お客様の声

製品導入事例/バックナンバー

これまでの導入実績

第92回 株式会社トラストワン 代表取締役 川口 智也 様

第92回は、茨城県つくば市の「株式会社トラストワン」様です。

商圏は、茨城県内のつくば市、牛久市、土浦市、阿見町など。川口社長のご自宅もつくば市にあり、地元で暮らす市民の目線で、地元に根付いた地域密着型の企業を目指しています。
一人の会社として、親身さと機動力を武器に、お客様にとことん寄り添い、その人のニーズを丁寧に聞き取ります。そして、知りえた得た情報を素早く届け、質の高いサービスを提供することで、日々、信頼を築いています。気さくな人柄の中に、自主の気風を持つ社長の魅力に迫ります。

  • 株式会社トラストワン 川口 智也 様

公式サイト http://www.trust-1.jp/
所在地 つくばエクスプレス「つくば駅」、常磐線「ひたち野うしく駅」より車で約10分
地図はこちら
取材日 2013年11月5日

お店の設立まで ~自主独立の生き方に合う仕事~

  • 不動産一筋だそうですが、学生時代から不動産にはご興味があったんですか?

    就職する前から、ゆくゆくは一人で開業できる仕事をしたいと考えていました。
    大学では神奈川県にある専修大学で商学を学んでいましたが、地元のつくば市でエクスプレスが開業に近づくにつれ、街全体の景気が盛り上がっていく様子を見ていて、ふと考えついたのです。ここで、不動産業をやれば面白いのではと。仲介業ですから、さまざまな人に出会え、仕事の内容も多様です。いつも人がやっていないこと、新しいことにやる気が出るたちなので、自分には向いていると思いました。

  • 最初は、どこで経験を積まれたのですか?

    「将来の独立を前提として働いてもいいよ」という地元の不動産業店に絞って探し、牛久市にある会社を見つけて就職できました。家族経営のアットホームな所で、社長も社員も誠実な人たちで良い雰囲気でした。
    小さな会社でしたので、駐車場からアパートの賃貸、賃貸の管理・募集、売買の仲介、買取など、あらゆる仕事をこなせ、得難い体験をさせてもらいました。大手の会社に入社していれば、「売買の部署へ配属」となったりして、専門分野を習熟できたかもしれませんが、オールラウンドに仕事はできなかったでしょう。
    4年経って、つくば市に支店を出すということで支店長を任されました。責任ある仕事を任されて、経営のやり方も身をもって経験できました。

  • 辞める時は引き留められませんでしたか?

    支店長を務めて4年後に辞意を伝えましたが、半年待ってくれと。でも、当初の約束どおり円満に退社し、平成19年に独立させてもらいました。
    きついノルマもありませんでしたし、のびのび働かせてもらいました。社長や会社の皆さんには本当に感謝しています。

  • 学園西大通りと国道354号線の交差点 「稲荷前」から西に入ると、 トラストワン様が入店する赤い建物が現れる。
    左側の敷地に駐車スペースあり

地域特性を読む ~お客様のニーズとは~

  • 満を持しての独立ですね。お店はどんな所を特徴としていますか?

    開業当初から、@dreamのソフトを最大限に活用したホームページによる情報発信に軸を置いています。実は、独立前から不動産業界の情報公開は遅れていると感じていて、そんな旧体質を変えたいという意気込みもありました。

  • 情報サービスとして力をいれられている点は?

    お客様のご希望にマッチした物件の入荷情報は、すぐにメールでご紹介します。もちろんFAX、郵送なども行います。お客様が「誰よりも早く、良い情報を入手できる」を常に心がけています。
    また、ホームページ掲載物件以外にも流通しているすべての物件に対応します。ポータルサイト、他社からの情報、他社の現地看板など、流通している不動産情報すべてに対応可能です。売却依頼された物件は当社のホームページで無料掲載しています。また、お客様のご要望に合わせて、優良ハウスメーカー・地元工務店・リフォーム業者をご紹介できるのも強みです。

  • ホームページでは、あえてデメリットも挙げられていますね。

    営業は基本的に代表の私一人がやっている、ということ。そこで「事務所不在の場合が多いので、ご来店の際はご予約いただければ助かります」と明示しています。
    それから当店が駅から遠いこと。最寄り駅はから車で10分なので、電車にてご来店の方は送迎しています。

  • お客様はどのような層が多いですか?

    まず商圏ですが、つくば市、牛久市、土浦市、阿見町などで、取り扱うのは、戸建て、マンション、土地などとなります。中古物件は少ないですね。
    当店のあるつくば市は、筑波研究学園都市として開発が進んでおり、人口は今も増え続けています。市内には、国や大手企業の研究機関が多数あります。
    だから公務員である研究者のお客様は多いですね。子育て世代の30代40代の方たちでもあるので、学校区はとくに気にされますし、事前によく調べてもこられます。この層が、市内開発地域の高額物件をよく購入されます。
    一方で、通常クラスの安価な物件を求められる方も多く、両極端な感じです。
    エクスプレスが開通してからは、逆に学生の方は少なくなったようです。都心へのアクセスがよくなったので、下宿はせず、都心のご実家から通われるケースが増えたようです。

  • 住宅会社との連携は緊密になされていますね。

    ホームページから問い合わせされるお客様が3割ですが、実はハウスメーカーなどの住宅会社からのお仕事は7割で大きな割合を占めています。
    流れとしては、メーカーの営業の方が、お客様の土地を探されて私の方に話を持ってこられる。その後、住宅の契約から引き渡しまで進んでいくという、土地と住宅がセットの場合が多いですね。また、土地を探されているお客様で、まだ建て物が決まっていない方を、メーカーにご紹介することも行っています。

  • アイアイモールと市立ノバホール。
    駅周辺にはショッピングモールや
    大型店舗があり賑わっている

@dreamの導入 ~試みはすべて行う~

  • @dreamを導入するきっかけは?

    以前勤めていた不動産店が、いち早くホームページを活用して不動産情報を発信していました。それで反響がぐんぐん増えていくのを目の当たりにしていたんです。紙媒体よりネットに移っている時期で、これなら自分も一人でやっていけると思いました。
    ただし、パソコンは苦手なので、ソフトが必要だと考えていたところで、@dreamに出会いました。本を読んだり、セミナーに参加したりし、これはいいと確信しましたね。中でも顧客管理システムが優れています。それで独立前に購入し、使い方を学んで準備し、開業と同時に活用しました。
    当時は、つくば市でもほとんど導入している店がないことも決め手の一つでした。

  • ソフトにある機能は、すべて一度は使ってみるそうですね。

    バージョンアップの時期には、新しい機能をとにかく試してみます。
    スマートフォン用のホームページのひな形もいち早く導入しました。やってみると、今のところお客様のご利用は少ないですね。不動産という一生を左右する情報は、パソコンの大きな画面でしっかり見たいということなのだと思います。
    @dream-Biginというのがありますが、自社のホームページのサイト以外に、別サイトとしてのホームページが開設でき、これは重宝しています。

  • @dreamのユーザー同士で情報交換などされるのですか?

    しますね。ホームページなんかはお互いに見て、勉強し合います。分からないことがあれば電話で聞いたり、会合があればそこで相談したり。成功している人がいれば、つかまえて質問します。
    つくば市では、@dreamユーザーではありませんが、同世代の同業者が増え、集まってゴルフコンペなどを楽しむこともあります。他のエリアより、仲が良いのではないでしょうか。ケンカすることもないし、クリーンな感じですよ。気心知れた仲間がいるというのは心強いです。

  • 派手さはないが、鮮度の高い情報を常に満載。 川口社長のブログをのぞけば、 ご家族を大切にされている様子が分かる

ホームページとは ~自分が何者かを伝えるツール~

  • ホームページで工夫されていることはありますか?

    実は、ホームページのトップ画面は、あえていじっていません。一度、斬新でかっこいいものにしようとしたことがありますが、トップページが立派な会社が増えてきたので、やめました。一人でやっている会社なので、温かい感じや信頼感を出すには、今の素朴な手作り感のある方が、お客様も安心するのではと思い直したのです。
    その分、物件情報の内容は、きめ細かく密度濃いものにしています。トップページの「今週の新着物件」は毎週入れ替えたり、定期的に特集ページをつくっています。情報の鮮度を保つため、どんなに疲れた日でも、パソコンの前に座り、必ず入力していますよ。

  • 全体を学校区エリアで分けることはしないのですか?

    一度、学校区で区切ってやろうとしましたが、すごく複雑なんです。校区に飛び地があったり、ここから何々学校区と単純に区切れなくて。間違うと大変なことになるので、あきらめました。
    そこで、人気の学校区だけにしています。やはり、多くのアクセスがあります。この地域は教育熱心な家庭が多いからです。特に最近、学校が遠い地域は売れませんね。

  • ブログが好評だとうかがっています。

    当社のホームページは月間平均3,000ほどのアクセスです。
    昔は物件情報なども入れていましたが、この頃、不動産ネタはあまり書かないようにしています。それはまた別のブログに分けています。むしろ自分のことを積極的に書いています。7歳と3歳の子どものことなど、家族のこともよく取り上げます。
    お客様が子育て世代が多いので、30代である私の子育てとだぶらせて共感してくださるのではと思います。
    また、今では、物件情報をサイトで発信する不動産会社が地元でも増え、過当競争の状態になっています。だからこそ、この店の代表である自分はどういう人柄で、どんなことに関心があるのかといった個性を出すことで、他社との差別化できると考えています。

  • つくば市内中心街のマンション風景。 開発が進み、人口が伸び続けている地域

不動産業の在り方とは ~プロとしての情報を提供する~

  • ホームページでの情報発信について課題はありますか?

    これはホームページを持つ不動産会社全体の課題だ、と思うことがあります。
    他社で聞いた話なのですが、お客様が、ホームページで紹介している土地を気に入り、地図を頼りに現場に行った後、その不動産会社を通さず、直接持ち主と契約されました。しかし、購入後、間違った敷地であることに気づいたそうです。開発地域でも何番地とかは出ていないので、素人の方の判断では正確に敷地を把握することは困難です。
    しかし、お客様がホームページだけの情報で、物件を売買することが増えているようです。
    これはお客様にとってリスクが高いことです。不動産は大変高額な商品でもあるわけですから、それを扱う専門家としての私達自身が、もっと自分の仕事をアピールしなければなりません。

  • 不動産店に対する警戒感が、まだ一般社会にあるのでしょうか?

    あると思いますね。不動産情報は、事実上、世の中に大量に「流通」しています。極端を言えば、全国どの物件でも、お好きな不動産から購入できます。しかしそんな便利さにも気をつけなればならないことがあります。どこの会社から、また誰から購入するか、ということでサービスの内容が大きく変わるからです。

  • お客様がそれぞれの不動産店を見極める必要がありますね。

    そのためにも、不動産店側も、どんな顔の経営者と担当者がいて、どんな考え方で仕事をしているのか、共感を得られるように示さなければと思います。その唯一のツールが、私にとってホームページということです。そして私のところに来ていただいたお客様には、物件のメリット、デメリットをきちんと説明して、ご購入を判断いただけるようにしたいです。

  • 整理されたクリーンな店内。
    打ち合わせをする
    中央テーブルに
    つくば市内の地図がある

今後の展望

  • 今後、どのような事業展開を考えてますか?

    当初から一人で会社を切り盛りしたいということがありますから、今後も人は雇わず、現在の規模でやっていくつもりです。
    今のスタイルであれば、お客様と一対一でじっくり向き合えますから。人から監視されずに自由にやりたいだけかもしれませんが。
    現在、つくば市内などは、新築物件が活発に動いていますが、ここ10年もしたら中古物件が市場に出てくるでしょう。だからそれに備えて、中古住宅に対応する保険も取り扱うようにしています。不動産業界ではまだ注目されている分野ではありませんが、将来、ニーズが高くなってくると思います。

  • 不動産業に対する想いをお聞かせください。

    店名である「トラストワン」は、「信頼一番」という意味です。
    私は、信頼を元手に、お客様にとって一生に一度のお買いものを、満足していただける仲介の仕事にやりがいを感じています。
    ところで、母親が結婚相談所をやってますが、不動産業と似ていますね。人と人のマッチングが、人と物件のマッチングになるだけですから。お客様のさまざまな要望をじっくり聞いて、本当に求められるものと出会われる手助けをしているわけです。
    結局、人が好き、ということだと思います。

  • つくば市民の憩いの場となっている 洞峰公園。池の周囲は、散策や ジョギングコースとして親しまれている

会社名 株式会社トラストワン
住所 〒305‐0062
茨城県つくば市赤塚502番地57
TEL 029-828-5755
FAX 029-828-5756
お問合せ先 info@trust-1.jp
公式サイト http://www.trust-1.jp/

インタビューを終えて

「トラストワン」の店名の意味は、「信頼第一」。実に平凡な言葉です。しかし、お話を聞くうち、それが不動産業を営む上で、とても大切なことだと感じました。
人が不動産の売買にかかわるときは、人生の転機であり、生涯の中でとてつもない大金を動かさなければなりません。だからこそ、仲介する不動産会社は誠実で明朗でなければなりません。川口社長は、ホームページを駆使し、徹底した情報公開によってそれを示しています。日々、ご自身の人柄から考え方まで詳しく発信し、また鮮度の高い不動産情報を伝えています。そして、お客様からレスポンスがあれば、より精度の高い情報を、惜しみなく提供されます。
川口社長は、不動産会社とお客様の幸福な出会いを、一つひとつ、着実に積み重ねられているように思いました。

(取材・執筆 株式会社 物語ライティング)