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これまでの導入実績

第118回 有限会社二葉不動産 営業部長 原啓輔 様

第118回は、1955年(昭和30年)創業以来、東京都世田谷区尾山台にある商店街沿いに店を構え、地域密着型の不動産屋として街の顔となってきた「二葉不動産」様をご紹介します。

尾山台・等々力周辺エリアに特化し、賃貸アパート・賃貸マンション・貸事務所・貸店舗の物件を扱っています。営業部長の原啓輔様は、他店で不動産業の経験を積まれ、2014年に父親の秀雄様が経営される当社に入社。2年間かけて、ホームページを徹底改良し、アクセス数を上げて業績を伸ばされました。そして二葉不動産は、2016年に「@dream Bestホームページ賞」を受賞。今回、啓輔様に、ホームページ改良のノウハウやお客様への想いなどをうかがいました。

  • 二葉不動産営業部長の
    原啓輔様

公式サイト http://www.futabafudousan.com/
所在地 東急大井町線 尾山台駅より徒歩1分
地図はこちら
取材日 2017年7月15日

60年間、ずっと地域密着型 ~街の良さを伝え、一人暮らしを応援~

  • 二葉不動産は、ここ尾山台では老舗の不動産屋ですね。

    創業は昭和30年(1955年)となります。ここに店を構えて62年を迎えました。 現在、父が3代目社長となります。戦前は「二葉屋」という店名でせんべい店を営んでいましたが、戦時中に米不足となり、一端店をたたんだそうです。 戦後、親戚が尾山台に土地建物を持っていたことから、曾祖父がここで不動産業を始め、今に至ります。

  • 営業エリアと、その魅力について教えてください。

    東急大井町線の二子玉川駅から自由が丘駅の間の4駅、尾山台・等々力・上野毛・九品仏の駅周辺に特化した不動産物件を扱っています。
    このエリアの魅力は、ターミナル駅まで近く、アクセスが抜群に良いこと。 渋谷までは自由が丘に乗り換えて15分、横浜へも24分、新幹線に乗車できる品川駅へも30分以内で行くことができます。 そして何より住環境が恵まれています。石畳みが美しいハッピーロード尾山台商店街がありショッピングも便利。 東京都市大学を筆頭に、小中高の学校など教育施設も充実しています。 自然環境も豊かで、東京23区で唯一の渓谷がある等々力渓谷公園は住民にとても親しまれています。

  • お客様の層で一番多いのは?

    このエリアは住宅地で、独り住まいの方が多いので、20代から30歳前後の若い人たちが主なお客様となります。 大学があることから、2、3、4月は、学生のお客様の家探しがピークとなります。 シニアのお客様の場合は、独り身になられた方のご相談が多いですね。

  • 御社の特色とは?

    主に扱うのは、賃貸アパート・賃貸マンション・貸事務所・貸店舗となります。 尾山台・等々力周辺の物件情報では、地元密着型の老舗不動産屋として、どこにも負けない自信があります。 街情報、イベント情報に詳しいことも強みです。営業部長の私と、営業・事務の弟は尾山台で生まれ育ったので、この地域の隅々まで知っていますし。 そして、父をはじめ、20年の不動産業歴を持つ女性スタッフが、経験に基づく深い知識を持っています。
    また、昔から営業していることもあり、オーナー様から依頼を受けて募集している物件が多いです。 だから、都心によくある不動産屋のようにお客様と契約して「終了」とするはなく、契約後もお客様をサポートしています。

  • 東急大井町線・尾山台駅。
    二葉不動産は、ここから
    徒歩15秒、20歩ほど。

  • 石畳と街路樹が美しい
    ハッピーロード尾山台商店街。
    イベントも盛りだくさん開催される。

  • 等々力駅からすぐの等々力渓谷。
    炎天下でも、街より気温が
    2℃ほど低く涼しい。

ホームページを徹底改良 ~「お客様がどう見るか」を検証~

  • @dreamを、いつ導入されましたか?

    2008年、父がキヤノンシステムアンドサポートの営業の方に勧められて導入しました。 当時、不動産ソフトは確立しておらず、ほとんど手作業で情報管理していましたので、@dreamは画期的なものでした。 その魅力は何といっても、不動産情報を蓄積でき、しかも、顧客情報を管理する接客ツールがあるところでした。 しかし、うまく使いこなしていたといえず、私が入社した2014年当時、ホームページのアクセス数が月に10を切るような状態でした。 そこで私と弟が中心となり、徹底的な改良を行いました。 今の形にするまで2年かかりましたが、ようやくアクセス数も増え、多くのお客様に見ていただけるようになりました。

  • 主に作りかえたところは?

    グーグルの検索ツールを使って、お客様からホームページがどのように見られているかを検証し工夫を重ねました。 まず、目の動線を考えて、最初に読まれるよう社名を左上に配置しました。 その下に、日付や最新の物件数など日々の情報を毎日更新するスペースを設け、常に稼働していることを示めすように。 下段に、アクセス数が一番高かった「全物件検索」(当社が募集している物件一覧)、「こだわり物件」を配置して、扱う物件の全体の情報が把握できるようにしました。 さらにその下へ「新着物件」「地図&沿線検索」「大学生向け物件」「学区域検索」を置き、より特化した詳細情報を見ることができるようにもしました。 物件情報は130件から190件前後ほどと少な目ですが、データや写真、動画など、一件一件の情報量をとことん多くすることで情報の「質」を高めています。
    「初めの一人暮らし」「よくある質問」などのサブベージも、自分で文章を書いて充実させていきました。 また、オーナー様に見ていただくページも作り、賃貸管理において「空室」への対応などをさせていただくことを呼びかけています。

  • 動画が充実していますね。

    物件紹介の動画では、ビデオカメラをかかえつつ、声を出してお部屋のポイントを説明しています。 360度回転するビデオカメラを使い、お部屋の全体が分かるようにもしています。
    ただ動画では、当社の考え方や、お客様がお困りになることに対するQ&Aなどを説明することにより力を入れています。
    昨年は、「尾山台まちなかゼミナール」の一環として、社長が「高齢者対策」についての動画をオーナー様向けに発信しました。 リンクアンドリンクが行っているドリームセンサーを、高齢者の一人暮らし世帯に設置することを勧めるものです。

  • お客様のアクセス数や
    目の動きなどを分析して
    改良したトップページ。

  • 動画にて原営業部長が、
    お手製のフィリップを使って
    「物件探しのポイント」を説明。

ユーザーとの交流を大切に ~得たヒントを自分なりにアレンジ~

  • 2016年には、Bestホームページ賞(賃貸部門)を受賞されました。

    私の論文が一番長かったそうです。当社に入社してから、いかに苦労してホームページを改良してきたかなどを書きました。 伝えたかったのは、「お客様にどう見られているか」を徹底的に見極め、やり直したことです。 その方法の一つひとつは、新しく自分から生み出したものではありません。ユーザーの方々との交流の中で、教わったことを大いにマネさせてもらいました。 ただ、そのまま使うのでなく、いただいたヒントに自分なりの工夫を加え、改良を重ねていきました。

  • ユーザーの方との交流を大切にされているようですね。

    東京で行われるブロック会議など、積極的に参加しています。勉強会、その後の懇親会で、なるべく多くのユーザーの方と意見交換するようにしています。 不動産業界の状況やネット環境は常に変化しているので、ユーザーの方から「今、こんな検証の仕方があるよ」「これが受けている」などと最新情報を得ることは、貴重な機会となっています。
    LINE@の存在を知り、導入したのは、@dreamDAY!の大会で、LINE@を使って成功されているユーザーの方の講演を聞いたことがきっかけです。 LINEで、何千万円の物件が成約したという話は、本当に衝撃的でした。当社に多い若いお客様の窓口としては、今後、LINE@は有効なツールになると思います。 先日、中学生から、友達との連絡手段がツイッターかラインだということを聞き、改めて「メールを使わない時代がやってきたか…」と実感しています。

デメリットも伝える ~お客様、オーナー様へ親身に接する~

  • どんな物件でも、デメリットを書いていますね。

    最初は、デメリットなんて物件情報に必要ないと思っていましたが、これもユーザーさんのアドバイスで入れてみました。 するとお客様は、正直に話した方が信頼されることに気づいたのです。以後、デメリットを詳しく説明しています。 例えば、「家賃は安いですが、この部分は日が入らないのでカビます。換気が必要」「家の前にタンクローリーが通りますから、騒音は覚悟してください」など。 もし自分が入居したとしたら、確実に苦情を言いたくなることをお客様に伝えます。むしろそうすることで、クレームはほぼ防げるようです。 オーナー様で戸惑う方がおられて、「いやぁ原さん、それを私はデメリツトとは思ってないよ」と言われる場合は、もちろん訂正します。

  • 印象に残るお客様のエピソードを教えてください

    ハッピーロード尾山台商店街のマンション1階に店舗を募集していたオーナーさんの依頼だったのですが、借主が大手の法人様でした。 分譲マンションだったので、飲食店に必要なダクトの設置や内装など改修工事の詳細を、建物の所有者である借主に全部説明しなければならなかったのです。 それを私たちが請負い、オーナーと借主の間に入って何度も足を運んで調整し、半年かかって契約に至りました。 それができたのは、当社がこの商店街において、老舗の不動産店としての信頼があったからだと考えています。
    もう一つは、「部屋の電気がつかなくなった」と電話された、ある学生のお客様です。その日、たまたま大きな落雷があり、「ブレーカーが落ちたのかも!」と慌てて駆け付けました。 しかし、そのマンションの他の部屋は明かりが煌々とついています。お客様によくよく聞いてみれば、「親が支払っているものと思い、電気代を払っていなかった」と判明。 ホッとしました。特に学生のお客様は、親御様からお預かりした大切なお子様であるとこを意識して、日々、どんなご相談にも対応しています。

  • 等々力駅にほど近いアパート、
    閑静な住宅地で落ち着ける環境。

  • 一つ通りが違うと、
    高級住宅街に。
    芸能人も多く住まう。

  • 東京都市大学世田谷キャンパス。
    周りは、閑静な住宅街。

末永く街に役立ちたい ~事業は拡大せず~

  • 不動産業に対する想いとは?

    社会に出てすぐに服の販売に携わりましたが、レジを打って「ありがとうございます」で終了する仕事に飽き足らなくなりました。 それで23歳のときに不動産業界に入り、分譲住宅の販売仲介の会社で営業職に就きます。やがて「賃貸をやってみたい」と転職した会社で5年間勤務した後、当社に就職することとなりました。 二葉不動産で仕事をしたいと思ったのは、生まれ育った地元が大好きであり、また父の会社をずっと継続させたいと思ったからです。
    今こうしてお客様とお付き合いしていただけるのは、私の営業力というより、当社が長年蓄積してきた力にあるのだと思います。 この仕事は、とても楽しいですね。引き渡後、お客様から「快適に過ごしている」と言っていただけることが、とてもありがたいです。

  • 今後の目標とは?

    事業を拡大し、店舗数を増やしていきたいという発想はありません。この商店街で末永く仕事を続け、もっといろいろな方とお付き合いして、お役に立てればと思っています。
    もう一つは、賃貸では2年ごとに更新され家を引っ越される方が多いですが、そうした方の「新たな入居先を借りたい」「家を買いたい」というご要望にお応えしていきたいですね。一度成約した方には、 「成約者メール」を送付し、関係を続けさせていただければ考えています。
    また、今後も、この街が活気づくよう、イベント情報を発信するなどのお手伝いをしていきたいですね。

  • 二葉不動産の事務所内。
    左は、お客様を迎えるカウンター。

  • 店の入口前に置かれる
    「尾山台 東京都市大学周辺マップ」。
    これ1枚で街歩きが楽しくなる。

会社名 有限会社二葉不動産
住所 〒158-0086
東京都世田谷区尾山台3-34-8
TEL 03-3701-2262
FAX 03-3701-2688
お問合せ先 info@futabafudousan.com
公式サイト http://www.futabafudousan.com/

インタビューを終えて

尾山台駅から徒歩20歩でたどり着く二葉不動産。距離的な近さもさることながら、お客様との心理的距離をもっと近づけようと、営業部長の原啓輔様は日々努力されています。 ホームページを徹底改良し、不動産屋を初めて利用する学生さんにも分かりやすいものにされました。 また、地域密着型の不動産屋として街のオーナー様へのきめ細かいサポートにも心砕かれています。そうした誠実さは、インタビューの際の丁寧なお答えにも表れていました。 一方、柔軟な考えの持ち主で、さまざまなヒントを敏感にとらえて、時代に即したサービスを展開されます。 二葉不動産は、これまでのノウハウをブラッシュアップし、さらにお客様に愛される不動産屋になっていくだろうと思いました。

(取材・執筆  株式会社 物語ライティング)