Googleマイビジネスのインサイトを確認して運用を見直そう

 

来店型ビジネスにおいて運用が必須となりつつあるGoogleマイビジネス。
情報を登録して運用を始めたら、インサイトという機能を使って、
自社のビジネスがどのくらい見られているのか、どう見られているのかなど、
定期的に確認して、運用や改善へのヒントとして役立てていきましょう。

 

Googleマイビジネス>インサイト

 

 

ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法

 

「ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法」の部分では、
自社のビジネスが検索された回数と検索した方法を見ることができます。

 

 

初期状態では「1か月」にビジネスが検索された回数が表示されています。
右側の「直接」「間接」「ブランド名」をクリックすると検索方法毎に確認できます。

 

●直接検索

 

直接検索は、店舗名や住所での検索のこと。「○○不動産」「○○不動産+××市」
といった検索が、直接検索としてカウントされます。(○○は会社名)
直接検索が多いということは、知名度が高いことにつながります。

 

●間接検索

 

間接検索は、提供している商品やサービスやカテゴリで検索したもの。
「○○市+不動産」「近くの不動産会社」などが間接検索としてカウントされます。
間接検索は「目的を持って探している」検索なので、一定の割合をキープする、
検索数を増やすことを考えて、Googleマイビジネスの運営をしてきましょう。

 

マイビジネスの情報はもちろん、投稿機能を使ってキーワードをちりばめる他、
口コミが集まって返信をしていけば、自然に検索に関わる語句も増えていきます。

 

●ブランド名検索

 

ブランド名検索は、ブランド名やビジネスと関連のある賞品・サービス名で検索したもの。
「近くのマクドナルド」のようにブランド力がある場合は例として分かりやすいですが、
不動産会社などでは「不動産屋」「不動産業者」といった大きなカテゴリで検索された結果、
ビジネスが表示されると「ブランド名」としてカウントされる場合があるようです。

 

 

ビジネスの検索に使用された検索語句

 

ユーザーがビジネスを見つけるために使用した検索語句を確認することができます。

 

 

ローカル検索で使われた語句が1週間、1ヶ月、四半期単位で確認できます。
適切な、あるいは想定しているキーワードや語句で見つけてもらえているか、
意外な語句で検索されていないか、と言ったことを確認してみましょう。

 

検索された語句を自然に上手く活用して投稿を作成したり、
関連性を高めるため自社サイトやブログなどで取り入れるのもいいかもしれません。

 

 

ユーザーがビジネスを見つけた Google サービス

 

ユーザーがビジネスを見つける際に利用したGoogleサービスと表示数が確認できます。

 

 

「Google検索」と「Googleマップ」それぞれを確認することができます。

 

 

表示をオフにしたい方をクリックして、それぞれを確認することができます。
またデータにカーソルを合わせると、詳細な回数を確認することもできます。

 

 

カウントはユーザー単位で行われるので、Google検索してマイビジネスをクリック、
そこからGoogleマップに遷移しても、表示回数は「1」となります。

 

マップでの表示回数を合計表示回数で割ると、クリック率を出すことができます。
クリック率が低い場合、表示されているのにクリックされていないことになるので、
写真を追加したり、口コミを増やすなどの対策を考えることができます。

 

 

ユーザーの反応

 

ユーザーがビジネスを見つけてからどんな反応をとったかが確認できます。

 

 

●ウェブサイトへのアクセス

Googleマイビジネスからウェブサイトをクリックした数。

 

●ルートの検索

Googleマイビジネスの「ルート」から店舗までのルートを表示した数。
こちらはユーザー数ではなく、クリック数がカウントされます。

 

●電話をかけた数

マイビジネスの電話番号にからスマホで電話された数。

 

 

ルートのリクエスト

 

ユーザーがルート検索をした地域とその数が表示されます。

 

 

どのエリアから検索されているのか、あるいは商圏の範囲など確認することができます。
前述のユーザーの反応「ルートの検索数」とは違い、このカウントはユーザー数です。

 

 

写真の閲覧

 

写真の閲覧では、マイビジネス内の写真の閲覧数(オーナー登録・ユーザー投稿)と、
同業他社(同じカテゴリ)平均閲覧数との比較を確認することができます。

 

 

上図では、お客様(自社マイビジネス)が1.3万回に対し、同業他社の平均は2098回
であることが分かります。閲覧数が多ければ多いほどユーザーの関心が高いと言えますし、
逆に閲覧数が少ない、同業他社平均より明らかに低い場合は、興味を惹くような写真を
積極的に増やすといった対策が必要です。

 

 

Googleマイビジネスの左メニュー「写真」で、写真毎の閲覧数が確認できます。
閲覧数の多い写真はユーザーの関心や興味が高いと考えられるので、
特に顧客が投稿した写真でそうしたものがある場合は、オーナーの投稿として、
同じような写真をアップしておくのもよさそうです。

 

 

写真の枚数

 

マイビジネス内の写真の投稿枚数と、同業他社の平均枚数を確認できます。

 

 

他社平均と比べて写真の枚数が明らかに少ない場合、興味を持ってもらえそうな写真を
増やす必要があるということが確認できます。写真の多さでクリック率は変わりますし、
クリックされた後の滞在時間を得るためにも、興味を惹く写真は多い方がよさそうです。

 

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2018-08-31 15:00

 

 

Googleマイビジネスのインサイトを確認して運営を見直そう まとめ

 

Googleマイビジネス インサイトの見方と簡単な活用のポイントをお伝えしました。

 

来店型ビジネスではGoogleマイビジネスの運営が必須と言われるようになり、
最近では投稿機能や口コミ、写真など力を入れて活用するところも増えています。

 

ローカル検索(地図検索)や今後の音声検索にも欠かせないGoogleマイビジネス。
これからもずっと継続して多くのユーザーに自社を見つけてもらうために、
インサイトのデータも確認して、情報の最適化や活用をしていきましょう。

 

 

 

 

 

とにかく選ばれること。そして全力で満足してもらうこと。

 

RSCが毎年実施している「不動産情報サイト利用者意識アンケート」の調査結果から、
今年は「ユーザーの不動産会社選択」について取り上げてみたいと思います。

 

不動産情報サイト利用者意識アンケート調査結果不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)

 

 

物件を契約した人が訪問した不動産会社数

 

物件を契約した人が訪問した不動産会社数は平均2.5社。2社までの合計が6割を超えています。
賃貸・売買別では賃貸が1.9社と過去最少。売買(3.0社)より1.1社少ない結果となりました。

 

 

ユーザーが実際に訪問する不動産会社数は年々減っている傾向があるので、
今後さらに「訪問前に選別されている」ことを意識した方がよさそうですね。

 

では、ユーザーは何をポイントに不動産会社を選んでいるのでしょうか?

 

 

不動産会社を選ぶ時のポイント・気にする点は?

 

問合せや訪問を行う際に不動産会社を選ぶ時のポイントは約7割が
「写真の点数が多い」がトップ。「特にポイントとなる点」でも1位です。

 

 

  • 写真の点数が多い
  • 店舗がアクセスしやすい場所にある
  • 他にもたくさんの物件を掲載している
  • 写真の見栄えがよい
  • 会社案内(会社の写真等)が詳しく紹介され安心感が持てる
  • 地元で知名度のある会社である
  • その物件のウィークポイントも書かれている

 

写真が多い・見栄えがよい、ウィークポイントも書かれているといった点は
事例発表やブロック勉強会などで、これまで何度も出ているマスト要件!
ちょっとしたこだわりを持つことで、他社との差別化につながります。

 

物件写真もやっぱりユーザー目線が大切だった!
物件写真もやっぱりユーザー目線が大切だった!
物件写真の充実している不動産会社が選ばれやすい傾向にある昨今、 写真を載せるのはもちろん、枚数を載せることも当たり前になっています。 物件や不動産
2017-12-22 15:00

 

 

会社案内ページも店内写真やスタッフ紹介など自社の雰囲気を伝える工夫を
ドンドンしてみましょう。何年も前の社長挨拶を見直すのもいいかもしれません。

 

店舗の場所は、送迎サービスがあればカバー出来るかもしれませんし、
地元での知名度もGoogleマイビジネス運用やSNS、地域ブログを活用した
ブランディングに取り組むことで、少しずつついていくと思います。

 

まずは「実際に訪問してもらえる1社」になる確度を上げていくために、
選ばれる要素を、他社より1つでも多く持てるようにしていきましょう。

 

では、選ばれた後は、どんなことに注意した方がよいのでしょうか?

 

 

不動産会社の接客で満足だったこと・不満だったことは?

 

不動産会社の接客について満足だったことは「レスポンスが早かった」がトップ。
一方、不満だったことは賃貸・売買とも対応面についての不満が目立ちます。
誠意ある接客姿勢が契約につながる大きなポイントになっているといえそうです。

 

 

売買の不満1位は「営業がしつこかった」、2位が「契約の意思決定を急かされた」。
賃貸は「その物件はもうないと言われた」「問い合わせをしたら返答が遅かった」と続きます。
賃貸の場合は満足だった点からも「とにかくスピーディな対応」が重要と分かりますね。

 

せっかく選んでもらえたのに、接客に不満を持たれたら元も子もありません。
接客の良さ、悪さは口コミやその後の紹介などにも影響する可能性があるので、
今後もいっそう、お客様の立場になって考えた対応を心がけていきたいですね。

 

 

とにかく選ばれること。そして全力で満足してもらうことまとめ

 

一般消費者(実際に物件を契約した人を対象)が回答したアンケート結果から、
「ユーザーの不動産会社選択」についての行動や意識を見てきました。

 

とにかく選ばれること。全力で満足してもらうこと。
そのために改善できること、取り組まなければならないことは何ですか?

 

ユーザーが不動産会社を選ぶ目は今後もますます、さらにさらに厳しくなります。
たとえ手間はかかっても、できる限りのことをしていきましょう。