オンライン接客や非対面営業に取り組んで利便性アップを

 

コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛の広がりや新しい生活様式の定着を受け、
不動産業界でもオンライン接客や非対面営業を取り入れる会社が増えています。

 

外出や人との接触を控えたい方が多いことに加え、テレワークやテレビ会議に慣れて、
非対面でもたいていのことが出来たり、効率の良さにも気づいたことで、
オンライン接客は一過性でなく「対応していて当たり前」にシフトしているのです。

 

不動産業の場合、取引完了までの全てを非対面で行うのが難しい面もありますが、
面談や内見、IT重説など、すぐに取り組めることから対応していくことが大切です。

 

 

オンライン接客とポイント

 

オンライン接客に対応していないと、お客様にとっては利便性が低いことになるので、
ニーズあった便利なサービスを提供する競合他社があれば選ばれなくなってしまいます。

 

まずはオンライン面談(相談)の準備を整えましょう。
ウェブ会議ツールは利用者が多く、簡単に使えるものがお勧めです。

 

Zoom
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

 

利用者も多く、画面共有やファイル送信もできて使いやすいサービスです。
お客様と1対1なら制限はありませんが、グループミーティングの場合、
無料版は40分までの利用になります。(1度切って再接続するのは可)

 

Skype 
https://www.skype.com/ja/

 

アカウントやサインインなしで会議を行うことができる無料サービスです。
画面共有やファイル送信ができ、1対1でなくても時間制限はありません。

 

利用するウェブ会議ツールを決めたら、使い方を練習して操作に慣れ、
接続の案内や画面共有、ファイル送信などがスムーズに行えるようにしてください。

 

その上でホームページやブログ、SNSなどで積極的にオンライン接客サービスを
行っていることをアピールしましょう。お客様向けの利用手順を準備して、
慣れていない方でも簡単に接続できるようにしてあげるといいですね。
来店しなくても、顔を見て物件探しの相談や説明を聞いてもらえるように
オンライン面談のサービスを行っていることをしっかり表現してください。

 

不要な外出や接触は避けたい方だけでなく、お店に行く時間がもったいない、
電話は苦手、電話で上手く説明できるか心配、お店に行くのは抵抗があるなど、
色々な事情の方がいるので、具体的な相談に限らず、希望条件のヒヤリングや、
手続きの説明など、出来るだけ来店時と同じような対応が行えるといいですね。

 

接客時は画面の向こうのお客様が顔を見せてくれるかはわかりませんが、
こちらの顔を見てもらって対応することは確実に安心や信頼につながります。

 

 

オンライン内見とポイント

 

オンライン接客の準備ができたら、オンライン内見にもトライしてみましょう。

 

オンライン内見はお客様の代わりに現地に行き、ウェブ会議ツールを使って
お客様とお話をしながら、物件や設備、近隣状況などを確認してもらうことです。
実際の内見同様、画面越しに室内を見ながら説明が受けられるだけでなく、
気になることもすぐ聞けるので、以前にもましてニーズが高まっています。

 

オンライン内見にはZoomやSkypeの他、LINEビデオ通話も使えます。

 

LINEビデオ通話
https://line-howtouse.net/video.php

 

オンライン内見もツールの使い方を覚えて慣れることが大切ですが、
お客様側として見た時、どう映っているかも確認しておくようにしましょう。
オンライン内見の申込方法や予約の仕方、当日の段取りを手順にまとめて
ホームページにアップしたり、メールで案内するなどの準備もしてください。

 

 

@dreamのオンライン接客アシスト機能

 

8月31日のレベルアップで@dreamに「オンライン接客アシスト機能」が追加されます。

 

 

Zoom/Skypeで作成したウェブ会議を「オンライン接客」でスケジュール登録し、
お客様へのリマインダーメールや、ポップアップでのお知らせを行う機能です。
オンライン面談、オンライン内見の運用に合わせて是非ご利用ください。

 

 

オンライン接客や非対面営業に取り組んで利便性アップを まとめ

 

ウィズコロナ、アフターコロナに向けて色々なことに変化が求められています。
変化についていかないと、周りが変わっていく中で取り残されてしまいます。

 

こうした非対面営業の体制が整えば、遠隔地や海外の方、あるいはこれまで
営業時間中に来店が出来なかった方など新たな機会創出の可能性も生まれます。
お客様のために対応力や利便性を高めて、自社の優位性にもつなげましょう。
ぜひ出来ることから少しでも早く取り組んでください。

 

参考Zoomの使い方を徹底解説 ビデオ会議の開催・参加方法など

参考Skype Meet Nowの使い方

 

 

 

 

 

サーチコンソールの検索パフォーマンスでわかること

 

Googleサーチコンソールを見るようになったユーザー様が増えてきました。

 

Googleサーチコンソールは Google が提供する無料のサービスのひとつで、
自分のサイトがGoogleの検索結果でどのようになっているか確認できるツールです。

 

Googleサーチコンソールとは?まずは機能をまとめておきます
Googleサーチコンソールとは?まずは機能をまとめておきます
Googleサーチコンソール(旧ウェブマスターツール)は検索結果でのサイトの掲載順位を 監視、管理、改善するのに役立つ Google が提供する無料のサービス
2019-05-09 15:10

 

 

Googleアナリティクスが「サイト流入後」のユーザーの動きを見るものなのに対し、
サーチコンソールでは流入前のサイトの状態を把握することができるのですが、
「画面を見ても何をどう活かせばいいか分からない」という方も多いと思います。

 

サーチコンソールにも色々な機能はありますが、今回はGoogle検索からの集客が
どのような状況か分かる「検索パフォーマンス」についてご説明していきます。

 

 

検索パフォーマンスの指標

 

検索パフォーマンスでは、Google検索からの流入に関わる指標が表示されます。
初期状態は過去3ヶ月、最長で過去16カ月分の状況を確認することができます。

 

まずは4つの指標の意味を確認しておきましょう。

 

 

 

合計クリック数
検索結果に表示されたサイトがクリックされた回数(サイト流入した回数)

 

合計表示回数
検索結果にサイトが表示された回数

 

平均CTR
クリック率のこと。検索結果に表示されたうちどのくらいクリックされたかという割合の平均

 

平均掲載順位
検索結果で表示された時の掲載順位の平均

 

ここではPC・スマホの検索を合わせたサイト全体の数値が表示されます。
Google検索結果におけるサイトの状況ということでざっくり把握しておきましょう。

 

 

検索パフォーマンス画面の基本的なデータ見方

 

アナリティクスと一緒で、サーチコンソールも見ているだけでは単なるデータ。
データを元に課題や改善点を見つけ、対策を行ってサイト改善に活かしましょう。
分析の仕方は色々あると思いますが、いくつかわかりやすいものをご紹介します。

 

まず、メインキーワードやメイン以外の狙っているキーワードが検索結果上で
どのような状況にあるのか確認してみます。

 

「平均CTR」「平均掲載順位」をクリックして、一覧に項目を表示させておきましょう。

 

 

一覧の中から、メインキーワード、狙っているキーワードを見つけます。

 

それぞれ表示された回数とCTR(クリック率)を確認してみましょう。

 

上図の場合、「地名+不動産」は表示回数が3000以上あるものの、クリック数は85。
表示されているわりにクリック率が低いのはなぜか? という疑問が出るはずです。

 

そこで掲載順位を見てみると10.7位。1枚目の最後に表示されているとしても
上位の競合が選ばれて10位まで見ない人も多いのでは? という推測ができます。
順位を上げるためのSEO対策に改めて取り組む必要があると考えられます。

 

 

参考  SEO対策関連カテゴリ

 

また上図の「マンション名」はスモールワードで表示回数が少なめですが、
検索順位が低くてもクリック数が多く、クリック率がかなり高くなっています。
こうしたキーワードはニーズがあるということなので、適切な対策をして
検索順位を上げられるとクリック数(サイト流入)増加が期待できます。
逆に検索順位は高いにも関わらず表示回数が極端に少ないキーワードがあれば、
検索ニーズがないと推測できるので、対策を考えなおすこともできますね。

 

尚、ここでの掲載順位はGoogle独自の計算方法で出された平均値で、
自分が検索した時に見ている順位と同じでないケースが多いと思います。
検索結果は利用したデバイスや検索する場所によっても異りますので、
掲載順位は目安として、表示回数やクリック率の改善に目を向けましょう。

 

 

デバイス別のデータから分かること

 

検索パフォーマンスではPCとモバイルを別に表示したり、比較することもできます。
PCとモバイルで検索結果が同じとは限らないので、今回は比較をしてみましょう。

 

この後、出てくる表が見づらくならないよう、ここでは指標を3つにしておきます。
「クリック数」をクリックして選択を外し、「新規」をクリックします。

 

「デバイス」をクリックします。

 

「比較」を選択して「適用」します。

 

PCとモバイルでの比較が表示されました。

 

まずはクリック数を見てどちらの検索流入が多いか確認しておきましょう。
対策を考える時に、デバイスの違いを意識しておく必要があるからです。

 

次に表にあるPCとモバイル比較を見ると、全体の時とは違う気づきがあると思います。

 

例えば、表示回数に対してクリック率が低かったキーワードを比較で見たら
PCより、実はモバイルのクリック率が明らかに低いことが分かったとします。
その場合、PCの検索結果ではタイトルや説明文が注目される内容だとしても、
モバイル検索ではイマイチ伝わらないのでは? と推測することができるので、
モバイル表示時を考慮した調整をすることで改善できるかもしれません。

 

項目をクリックすると数値の多い(少ない)順にソートすることもできます。

 

モバイルの表示回数、PCの表示回数をそれぞれソートして見てみましょう。
上がってくるキーワード、並び順に違いがある場合も多いと思います。
表示回数は検索ボリュームのある程度の目安として見ることができるので、
デバイスによる検索傾向(需要や検索意図、目的の違いなど)を把握して
サイト運営の方向や改善点を考えるためのヒントにすることもできます。

 

PCとモバイルで平均検索順位が違うのは、検索した時の場所や時間、
またはモバイルファーストインデックスの適用なども考えられます。

 

 

検索パフォーマンスでわかることまとめ

 

検索パフォーマンスの基本的な見方や活用の一例をご紹介しました。

 

自分のサイトがGoogleにどう見られているか、流入状況がどうか把握することで
足りない部分、強化した方がよい部分、あるいはズレている部分はどこかなど
サイト改善に向けた具体的なヒントや気づきを得ることができます。

 

データを見るようになると色々な所が気になってしまいがちですが、
まずは改善の効果が大きなところから対策を行っていくのがお勧めです。
課題を見つけて対策し、結果を確認するところまでやりきりましょう。

 

サーチコンソールの全てを使いこなすのは難しいかもしれませんが、
目的を持って検索パフォーマンスを確認するところから始めてみてください。