問い合わせる不動産会社数は年々減っている

 

ブロック勉強会でホームページ運営や反響についてディスカッションを行うと、
「お客さんが問い合せる会社は減っている」という発言が出ることがあります。

 

不動産ホームページやポータルサイトの情報が充実してきていることで、
自分で比較検討し、不動産会社を絞った上で問い合せる傾向が強くなっていると。

 

では実際ユーザーは何社に問合せたのか? アンケートで確認してみましょう。

 

問合せた不動産会社数は平均2.8社、前年比0.5社減少。「3社までの合計」は
74.2%と同10ポイント近く低下。 不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)

 

 

勉強会で出ているとおり、問い合せた平均社数は去年より確実に減っています。
半数以上の人が「2社」以内、「3社」までで7割強を占める点にも注目!

 

反響をもらうには、選ばれる3社に入っている必要があるということです。

 

ユーザーは複数のサイトをじっくり見て、真剣に吟味・検討していますから、
物件に詳しくなるだけでなく、不動産サイトを見る目もとても肥えてきます。

 

「よさそうって思う会社はたいてい、こういう所がちゃんとしてるよね」

 

ユーザーなりの基準が出来て、それらを満たしている会社が選ばれるので、
ちょっとした所の差別化を図ってますぐらいでは3社以内に残るのは難しい・・
選ばれるポイントを出来るだけ押さえたサイト運営が不可欠なのです。

 

じゃあ、ユーザーが不動産会社を選ぶ基準やポイントって何なの?

 

ということで次は「ユーザーが不動産会社を選ぶポイント」を見ながら、
選ばれる3社になるために出来ることを考えていきたいと思います。

 

ちなみに、ユーザーが実際に問い合わせる物件数も減少傾向にあるようです。

 

 

色々調べて比較できるから、ちょっとしたことなら問合せなくても用が足りるし、
気楽に問い合わせてしつこい営業されてもイヤだし・・というところでしょうか。

 

あらゆる面において、ユーザーの選別の目はますます厳しくなっています。
たとえ手間はかかっても、出来る限りの対策をしていくようにしましょう。

 

 

Googleアナリティクスで絶対やっておきたい初期設定3つ

 

GoogleアナリティクスはGoogleが提供している基本無料のアクセス解析ツール。
サイト内に設置することで、ページビュー数や滞在時間、訪問者数やその行動など、
自社サイトの状況を知る上で必要なデータを見ることができるようになります。

 

すでにサイトやブログ内に設置しているユーザー様がほとんどだと思いますが、
見てもわからない、見ているけど活用できていないという声も多く聞かれます。

 

基本的なデータの見方や改善点の考え方を知ってサイト運営に活かしましょう。
そのために、まずは出来るだけ正しいデータが取れるよう初期設定を行います。

 

設定はGoogleアナリティクスにログイン後、左下にある歯車マークから。
管理画面内「ビュー」の並びにある項目から、設定に必要なものを開いてください。

 

 

 

 

 

■トップページURLの統一

 

トップページは「http://xxx.co.jp/」と「http://xxx.co.jp/index.html」
どちらでもアクセスできますが、Googleアナリティクスでは同じページであっても、
それぞれ別のURLとして認識します。同じページだという設定をしておきましょう。

 

管理画面「ビュー」>「ビュー設定」

 

「デフォルトのページ」に「index.htm」と入力して「保存」します。

 

※戦国不動産は「index.htm」ですが、サイトにより「index.html」などになります。
自社トップページのファイル名を確認して、正しいものを設定してください。

尚、Wordpress ひな形をご利用の場合は「index.php」となりますのでご注意ください。

 

 

■ボットのフィルタリング

 

サイトには情報収集ロボット(スパムも含む)からのアクセスもありますが、
こうしたアクセスが多く混じると、正しい分析ができなくなってしまいます。
Googleがスパムと判別するアクセスを除外する設定をしておきましょう。

 

管理画面「ビュー」>「ビュー設定」

 

 

「既知のボットやスパイダーからのヒットを全て除外します」にチェック、「保存」します。

 

 

 

■自分のアクセス除外

 

自分のサイトは何度も見るので、自分のアクセスがカウントされてしまうと
正しいデータが得られません。自分のアクセスは必ず除外しておきましょう。

 

管理画面「ビュー」>「フィルタ」

 

フィルタを追加して、会社や自宅など除外したい場所のIPアドレスを設定します。
IPアドレスの取得ほか、いくつか手順があるので下記ページをご確認ください。

 

テクニック集 Google AnalyticsのIP除外方法

 

※スマホの場合はIPアドレスが変動する上、環境にも左右されるため、
簡単な初期設定だけでは、完全に除外することは難しいようです。

 

 

■まとめ

 

Googleアナリティクスには他にも細かな設定がたくさんありますが、
まずはこの3つの初期設定から、しっかり確認しておきましょう。

 

必要なデータを確認して改善点を見つけ、対策を行って効果を測る・・
この一連の流れを繰り返していくことが「アクセス解析」です。

 

Googleアナリティクスをもっとサイト運営に活用してもらえるよう
今後は項目やデータの見方、改善策の考え方などもお伝えしていきます。