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製品導入事例/バックナンバー

これまでの導入実績

第94回 株式会社アートタウン 代表取締役 徳江 梓 様

第94回は、群馬県前橋市の「株式会社アートタウン」様です。

「お客様の住まいさがしの場に」にと、充実したホームページづくりに全力をそそがれています。商圏である群馬県前橋市の不動産サイトでの情報量は、地域でも群を抜くもの。2013年には「@dream特別賞」を受賞し、ホームページや企業姿勢が高く評価されました。
徳江社長が発想の原点とするのは、「お客様の視点」です。そこからサイトのつくり方、業務内容からスタッフ教育まで徹底的に考え、実行。また、地域においての不動産業の在り方とは何かを問いながら、毎日の業務を丁寧に積み重ねられています。
生真面目さの底に流れる、社長の秘めたる情熱をうかがいました。

  • 株式会社アートタウン 徳江 梓 様

公式サイト http://www.art-town.co.jp
所在地 JR両毛線「前橋」駅より徒歩約12分
地図はこちら
取材日 2014年1月9日

お店の設立まで ~不動産業をあらゆる角度で経験~

  • どのような経緯で不動産業界に入られたのですか?

    社会に出て最初に就職したのが、電気通信工事業の会社です。光ファイバーケーブルなどの現場工事に携わりました。しかし仕事を受けて黙々と作業するより、仕事自体を自分で取りに行く営業をしてみたいと思うようになりました。
    そんな時、中学時代の先輩の紹介を得て、建売販売をメインとする総合不動産会社に転職。これが不動産業界へ入るきっかけです。そこでの営業の仕事はとてもやりがいがありました。商品なら売って終わりですが、不動産の場合は売買後もお客様が営業担当としての私の名前を憶えてくださるからです。この仕事をやっていきたいと思いました。

  • 何年勤められたのですか?

    6年です。主に売買仲介・自社物件販売・注文住宅の受注・中古住宅・土地などの仕入れ業務を経験しました。6市町村を転勤し、幅広い地域での市場性や地域性を身をもって知ったことが良かったです。不動産業の基礎をしっかりと積み、ゆくゆくは独立したいと決心しました。

  • その後、2店の不動産会社に勤められます。

    経験していないことを積極的に学ぼうと考えました。
    二社目ではフランチャイズチェーンにも加盟している大手不動産会社に就職。仲介業売買をメインに、収益物件や賃貸管理を多く手がけました。最初の会社のお客様はエンドユーザーでしたが、ここでは業者が主で、まるで仕事のやり方が違うことが面白かったです。
    給料の体制など経営管理の点でも勉強になりました。
    三社目は不動産売買専門の会社に就職し、不動産売買・受託業務・任意売却業務などを行いました。小さな会社で働いてみて痛感したのは、むしろ大手の会社が持つブランド力でした。大手の店を訪れるお客様は、会社の規模に信頼を寄せて、最初から「買おうかな」という方向です。しかし、小さい会社では、同じことをやっていても信用度は薄いので、より提案力が勝負になってきます。その差はすごいと感じました。

  • JR両毛線「前橋」駅南口で
    「水と緑と詩のまち」
    前橋の南玄関。
    ここから徒歩12分で店舗へ。

どこに軸足を置くか ~第一はホームページの充実~

  • 開業されたのはいつです?

    2010年12月27日です。丸3年となり、今年で4年を迎えます。
    当初、前橋市か高崎市かどちらで開業しようかと悩みました。前橋市は県庁所在地で人口も安定していますし、全体的に所得層が高い。上場企業もあります。一方で、高崎は商業都市で新幹線もきていますし、人口も伸びています。地価の高さ、物件の動きは、高い方から順に高崎市・前橋市・伊勢崎市となります。
    結局、手堅く前橋市からスタートすることにしました。幸い事業は順調で、理想とするペースではありませんが、高崎市に支店を持つことができました。

  • 御社の特徴とされているところを教えてください。

    商圏としては、前橋市全域、そして高崎市や伊勢崎市などの前橋市周辺をカバー。業務は新築・中古住宅・土地・アパート・マンション・事業用物件・投資物件の取引となります。広告媒体のメインをホームページで行っており、このエリアでの売買物件の情報量には地域No.1の自信があります。その日の情報はその日のうちにアップし、最新情報をお客様にメールやパソコン、携帯電話へお届けしています。
    何よりもホームページの物件情報の充実に全力をそそいでいます。その一番の目的は、「お客様自身に住まいさがしをしてもらう場所をつくる」ということです。不動産会社として無理強いして、「これが良いです」と提案することはしません。

  • 実際の利用状況はいかかですか?

    アクセス数は着実に増えています。当社にご連絡、また来られる多くのお客様は、当社のホームページをかなり下調べされてます。
    実際に探すとき、2、3件を見て決めるより、30件を見て決めた方がいいわけです。しかし、仕事の合間の休日一日で30件を見て決めるのは難しい。それでネット配信で密度濃い情報をご提供できれば、お客様がご自身で事前に物件を絞ることができます。
    不動産以外の相談もさまざまに受けさせていただいています。住宅ローン・相続相談・住宅ローン控除などの税務相談が多いですね。住宅リフォーム相談も対応しています。

  • お客様はどんな層が多ですか?

    20代後半から40代後半が多いですね。50代60代になると売却相談が主になります。
    前橋市や高崎市は所得層の高い方が多く、自己資金を溜めて現金で買う方も結構おられます。税金に関してはよく勉強されています。だから私どももきちんとした準備が必要です。メールでご相談いただけると一番いいですね。しっかり確認した上で正確な情報を提供できますから。
    県外で一番遠い方では、鹿児島のお客様がおられました。また、東日本大震災以降、東北の方からの問い合わせもあります。遠方からの問い合わせでも、メールのやり取りを密に行い写真なども送るので、物件の詳細は把握いただけているようです。

  • 前橋駅北口を出て群馬県庁へ続く、
    けやき並木の 歩道。
    彫刻も野外展示されて
    散策が楽しめる。

@dreamの導入 ~長年の課題を解決するために~

  • @dreamを導入は、どの時点で判断されましたか?

    ホームページのソフトを探し出したのは、三件目の会社を退職してからです。社長にはいろいろとお世話になっていたので、勤めているうちは仕事に専念し、何も準備しませんでした。資料はかなり取り寄せましたね。その中で@dreamは、顧客管理と物件の情報管理をデータベース化できる仕組みがとても優れていると思いました。
    購入するきっかけになったのは、伊勢崎市の同業の知り合の方が@dreamのユーザーで、ご自身のサイトを見せて、いろいろ説明してくれたことです。

  • ネットで勝負しようと考えられたのはいつ頃からですか?

    三社目にいる時ですが、業界でネット配信が導入され始めた頃です。それ以前に、私は売買が専門だったので、物件の情報管理には常々課題を感じていました。
    当初は紙ベースだったので、毎回お客さんから電話があるたびに店内のファイルを調べ、物件情報を売り主様に確認しなければなりません。他業者さんから預かっている物件ならなおさらです。また雑誌などでの広告費もかさめば、営業ノルマも上がって行く。自分が独立した時に、スタッフにプレッシャーを与えず、売上を上げるにはどうしたらいいかをずっと考えていました。そんな中、@dreamなら機能的に、時間や手間の膨大なロスをうまく解決できると確信したのです。

  • 「前橋市不動産専門サイト」が
    とにかく充実の情報量。
    エリアMAPの学区別の
    情報が見やすい。

ホームページの差別化 ~お客様への感謝を伝える~

  • TOP画面の「前橋市不動産専門サイト」は詳細ですね。

    こここそ詳しくやらないと意味がないですね。
    大きく「賃貸物件」と「売買物件」がありますが、それぞれ地域エリア、小中学校エリアに区分けして掲載しています。日々、徹底的に調べてアップしていますが、この作業は一人では無理です。ほとんど事務スタッフがやってくれています。
    物件写真も大切です。私を含め、全スタッフと手分けして、非常にたくさん撮影します。昔のチラシではないので、良い所も悪い所も写真にして全部載せちゃいます。こちら側から見て悪い所もお客様にすれば問題ないかもしれません。お客様側から見て、判断材料は多ければ多いほど良いわけです。とにかく情報は正確にたくさん出す。
    また、サイトの文章は、全部自分の言葉で書いています。それが一番伝わると思うからです。

  • ブログも充実しています。

    「アート日記」は、私が書いています。不動産情報、会社内外での出来事から、家族のことなどプライベートまで、ざっくばらんにつづっています。発信するのが好きなんですね。そうでないと続かないです。あまり考え過ぎて書くと、いかにも業者という感じになりますし。
    好評なのは「スタッフ日記」です。女性スタッフが多いのですが、みなさんマメで、私が何も言わなくても楽しんで書いているようです。
    目的は、こちらがどういう人間なのかをお客様に知らせて、信頼いただくことです。

  • TOP画面にあるツイッターはよく更新されているようですね。

    実はブログ以外で、一番力を入れているのがTOP画面にあるツイッターなんです。
    例えば、お客様が当社に訪問されたとします。その日は帰られ、夜にご家族と改めて相談される時、もう一度みなさんでホームページをご覧になると思うのです。ツイッターも目にされるでしょう。その時、「お客様が訪問してくださった」「会員登録をいただいた」などのメッセージを読まれればと思うのです。
    一つ一つの出来事に対して、私たちは感謝の言葉をツイッターで伝えていこうということを一生懸命やっています。また、スタッフが日々そうしたことを言葉にすることで、お客様に対する意識を高めてほしいのです。

  • 「メンバー登録」には、お客様にとってどんなメリットがありますか?

    基本的には、中古住宅、土地に関しては、ホームページで掲載できない物件があります。売り主さんが居住中とか近所の人に売るのを知らせていないとか、相続で親族側と話がついていないとか。登録してくれる人しか見れないサイトをつくるということです。不動産には相場がありますので、「掘り出し物件」というのはありませんが、物件情報としては倍を見れることになります。現段階(11/9日段階)ではオープンにしているのは769件ですが、会員なら1,423件を見ることができます。
    また、会員の方にはメールにて、定期的な新規物件の情報、価格変化など。祭りやイベントなどの地域情報などを送信します。

  • 「お掃除企画」というのは面白いですね。

    これはご購入いただいたお客様への感謝の想いを形にしたものでもあります。
    基本的には委任でお預かりしている物件に関してはサービスで、私やスタッフでやらせてもらっています。また掃除のレベルにより商品化したプログラムもご用意。物件の引き渡しの前に、入念にクリーニングをするものです。通常業者がやっていますが見える所しかできてません。私たちは見えない所までやります。こだわるのは水回りで、例えば、トイレのタンクの中や、キッチンの排水口など。高価な洗剤を使えば綺麗になるというのではなく、やはり時間と手間、つまり気持ちではないでしょうか。

  • 2013年の@dream特別賞を受賞されました!

    特に「スタッフ紹介」を評価されたようです。@dreamにあるユーチューブの投稿機能を使って、スタッフ紹介の動画を作成したんです。通常、物件写真を入れるところにスタッフ写真を並べただけなんですが。ソフトは使い方を工夫すれば、いくらでも新しいものになります。
    その動画づくりでは一人の紹介に300~400枚の写真を撮りました。本人が納得し、印象を良くするのが大事ですし。
    他の受賞者のサイトは相当研究します。成功事例はどんどんと勉強させてもらって、取り入れた方がいいわけですから。

  • 2013@dream特別賞を受賞!
    評価された「スタッフ紹介」
    動画は必見。
    厳選されたキメの写真の
    クオリティが高い。

売上だけでない不動産会社へ ~すべては人材~

  • 御社の不動産会社としての方向性を教えてください。

    これまで、不動産会社は敷居が高いと思われていました。だから、もっとお客様が気軽に来てくれる会社にしたいと思っています。理想は、「住まいに関しての全ての相談ができる場所」にすることです。それには、人材育成に力を入れていきたいです。

  • どのような人材を求められていますか?

    スタッフ募集の際の面接ではいろんな話をします。日常の会話をたくさんして、その中で前向きさと素直さがある人と判断した人しか採用しません。基本的には経験者は採りません。 業界経験が長いほど、売上げ、お金儲けをメインにする人が多いこともあります。
    私は、お客様が購入されなかったらダメか、というわけではないと思っています。まず忙しい中、当店にいらっしゃったということに感謝する気持ちを本心から持てなければなりません。ただ会社は組織である以上、売上も伸ばさないといけない。お客様に喜んでもらう仕事を突き詰めるとボランティアになってしまう。しかし売上だけを重視すれば、数字しかない会社になる。そのバランスが難しいですね。

  • スタッフの意見は、聞きますか?

    聞きます。会社勤めの時、自分の意見が通りにくいことが、独立したいという動機でもありましたから。大きな会社では会社の役員が方向性を決めて、その指示で回りの人が動く。それはつまんないかなと。
    最初のうちは意見が出ないですけど、出るようになってくれば、できるだけその人の方向性を大切にしたいです。会社でみんなが生き生きと一生懸命やってくれる、それが結果として多少売上が悪かったとしても、何かが残り、積み重なっていくはずですから。
    リーダーを育てていきたいですね。営業や事務のそれぞれのリーダー、そして一店舗ごとのリーダーが現れてくれば、組織としても強くなっていきます。

  • 徳江社長とスタッフで
    丹念に磨かれた店内。
    お客様がいつ来られても
    爽やかな印象を
    持たれるように。

今後の展望 ~まちづくりを視野に~

  • 御社の今後の展望は?

    高崎市にも支店を開設しましたが、優秀な人をさらに入れて、一店舗一店舗を少数精鋭でやっていきたいです。ここ前橋店なら前橋市、高崎店なら高崎市のエリアの物件だけを徹底して扱うということです。
    今後店舗は増やしても、あくまで群馬県内です。群馬県の市場としては、他県の状況を聞くと、不動産の動きは決して良いわけではありません。しかし、みんなで一生懸命やって、前向きに取り組めば、道は開けると考えています。

  • ところで、「アートタウン」の由来はなんですか?

    実は、将来の目標を込めて「アートタウン」と名付けました。区画整理事業に携わることが自分の夢なんです。ただ自社物件を売っていくというのではなく、「まちづくり」をしていくという視点で仕事をしていきたいのです。
    なぜ「タウン」、「まち」かというと、単純に好きなんでしょうね。昔、橋をつくる人とか、都市計画をしている人に憧れていました。企画運営コンサルティングなどに興味がありますね。
    現時点では、地道に仕事を積み重ねていき、行政によい提案ができる力を培っていきたいと考えています。

  • 群馬県庁の展望台から眺めた前橋市。
    相馬山、二ケ岳、水沢山
    などの山並みが 清々しい。
    手前に流れるのは利根川。

会社名 株式会社アートタウン
住所 〒371‐0801
群馬県前橋市文京町1丁目40番15号
TEL 027-288-0122
FAX 027-288-0133
お問合せ先 info@art-town.co.jp
公式サイト http://www.art-town.co.jp

インタビューを終えて

「お客様の立場で」と謳っていても、実際は広告のキャッチコピーで終わってしまう会社が多いもの。しかし、徳江社長はそれを本気で考え、実践しようとしています。不動産業は、営利重視の儲け主義につっ走ることもできます。でも、アートタウン様はその道を行きません。「お客様の立場」を進むことは、お客様のニーズをしっかりとらえることであり、暮らしの場を一緒になって探すことです。その決意というか覚悟が、社名の「アートタウン」に秘められていると思いました。社長は、一つ一つの不動産の仕事の向うに、より良い「まちづくり」を手掛けられることを目標とされています。
大きな視野を持ち、日々の仕事を熱心に取り組むことが、結果的に着実な経営にもつながっていくことも感じました。ますます活躍してほしい注目の不動産会社です。

(取材・執筆 株式会社 物語ライティング)