APIキー無しのGoogleマップがついにエラー表示に!

 

2018年7月16日から適用開始になったGoogle Maps Platformの新サービス。

 

Google Maps Platformの適用開始が7月16日に延期
Google Maps Platformの適用開始が7月16日に延期
先日お伝えしたGoogle Maps APIが2018年6月11日から刷新される件ですが、 開始時期が7月16日に延期されることになったようです。 Go
2018-06-12 13:40

 

Googleマップを使うには、APIキーと請求先アカウントの紐づけが必要となり、
APIキー無しの場合、エラーになったり表示されなくなるとのことでしたが、
8月以降、ついにエラーの表示があちこちで確認されるようになりました。

 

APIキーのないGoogleマップは下記のような表示になります。

 

For development purposes only  と出るパターン

 

ピンが消えてしまうパターン

 

 

どのような状況でどちらが表示されるなど、詳しい仕組みは分かりませんが、
どちらにしろ、ユーザーにとって使いやすいものでないのは確かです。
今後もGoogleマップを利用する場合は、早急にAPIキー取得・設定をしてください。

 

また、このGoogle Maps PlatformではGoogleマップを利用する場合、
APIキーの他、請求先アカウントの登録も必要とされています。

 

APIキーを取得していても、請求先アカウントの登録をしていない場合、
ストリートビューの一部などで、すでにエラーが表示されています。

 

戦国不動産レスポンシブページ

※APIキー取得時の設定が間違っている場合は、請求先アカウントの登録がされていてもエラーになる場合があります

 

 

戦国不動産動的ページ

 

 

請求先アカウントの登録は、まだ様子を見ている方も多いと思いますが、
実際にエラーも出てきたので、こちらもやはり早めの対応をご検討ください。

 

 

 

 

Googleスピードアップデート7月から導入開始!

 

2018年1月、Googleは「Speed Update(スピードアップデート)」の導入を発表しました。

 

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する回答を見つけたいと考えています。研究(英語)では、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけていることがわかっています。 読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、それはデスクトップ検索を対象としていました。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することを本日みなさんにお伝えしたいと思います。ウェブマスター向け公式ブログ

 

このスピードアップデートがいよいよ今月から適用開始になるので、
現時点でわかっている内容や影響、対策について確認しておきましょう。

 

 

■スピードアップデートとは

 

これまでもページの表示速度はランキング要素になっていたのですが、
対象はPCページのみで、モバイル検索でもPCページの評価が使われていました。

 

それを2018年7月から、モバイル検索ではモバイルページの表示速度で評価しますよ
というのが、今回のスピードアップデートというわけです。

 

スピードアップデートは順位決定要素(ランキングアルゴリズム)の変更なので、
今後はモバイルページの表示速度も気にした方がいいということになりますね。

 

 

■スピードアップデートの影響は?

 

スピードアップデートの影響について、Googleは以下のように言っています。

 

この ”Speed Update” (と私たちは呼んでいます)は、ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響し、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しません。 そのページがどのような技術を用いて制作されたかに関係なく、すべてのページに同じ基準を適用します。 検索意図は依然として非常に強いシグナルですので、魅力的で検索クエリと関連性の高いコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても高い順位に掲載される場合もありますウェブマスター向け公式ブログ

 

これを読むと極端に遅くない限り、すぐ大きな影響は受けないように思えます。

 

Googleのアルゴリズムは200以上あると言われ、スピードアップデートもその中の一つ。
モバイルの表示速度が評価の対象になる以上、早ければ早いに越したことはありませんが、
このことばかり気にして、コンテンツが疎かにならないようにした方がよさそうです。

 

 

■ページスピードを確認する

 

Googleは「何秒なら早い」と具体的な基準を出しているわけではないので、
まずは自分のモバイルページを開いて、表示速度を確認してみましょう。
表示速度はネット環境やデバイス性能に左右される部分も大きいので、
自宅や会社など色々な環境で体感速度を試してみるのがいいですね。

 

 

Googleのツール「PageSpeed Insights」で、ページ速度の指標を確認することもできます。

 

今回は戦国不動産のスマホ向けページで確認します。URLを入れて「分析」。

 

 

「Good」と表示されました。

 

 

WordPress版(レスポンシブ)の戦国不動産では、少し残念な結果になりました。

 

 

結果と合わせて「最適化についての提案」が表示されるので確認してみます。

 

専門知識が必要な対応や、自分側だけで解決できない提案も多いのですが、
画像について指摘された場合は、最適化をすることで改善の余地があります。

 

重い画像はページの読み込みを遅くする一番大きな原因になるので、
今後、新しい画像を追加する場合も気にするようにしましょう。

 

※サイト全体の3割を占めるWordpressの表示速度が遅い傾向にあるため、
今後、Googleも協力して改善に取り組むようです|Torque Magazine 

 

 

■スピードアップデートまとめ

 

スピードアップデートで、モバイルページの表示速度が評価対象になる。

 

モバイルユーザーの立場からすると早ければ早いほど便利なので、
Googleの掲げる「ユーザーファースト」という意味では大事なことです。
でもユーザーにとって役立つコンテンツが大前提なのは変わらないし、
モバイルフレンドリーや常時SSL化など大事なことは他にもあります。

 

「表示の早さも評価の一つになる」ということはしっかり認識しつつ、
まず現状のスピードを確認して、今より遅くならないようにすること。
その上で画像サイズなど出来ることから少しずつ改善していきましょう。

 

尚、PageSpeed Insightsは「速度改善の指標」で「ページ速度」ではないし、
高くても低くてもスコアがそのままページの評価になるわけでもありません。
目安にしながら、ぜひ実際に表示される時のスピードも重視してくださいね。