コンテンツマーケティングのことを簡単に分かりやすく

 

コンテンツマーケティングとは、価値あるコンテンツを発信しながら潜在顧客を集め、
将来的に自分のお客様に育て、自社サービスの購入や利用に導いていく活動のことです。

 

昨年末に開催された『全国@dreamオンラインユーザー会』のインタビュー配信
「今からでも遅くない地道に取り組むWeb対策」でお話しいただいたこともあり、
アンケートで興味を持った、取り組んでみたいというお声も多く見受けられました。

 

全国@dreamオンラインユーザー会2021開催報告
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2021-12-15 15:00

 

なぜコンテンツマーケティングなのか? どんなことに取り組めばいいのか?
やっぱり気になりますよね。詳しく見ていきましょう。

 

なぜコンテンツマーケティング?

 

店舗に行って実物を見て選んだり、話を聞いて買う買わないの判断をしていた以前と違い、
現在は多くの人がネットで収集した情報を元に、購入の判断をするようになっています。
ホームページや比較サイト、口コミを見て検討し、お店に行ったり問合せをする時には
すでに購入するものが決まっているという経験を皆さんもお持ちだと思います。
スマートフォンの普及もあり「自分で検索して探す」のが当たり前になっている今は、
購買の意思決定は来店よりも前、情報収集するウェブ上でされるようになったのです。

 

Googleではこれを「ZMOT(ジーモット)」と言い、消費者行動の概念として提唱しています。
ZMOTは「Zero Moment of Truth(ゼロ モーメント オブ トゥルース)」の略で、
「来店前のゼロ段階で購買の意思決定がされている」ということを表しています。

 

ゼロ段階が勝負どころになると、有益な情報提供をすることが重要になってきます。
たとえ検索順位がよくてもHP上の情報が薄かったり、自社の言いたいことばかりで
価値あるコンテンツがなければ、情報取集の段階で淘汰されてしまうからです。

 

そこで、情報収集している段階の潜在顧客が知りたいと思う情報を発信して、
自社の認知を上げたり、何度も来てもらってファン化につなげて関係を作りながら、
最終的に自社を選んでもらうよう促していくコンテンツマーケティングが広まりました。

 

では価値あるコンテンツとはどんなものでしょうか?

 

 

価値あるコンテンツとは?

 

「〇〇不動産(会社名)」や「〇〇市 中古マンション」と検索している人は
会社を認知している、あるいはある程度、ニーズが固まっていると考えられます。
自社サイトが検索でヒットすれば、接点を持つことが可能な層と言えます。

 

しかし、まだ情報収集を始めた段階の人たちが具体的な検索をするとは限りません。
まずは疑問や課題、悩みや不安を解決するための情報収集がメインになりますから、
問題解決に役立つコンテンツを作って検索でヒット、接点を得ることが大切です。

 

  • 不動産の購入にはいくらくらいかかるの?
  • 中古マンションの購入はどう進めたらいいのかな?
  • 失敗しない不動産選びのポイントが知りたい
  • 住宅ローン審査に通るのか、いくら借りれるのか?
  • 買うか買えるかわからないのに相談してもいいのかしら?
  • 頼りになりそうな不動産会社はどこだろう?

 

ほんの一例ですが、自社サイトにこうした問題解決に役立つコンテンツがあれば、
情報収集している段階の潜在顧客に出会うチャンスが生まれ、認知につながります。
そして何度も見に来て接触時間が増えるにつれ親しみを感じてもらいやすくなり、
知識がついてニーズが顕在化していく中で自社を選んでもらう流れが作れます。
関係性を作って自社のお客様に育てていくという点で顕在顧客にとっても重要です。

 

長期的に取り組んで地道にコンテンツを作っていく必要がありますが、
将来の成果やウェブ上の資産にもなるので、少しずつでも始めてみましょう。

 

ちなみに@dreamオンラインユーザー会のインタビューでも言及があった通り、
好きなことを自由に書く日記ブログはファン化するためのコンテンツです。
コンテンツマーケティングの記事とは別のものと考える必要があります。

 

 

コンテンツマーケティングまとめ

 

コンテンツマーケティングについてお伝えしました。
情報発信して自社を見つけてもらい、関係を作って顧客化につなげていく。
価値あるコンテンツを提供して、情報収集の段階で淘汰されないようにする。

 

たとえ実際の接客が丁寧、親切で話も分かりやすいという強みがあったとしても、
ウェブ上の情報発信が足らず選ばれなければ発揮する機会は減ってしまいます。

 

情報収集している人にとって価値あるコンテンツの提供に取り組んでみてください。
競合他社にあって自社にないなら、先々大きな差をつけられてしまうかもしれません。
コンテンツマーケティングは時間も手間もかかりますし、数本書いたからと言って
すぐ大きな効果が出るものではありませんが、チリツモの力が必ずあるはずです。

 

「自分で検索して探す」時代。ウェブ動向に合わせたサイト運営をしていきましょう。

 

 

 

 

Search Consoleでクロールの頻度を確認してみよう

 

Googleの検索結果に出るためには、インデックスされなければなりませんが、
インデックスされるためには、Googleのロボットにクロールされる必要があります。
いくらSEO対策に力を入れても、ページの存在をGoogleに知ってもらえなければ
効果につながらないので、クロールされることはとても重要です。

 

自社のサイトはきちんとクロールされているのかな?
どのくらいのペースでクロールされてるのかしら?

 

気になりますよね。Search Consoleでクロールの頻度を確認してみましょう。

 

検索の仕組み

 

Search Consoleで確認する前に、検索の仕組みについて簡単に確認しておきましょう。

 

Googleは検索ロボット(クローラー)にウェブ上にあるページの情報を集めさせ(クロール)、
クローラーが集めた情報を検索エンジンのデータベースに登録(インデックス)しています。
検索結果はインデックスされたページの中から、評価の高い順に表示されます。

 

つまり、インデックスされるされない以前に、まずクロールされることが大切。

 

どこの会社のどんなサイトで、どういうコンテンツがあって何が書かれているのか、
タグに何と書かれているか、どんな画像があるのか、コードに何を書いているか‥‥
クローラーはリンクをたどってサイト内、そしてウェブ上にある様々な情報を収集します。

 

 

クロール状況を確認してみよう

 

Search Consoleでクロールの統計情報を確認することができます。(旧Search Consoleでは見れません)

 

Search Consoleにログイン>「設定」>「クロールの統計情報」 レポートを開く

 

 

「クロール リクエストの合計数」 過去90日間のクロールの情報が表示されます。

 

どのくらいクロールされたのか、どのくらいの頻度なのかを確認することができます。
例えば上記では日によって波はあるものの、コンスタントにクロールされているのがうかがえます。

 

マウスを置くと日付ごとのデータを確認することもできます。

 

 

 

ちなみに1/16に①とマークがついていますが、こちらはGoogle側で行った
仕様変更について知らせるもののようなので気にしないで大丈夫です。

 

Search Consoleで確認して、ほとんどクロールされていない状態で横ばい、
以前はクロールされていたのに右肩下がりでクロールが減っている、という場合は
クロール頻度が上がるようにサイトの見直しを行いましょう。

 

クロール頻度を増やす

 

クロール頻度を増やすために、できることをやっていきましょう。

 

◆サイトマップ(sitemap.xml)送信

サイトマップには2種類あり、1つはユーザー向けにコンテンツを一覧にしたもの。
もう1つはクローラー向けのXMLサイトマップです。

 

XMLサイトマップはサイト内に存在するページのURLがリストとして記述し、
Googleに送信することで、クロールしてほしいURLを伝える役割があります。

 

サイトマップを送信してページの存在を正しく伝えよう
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10月1日のレベルアップで@dreamからXMLサイトマップが出力されるようになったので、 今回はXMLサイトマップの役割と登録の仕方についてご案内したいと思
2019-10-03 15:00

 

基本的にクローラーはリンクを介してページ間を移動するので、
特に公開して間もなくどこからもリンクされていない状態では
クローラーに来てもらいづらくなります。クローラーが来て初めて、
Googleにサイトの存在を知ってもらえるのでサイトマップ送信をしましょう。

 

◆サイトの更新を定期的に行う

ここでの更新とは単に「アップロードする」ことや「日付を変える」ことではなく、
「有益なコンテンツの追加や修正などを行う」という意味での更新を指します。

 

サイトやコンテンツの更新を意識しよう
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更新と聞いて「毎日アップロードしているから大丈夫!」と思っていませんか? ここでの更新とは「アップロードする」ことや「更新日付を変える」ことではなく、
2017-10-16 15:00

 

質の高いコンテンツを更新しているとクロール頻度は増えやすいですが、
反面、サイトの質が低いとみなされればクロールが減る可能性もあるので、
情報の薄いページを見直したり、更新頻度を改善していくといいですね。

 

クロール頻度が増えたからと言って、順位が上がるわけではありませんが、
インデックスされて正しく評価されるためにもクロールは重要です。

 

まとめ

 

サイトの情報はできるだけ最新のものを集めていってほしいですし、
クローラーが1回のクロールで集められる数も限られているので、
コンスタントに、そしてできるだけ頻度高くクロールしてもらいたいですね。

 

サイトマップや更新などで、定期的にクロールしてもらうための環境を整え、
きちんとインデックスされるサイト運営をしていきましょう。

 

Search Consoleのクロールの統計情報では、他にも細かな項目が見られますが、
専門性の高いものも多いので、すべての指標が分からなくても大丈夫です。
まずはクロールリクエストの状況。毎日見る必要はないので時々確認してみてください。

 

クロールの統計情報レポートには、ウェブサイトの Google のクロール履歴に関する統計情報が表示されます。たとえば、リクエストの数、サーバーからのレスポンスのタイミングや内容、可用性に関する問題の有無などです。このレポートを使用すると、Google がサイトをクロールした際に配信に関する問題が検出されたかどうかを確認できます。

このレポートは上級ユーザー向けです。サイトのページ数が 1,000 未満の場合、このレポートを使用する必要はありません。また、このレベルのクロールに関する詳細情報についてご心配いただく必要もありません。

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