Chrome68から全HTTPページで「保護されていません」警告表示

 

4月にもお伝えした「7月からChromeが全てのHTTPページで警告を表示!」の件ですが、
Chrome 68のリリースが近づいてきたので、再度ポイントを確認しておきます。

 

 

■Chrome 68から全てのHTTPページで警告表示

 

7月リリースの「Chrome 68」からは全てのHTTP接続のページで警告が表示されます。

 

 

 

「Chrome 64」では通常、URL前に「!」が表示されるだけだったのに比べ、
「保護されていません」とズバリ警告が表示されるのはとても目立つので、
今まであまり気にしていなかった人も不安に思う可能性が高くなりそうです。

 

 

■Chromeのブラウザシェアは侮れない

 

「でもそれChromeだけの話でしょ?」「私はChrome使っていないから」
と思う方もいるかもしれませんが、日本でのブラウザシェアは断トツ1位!

 

※ StatCounter GlobalStats 調べ。世界規模ではChromeのシェアは60%近くに及ぶ

 

38.22%のシェア率は大きく、サイト運営する上で絶対に無視できない数字です。
Firefoxでも警告が出ることを考えれば、実際の影響はもっと大きくなると予想できます。

 

 

■常時SSL化まとめ

 

セキュリティは Google が最も重要視しているものです。Google は、Google のサイトやサービスで最新の HTTPS がデフォルトで使われるようにするために資金と労力を注いでいます。Google では、Google のサービス全体で 100% の暗号化を実現するという目標を掲げています。Google 透明性レポート

 

ビジネスでホームページ運営する以上、常時SSL化は避けて通れないということです。

 

なお、10月以降リリース予定の「Chrome 70」からは入力時、赤字になると言われています。

 

Googleは「HTTPよりHTTPSのサイトを検索順位で優遇する」とも言っているので、
いつか対応するなら少しでも早く、積極的に進めていくことをお勧めします。

 

 

Google Maps Platformの適用開始が7月16日に延期

 

先日お伝えしたGoogle Maps APIが2018年6月11日から刷新される件ですが、
開始時期が7月16日に延期されることになったようです。

 

Google Maps Platform ”Important Updates”

 

ザッと翻訳すると、Google Maps Platformのサービスは6月11日に開始したが、
準備期間を設けるため、条件や料金プランの適用は7月16日まで有効にならない。

 

と書かれています。

 

前回のブログでは6月11日までに請求先アカウントとAPIキーを紐づけが必要と
お伝えしましたが、この延期により7月16日までに行えばよいことになります。
7月16日以降、Googleマップが表示されなくなったということがないよう
早めにAPIキー取得と請求先アカウントの紐づけを行っておくことをお勧めします。

 

尚、同内容には「6月11日からAPIキーの使用を強制する」とも書かれていて、
APIキー無しの場合は、今後、Googleマップの表示がおかしくなったり、
エラーで表示されなくなる可能性があることに変わりはありません。

 

今後もGoogleマップを利用する場合はAPIキーの取得が必要ですので、
お早めにAPIキーを取得して、必要な設定を行うようにしてください。