務所を訪れた業者さんに「丸ちゃんどこ?」と言われたり、子どもの親御さんから「丸ちゃん元気?」と言われたりすることも。 意外な方も見てくださっているようで、嬉しく思います。

  • 人気者の看板犬・丸ちゃん。
    ときどき事務所にも登場

日頃から心がけていること ~お客様はもちろん、さまざまな人との関係を大切に~

  • お仕事をされるうえで、大切にしておられることは何ですか?

    さまざまな人とのつながりですね。特に、同業他社さんとのつながりは大切にしたいと思っています。 競合相手ではありますが、協力し合えば、お互いのプラスになることもあります。 たとえば、お客様のご希望に沿う物件がなかなか見当たらないとき、知り合いの他社さんに相談すれば、ぴったりの物件を見つけてもらえることもあるんです。 お客様のニーズに対して、着実かつ柔軟に応えていくためには、自分の力だけでは限度があると思います。可能な限りたくさんの方と良い関係を築いて、お互いに助け合えたらと思っています。

  • 「人とのつながり」は、どうやって広げればよいのでしょうか。

    私の場合は、地域の活動やゴルフがきっかけで人と知り合うことが多いですね。 ただ、私は仕事のために地域の活動やゴルフをしているわけではありません。お世話になっているから地域の活動に参加し、ゴルフが好きだからゴルフを楽しんでいるだけ。 そこでの人間関係が、思いがけず仕事に結びついたこともあった、という程度ですね。「商売に役立てたい」という下心だけで行動しても、良いつながりはなかなか育まれない気がします。

  • お客様に対しては、どのような対応を心がけておられますか。

    物件などの情報に関しては、大げさなことや嘘は言わず、ありのままをお伝えするように努めています。 私自身は、自分を大きく見せず、卑屈にもならず、自然体でお話したいと思っています。いずれも普通のことだと思うんですが、場合によっては「普通にする」って難しいんですよね。
    また、お客様の立場に立つことも、「普通のこと」として心がけています。 難しいご要望をお持ちの方でも、借金経験のある方でも、まずはお話を伺います。話を聞いて一緒に考えれば、良い解決策が見つかることもあります。 こちらも商売ですから、ボランティアで仕事をするつもりはありません。でも、売り上げだけを追い求めるのではなく、お客様の生活や事情を中心に考えたいと思っています。

やりがいと目標 ~ご縁を感じられる仕事。これからは地域に貢献したい~

  • 不動産業のやりがいとは、何だと思われますか?

    いろいろありますが、お客様にぴったりの物件が見つかると嬉しいですね。お客様の個性やご要望は、お一人おひとり全然違います。一方、物件は物件でいろいろな特徴をもっていて、同じものはひとつもないんですよ。そのような状態で、相性ばっちりの人と物件がパーンと出会うさまを見ると、ご縁の不思議に感動します。不動産屋って、人と人、人と物件のご縁を感じられる仕事だと思います。お見合いの仲人をしている気分なのかもしれませんね。もちろん、愉快なことばかりではありませんが、つらいことよりも嬉しいことの方が、ずっと大きいです。

  • これからの目標について教えてください。

    これからも、この地に根を張って地道に商売をしていくつもりです。ここで暮らす方々に、信頼して頼っていただける存在になれたら嬉しいですね。 尼崎市の中には、開発が進んでいる地域もあります。洗練された新築マンションを建てるのも、おしゃれな店を誘致することも、市の発展につながるでしょう。それも素晴らしいことですが、私自身は、昔からここに住む人たちや、その暮らしにも目を向けて、大切にしていきたいです。尼崎にある昔ながらの町には、賃料が安い古いアパートもたくさんあります。その取り壊しが決まると、住むところがなくなる方も出てくるんですね。たとえば、そういう方たちが暮らせる場所を見つけることも、不動産屋にできることのひとつです。そのように、不動産業を通してコツコツ地域に貢献していくことが、今後の目標です。20年後や30年後、地域の方々に「丸文不動産、ようやってくれたよね」と言ってもらえたら、何も言うことはないですね。

  • 「しんどいときも明るく」がモットー。
    事務所は常ににぎやか

会社名 株式会社 丸文不動産
住所 〒660-0892
兵庫県尼崎市東難波町3丁目5-28
TEL 06-6401-9234
FAX 06-6401-9233
お問合せ先 info@marubun-fudousan.jp
公式サイト http://www.marubun-fudousan.jp/

インタビューを終えて

冗談を交えながら、明るく楽しくお話をしてくださった上村社長。「どんな話でも聞いてもらえそう」と思わせるような、ざっくばらんでニュートラルなお話しぶりが印象的でした。コテコテの尼崎人でも、全然違う国や地域の人でも、きっと安心して相談ができることでしょう。現在は、お客様の約7割が、ご紹介やリピーターの方であるとのこと。開業12年間で、着実に信頼を築き上げておられるご様子です。地域中の方から「ここに丸文不動産があって良かった」と思われる存在になる未来は、そう遠くはないように感じられました。

(取材・執筆  株式会社 物語ライティング)