質の低いページ見直しでサイト全体の質を底上げ

 

自社サイト内の質の低いページについて考えたことはありますか?

 

スモールワードを意識したり、文字数Titleやdescriptionを見直すなど
コンテンツの質を上げるための前向きなSEO対策を行っていくと同時に、
質の低いページを見つけて適切な対応をしていくことも大切です。

 

トップページなど主要ページのSEO対策だけしっかりやっていても、
サイト内に質の低いページが多ければ平均点が下がってしまうので、
サイト全体の評価が低くなってしまう可能性を残すことになります。

 

ページにより明らかなムラがないように対処しておきましょう。

 

 

◆質の低いページとは?

 

ここでいう質の低いページとは、長らく放置されて更新も無いようなページのこと。

 

・画像ばかり、または文字がほとんどないページ(中身がない)

・キーワードを詰め込むなど昔のSEO対策のままのページ(ペナルティの恐れ)

・テストでアップした後もそのままにしている意味のないページ(重複になる)

 

特に何年も前に作ってアップしたきり、存在すら忘れているページが要注意です。

 

 

◆質の低いページの確認

 

FTPクライアントを接続して、サーバー側をチェックする方法があります。

 

同じような名前、更新日付が古い、内容が思い浮かばないようなファイルは
質の低いページに該当する可能性があります。実際の中身を確認しましょう。

 

 

例えば上記の例では、index.htm(トップページ)やkoe.htm(お客様の声)編集時、
確認用に名前を変えてアップしたファイルがそのまま残っていることが分かります。

 

link.htm(相互リンクページ)については2012年から更新した形跡がありません。
トップページからのリンクを切っただけで、サーバーから削除されていませんでした。

 

mikoukai.htm(未公開説明ページ)は今もサイトで使っているページなのに、
キーワードを不自然に詰め込んだ2013年当時のSEO対策のままでした。

 

 

◆質の低いページへの対処

 

ファイル自体の削除

テストでアップした名前が違うだけで中身が重複しているファイルや、
リンク集ページのように不要なファイルはサーバーから削除しましょう。

※削除前には必ず中身の確認をしてください。

 

 

ファイルの見直しや修正

今も必要で使っているのに長らく放置しているようなページは、
古いSEO対策の見直して、コンテンツの質を上げるための修正をします。

 

キーワードの詰め込みを直し、Titleやdescriptionも内容に合うものに整えます。
また画像ばかりのページや文字数が少ない場合は、オリジナル文を追加して
文字を増やして情報を充実させるなど、質の底上げをしておきましょう。

 

 

◆まとめ

 

ページ数は多い方がSEO的に有利な面があると言われてはいますが、
質の低いページばかりでは逆効果。サイト全体の評価を下げかねません。

 

質の低いページの見直しは、これから常時SSL化を進める際はもちろん、
モバイルファーストインデックスに向けても、必ず行うことになります。

 

サイト運営が長くページ数が多い人ほど、見直しや対処に時間がかかるので、
質の低いページの確認から早めに始めていくようにしましょう。

そろそろ本気で考えたい常時SSL化のこと

 

この10月、Googleが「Chrome の HTTP 接続におけるセキュリティ強化」を行います。

 

Chromeでは現在、パスワードフィールドまたはクレジットカードフィールドがある
HTTPページを「Not secure」とマークしています。2017年10月からは、
新たに2つの状況(ユーザーがHTTPページにデータを入力した場合と、HTTPページに
シークレットモードでアクセスした場合)において「Not secure」の警告が表示されるようになります。

引用:Googleウェブマスター向け公式ブログ

 

常時SSL化を推進してきたGoogleは、2017年1月の時点からクレジットカードや
パスワードの入力時にhttps接続でない場合、「保護されていません(Not secure)」の
マークを表示していましたが、10月からはさらにその対象を広げるというものです。

 

 

■2017年10月に加わる2つの状況について

 

2017年10月からChrome(ブラウザ)で暗号化されていないページにでアクセスすると

 

 1、HTTPページにデータを入力した時に「Not Secure」と表示

 2、シークレットモードでアクセスした全てのHTTPページに「Not Secure」と表示

 

されるようになります。

 

特に1の状況について、クレジットカードやパスワードに関わらず、入力箇所のあるページが
「https://」で始まるURLでない場合、「安全でない」と警告が出てしまうことになります。

 

つまり、メールフォームや問合せフォーム、会員ログインページなどの入力はもちろん、
ページ内にサイト内検索を設置している場合も全て1の状況に該当するということです。

 

 

でもそれってChromeだけでしょ? と思いますか?

 

Chromeのブラウザシェアは50%以上。この数字は無視できません。

 

今まで「https://」などを特に気にしていなかったChromeユーザーであれば怖がって、
すぐに離脱する人やリピート訪問をやめようとする人も出てくるかもしれませんし、
同じ情報なら安全への意識が高い会社のサイトを選ぶ人が増えることも考えられます。

 

そしてじわじわセッションが減っていくことによるSEO評価への影響も心配です。

 

 

■常時SSL化する場合の流れ

 

dreamユーザーさんが常時SSL化をする場合、大きく分けて3つの作業が必要になります。

 

1、SSL証明書を取得する

 

  実在性を証明するもので、第3者認証機関の審査を基準として発行されます。
  Canonetの場合、シマンテックのSSL証明書 81,000円(税別)。

  ※SSL証明書は毎年更新する必要があります。(81,000円/年)

 

  常時SSL化した戦国不動産でセキュリティを確認できます(ページ左下)

 

2、@dreamの設定変更

 

  常時SSL対応の@dream(賃貸版8.17~ 売買版9.17~ 売却版1.6~)が必要です。
  「https://」へのURL変更他、出力設定やリンク先変更など多数の変更を行います。

  ※動作要件を満たした@dreamでない場合は出力エラーとなります。

 

3、htmlファイルのリンク先修正

 

  SSL証明書を置けば「安全な接続」と表示されるわけではありません。 
  ページ内のリンクについて常時SSL化に伴う適切なURLへの修正が必要です。

  ※ページにより「not secure」にならないようサーバー上の全ページが対象

 

上記のとおり、常時SSL化するには大変な作業が伴います。
必要に迫られた時にすぐ出来ることではない点も踏まえて考える必要があります。

 

 

■常時SSL化まとめ

 

常時SSL化は「様子を見て考えればいい」から「する必要がある」へ。

 

Googleは今後もさらにChromeのセキュリティ強化を進めていくようです。

 

最終的には、シークレットモードではないときも、すべてのHTTPページに
対して「Not secure」警告を表示する予定です。

引用:Googleウェブマスター向け公式ブログ

 

 

モバイルフレンドリー同様、常時SSLも先々スタンダードになるはずで、
インターネット不動産をする以上、避けては通れないと思うしかありません。

 

気づいたら取り残されてた・・・ということにだけはならないよう
今から自社での対応を考え、計画的に進めていくことをお勧めします。

 

お客様のためにもあらゆる面で万全なサイト運営をしていきましょう。