Google Chromeが混合コンテンツのブロックを段階的に開始

 

Google Chromeは2019年12月リリースの「Chrome79」から、
段階的に混合コンテンツをブロックしていくとしています。

 

Chrome 79以降の一連の手順で、Chromeはデフォルトですべての混合コンテンツのブロックに徐々に移行します。 googleセキュリティブログ

 

混合コンテンツとは、SSL化されたhttpsページの中に、通信が暗号化されていない
httpで読み込まれたファイルが存在する状態のことで、ブロック=表示されないということ。

 

Chromeではすでにhttpで読み込まれるiframeやスクリプトはブロックされていますが、
動画や音声、画像は読み込まれていました。次はこれらの部分が対象になるようです。

 

今回はChrome79以降でどのようになっていくのかお伝えしたいと思います。
すでにサイトのSSL化をしている方には必ずご確認いただきたいですし、
まだ検討中という方も今後の重要なウェブ動向としてぜひご一読ください。

 

 

Chrome79~81にかけて実施される混合コンテンツについての変更点

 

2019年12月にChrome79、1月にChrome80、2月~3月にChrome81がリリースされ、
混合コンテンツがある場合の警告やブロックが段階的に強化されていきます。

 

○Chrome79(12月リリース)

混合コンテンツでブロックされた時にアドレスバーに表示されるシールドボタンが無くなり、
「サイト設定」画面を開いて、ブロック解除(読込の許可)を行うようになります。

 

Chrome78では混合コンテンツとしてiframeがブロックされると、シールドアイコンが表示。

 

読み込みを許可することで、ブロックの解除が行えました。

 

Chrome79からは「サイト設定」を開いて、解除を行うことになります

 

 

○Chrome80(1月リリース)

httpの指定がされた「動画」や「音声」ファイルを自動的にhttps接続し、
httpsで読み込めない場合はブロックされます。この段階では「画像」はhttpでも
表示されますが、アドレスバーに「保護されていない通信」と警告が表示されます。

 

画像がブロックされなくても警告は表示されてしまう

 

 

○Chrome81(3月リリース)

「画像」も自動的にhttps接続で読み込まれ、読み込めない場合はブロックされます。

 

 

 

段階的といいながら、3ヶ月の間に変更されていくので細かいことはさておき、
3月以降、https接続で読み込みできなかったコンテンツはすべてブロックされる
という点をぜひ知っておいてください。

 

 

混合コンテンツの確認方法と対策

 

自社サイトのSSL化がきちんと完了している場合、あまり心配はないと思いますが、
気になるページがあれば、混合コンテンツでないか念のため確認しておきましょう。

 

 

アドレスバーに「!」マークが表示されてしまう(鍵マークがつかない)とか、
シールドアイコンが表示されていれば、混合コンテンツということになります。

 

http~から始まるURLを入れている動画や画像ファイルなどを見つけ、

 

1、SSL化されているなら「https~」から始まるリンクURLに修正する
2、SSL化されていないならリンクを削除するなど読み込まれないようにする

 

dreamユーザー様の場合、ウェブコメントなどにご自身で入れた画像リンクが
該当する可能性があります。(ご不明な点はサポートまでご相談ください)

 

適切な対応を行ってアップし直し、混合コンテンツを解消しておきましょう。

 

 

 Chromeが混合コンテンツのブロックを段階的に開始まとめ

 

Chrome79からの混合コンテンツにおける変更点についてお伝えしました。

 

Googleが常時SSL化を推奨し、Chromeのセキュリティを強化してきた流れの中、
ついに混合コンテンツもブロックされ、https化が当たり前になりつつあります。

 

今回の変更は、すでに常時SSL化をされている方が注意しておきたい内容でしたが、
これらはGoogleがhttpsスタンダードを目指していく一連の動きの中のこと。
先々は表示されるのはhttpsのサイトのみ…になることも十分に予想されますので、
まだ検討中、未対応という方も、早めに対応されることを強くおすすめします。

 

 

 

 

第2回中部ブロック勉強会開催報告(2019)

11月12日(火)静岡で第2回中部ブロック勉強会が開催されました。
埼玉、京都のユーザー様を含め、8社10名にご参加いただきました。

 

まずは第2回目のメインテーマ
「顧客化に欠かせないメール追客について改めて考えよう」について
1時間ほど説明させていただき、その後ゲストユーザー様による講話へ。

 

まずはカサハラらんどホーム 笠原社長の講話。

 

埼玉県川越市を中心としたエリア内で起きた先日の台風による被害と、
それに関わるかねてよりの自社の取り組みについてお話くださいました。

 

カサハラらんどホーム様では、ひったくりや痴漢、災害箇所などを示す
Googleマイマップを使ったパトロールマップを以前より自社で作成していて、
治安がいいといわれる街の数少ない気を付けたい箇所として公開しています。

 

行政が出してるハザードマップは合っているので信じたほうがいい。
今回水没したところも以前、同じことがあってハザードマップに出ていたエリア。
ハザードマップは重説に必須だと思うし、購入物件が水害マップに入ってたら、
保険に水災入れた方がいい。入ってもらうようにしていると仰っていました。

 

 

続いて、名正コーポレーション 中根社長による講話へ。

 

dreamユーザーに限らず、色々なサイトを見て運用や目的を知った上で、
自社に合うものを取り入れているというHP運営や、チラシや折り込み広告に
工夫をした売りを取る活動についてお話いただきました。

 

チラシは反響がないといわれるが、HPのQRコードを付けておくと意外と
見てもらっていることがわかる、とのことで、中根社長がQRコード作成に
利用しているデンソーウェーブのサイトをご紹介いただきました。

 

QRコードを作れるサイトはたくさんありますが、デンソーウェーブで
QRコードを作成すると、それがどのくらい読み込まれたかという
アクセス解析も簡単にできるので、とても便利な無料サービスです。

 

デンソーウェーブ
https://m.qrqrq.com/

 

またGoogleドライブの活用として、紙をスキャンしたデータをドライブに保存し、
改めてドキュメントで開くとコピペなどの編集ができるようになることや、
データをExcelに貼ってフィルタや抽出に使うといった工夫もお話しいただきました。

 

 

後半はフリーディスカッション。まずは鬼頭キャプテンからの宿題で、
「何が強みで自社が選ばれているのか?」を各社様に発表いただきました。

 

各社様ともそれぞれの運用や取り組みを例に出しながら発表されましたが、
共通しているのは「信頼される対応」「”ちゃんと”やる、やっている」という点。
お客様の期待に応える仕事をしてファンになってもらうことが大切です。
強みを出していかないと生き残れない、それを改めて確認する時間となりました。

 

その後、MITUCAL(ミツカル)についての質問があり、弊社よりご説明。
すでにご導入いただいた方から、「10年前には不動産を携帯で買う人はいない
と言われたが、今はスマホは当たり前。Yelpとかアメリカで有名なサイトなどにも
自社が登録されればGoogleに評価されたり先々メリットがあるんじゃないかと思う。
即効性はないが今からやっておいた方がいいと思う」といったお声も頂きました。

 

またディスカッションの最後には、「今後もずっと@dreamを使い続けたいから、
R&Lにはユーザーに寄り添った対応をしてほしい」というご意見も頂戴しました。

 

最後に、中部ブロックの勉強会も終了ということで鬼頭キャプテンから
ご挨拶をいただき、時間を少しオーバーして終了となりました。

 

 

勉強会後の懇親会も皆さんにご参加いただきました。

 

おいしいお魚をいただきながら、勉強会で取り上げられなかった内容も
情報交換できたようです。

 

最後は鬼頭キャプテンの三本締めで、お開きとなりました。
お忙しい中、ご参加くださった皆さま。どうもありがとうございました。
次は年末ドリームデイにてお会いできることを楽しみにしています!

 

今回の中部ブロック勉強会をもちまして、4年に渡って開催してきた
「@dream全国ブロック勉強会」は終了となります。

 

お忙しい中、4年もの間、勉強会はじめ様々な活動にご尽力いただきました
ブロックキャプテンの皆さまに、この場を借りて御礼申し上げます。

 

また各地の勉強会にご参加いただきましたユーザー様にも
改めて御礼申し上げます。

 

皆さま本当にありがとうございました。

 

 

ご参加いただいた皆さま

中部ブロックキャプテン 
グレイス不動産株式会社 鬼頭克郎様

株式会社名正コーポレーション 中根祐介様 
株式会社カサハラらんどホーム 笠原貞一様
不動産の英企画 小嶋英広様
FON不動産販売株式会社 深津宗由様 齋藤昌子様
ハーバルホーム株式会社 湯浅貴裕様
有限会社 住和 長田記正様
株式会社 清北土地 武藤久恵様 望月香里様
ミナージュ 有限会社ミナミ住宅販売 増原玲雄様

順不同