隠すより出す時代。社長は出来るだけ顔や人を出した方が。

 

会社のホームページに代表者の顔写真は載っていますか?  
載っていても写真が小さかったり顔がよく見えないものではありませんか?

 

あまり表に顔を出したくない、出すのに抵抗があるという方もいれば、
何かしら写真が載ってればいいとお考えの方もいると思いますが、
以前より「安心」や「信頼」が重視されるようになっている現在は
顔を出して人を出して、関係性という価値を作ることが大切です。

 

顔を出す、人を出すことで信頼を作る

 

今はインターネットを使えば自分で情報を得られる時代なので、 
どの情報が正しいか、どの会社が信頼できるのか、どこのお店が安心なのかなど
購入前にあらゆることが調べられます。

 

商品が同じ、値段が同じ、サービスが同じという中でどこに頼もうか?となった時、
やはり、代表の顔が見えて人が分かる会社の方が選ばれやすいのではないかと思います。
最終的に責任を取る代表の顔が見えることが安心や信頼につながるからです。

 

顔を出すということは「逃げない」「悪いことをしない」という潜在的なメッセージになり、
相手の警戒感を緩めて安心や信頼を与えます。また「この人が対応してくれるんだ」という
親近感にもつながります。接触回数が多くなるほど好意を抱くようになるという心理効果
ザイオンス効果もありますから、ホームページで何度も顔写真を見てもらっていると、
いざ来店となる前に、親しみや前から知ってる感を持ってもらうことも期待できます。

 

少し前のデータになりますが、リーマンショック後に行われたあるアンケートでは
サイトに社長の写真が載っている会社の方が株価が上がったというデータがあります。
写真がある方が信用が上がりやすく、結果、売上向上につながったと考えられます。

 

また、人となりを伝える情報も重要です。代表の挨拶が載っている会社は多いですが、
定型文のありがちな内容では、思いや魅力、強みをしっかり伝えることができません。
どんな思いでやっているのか、お客様に何が提供できるのか、何を目指しているのか・・・
会社ではなく代表個人としてのメッセージがあると記憶に残り、共感も得られやすいです。

 

代表としてメッセージを書く時は「弊社」ではなく「私、私たち」という個人の人称を
使うのがおすすめです。法人格の発信には「人」や「熱量」が感じられません。
メッセージを見ている人に、誰の言葉なのか分かるようにするのが大切だからです。

 

まとめ

 

ウェブサイトやチラシなどにおいても、顔写真が載っている会社の方が
載せていない会社より反響率が高いと言われています。
顔を出したからといってすぐ反響が倍になる、必ず選んでもらう決め手になる
ということはありませんが、信頼や親しみを持ってもらうきっかけがあるかないかは、
インターネットで商売をやる上では大きな違いになるということだと思います。

 

ネットで見たあの不動産屋、気になるけど怖い人が出てきたらどうしよう・・・
どんな人か分からないから、やっぱり無難に大手の会社にしておこう。

 

興味を持ってもらえたのに、最後の最後でこうなっているケースもあるでしょう。
顔写真やメッセージなどがあれば、選んでもらえる可能性は増えてくるはずです。
顔や人を出すことで、価格や物が同じでも戦える武器を作ることができます。
お客様に興味や好感を持ってもらえるような価値を出していってください。

 

思いや良さを伝えようとすると、自分が言いたいことに偏ってしまいがちです。
価値を理解してもらうためには、独りよがりな文章にならないよう注意しましょう。
弊社では、お客様が知りたい代表や会社の魅力をインタビューして記事にし、
ホームページに「代表インタビューページ」として設置するサービスもご用意しています。

 

まずはよく見られる会社概要にある社長の写真や挨拶から見直してみましょう。
改善の方向や編集方法については、お気軽にサポータまでご相談ください。

 

 

 

 

 

お客様が求めていることをきちんと理解してしっかり期待に応える

 

RSCが毎年実施している「不動産情報サイト利用者意識アンケート」の調査結果から、
今回は「ユーザーが不動産会社に求めていること」を取り上げてみたいと思います。

 

不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)不動産情報サイト利用者意識アンケート調査結果

 

不動産会社に求めるものは?

 

不動産会社に求めるものは、賃貸・売買ともに「物件に対する詳細な説明」
「正確な物件情報の提供」がトップ2となりました。賃貸・売買で順位に違いはあるものの、
「問い合わせに対する迅速な対応」「親切丁寧な対応」もほぼ同率で続くことから、
引き続き、お客様の立場に立った誠実な対応が求められていることが分かります。

 

 

また「購入後・入居後のアフターフォロー」は賃貸では7位、売買で4位ですが、
特にポイントになるものでは賃貸が5位、売買が2位とそれぞれ順位が上がり、
ユーザーの期待度の高さが伺えます。何かあれば対応するというスタンスではなく、
1ヶ月後に様子伺いの連絡を入れる、その後も折に触れメールやハガキを送るなど
ちょっとした気遣いを続けることがこうしたお客様の期待に応えることになり、
将来のリピートや紹介につながっていくのも非常に納得ができます。

 

 

不動産会社の対応で満足だったこと

 

不動産会社の対応で満足だったことは、賃貸・売買ともに「レスポンスが早かった」
がトップになりました。また賃貸では前年6位だった「言葉遣いや対応が丁寧だった」が
3位に上昇しており(売買は昨年も3位)、担当者の丁寧な対応が評価されています。

 

不満だったことは賃貸では「その物件はもうないと言われた」、売買では「契約の意思決定を
急かされた」がトップに。2位には賃貸・売買とも「問い合わせをしたら返答が遅かった」
が入っており、問い合わせへのより速い対応が求められていることが読み取れます。

 

 

不満だったことには「問い合わせへの回答が的を得ていなかった」というものも挙がっています。
回答しているのに説明が長くて分かりづらかったり、話がずれて結局回答になっていない
という場合もありえます。こうしたことは早い段階で不信感につながってしまいますので、
丁寧でわかりやすい説明の仕方や結論ファーストなどお客様目線の対応をしていきたいですね。

 

 

コロナ前と比べて、住宅に求める条件はどのように変わった?

 

新型コロナの影響で変わった住宅に求める条件は「遮音性に優れた住宅に住みたくなった」
が全体トップとなりました。特に賃貸では55.9%と高い数字になっています。
賃貸は検討物件種別でアパートの割合が去年の85.5%から50%に減少しているのですが、
その背景にはこうしたニーズの大きな変化があったことが伺えます。

 

 

売買でも「広いリビング」「日当たり」「部屋数」「仕事用スペース」が
ベスト10に入っており、テレワークの普及により自宅で過ごす時間が増えたなどで
より快適な住環境を求める傾向が強くなっているようです。

これら上位の条件を満たしている物件は、特色やコメントに必ず入れるなどし、
検索条件で特集ページを作ったり、メールでの訴求に活用しましょう。

 

 

スマートフォンの利用率

 

 

物件情報を調べる際のスマートフォン利用率は全体で91.8%。2016年との比較を見ると
利用率は全世代で上昇し、10代に至っては100%になっていることもわかります。
一生懸命詳しい物件情報を提供しても、閲覧してもらえないのでは意味がありません。
スマートフォンで見やすいページ、探しやすいサイト運営も不可欠と言えます。

 

まとめ

 

一般消費者(実際に物件を契約した人を対象)が回答したアンケート結果から、
「ユーザーが不動産会社に求めていること」について見てきました。

 

正確で詳細な物件情報(写真も含めて)の提供、迅速で丁寧な対応など
サイト運営や接客の全てにおいて「ユーザーの立場に立って」がポイントです。
お客様が求めていることをしっかり理解して、きちんと期待に応えた対応する
ということになるでしょうか。ユーザーファーストの活動を心がけていきましょう。