東北・北海道ブロック勉強会開催報告

仙台勉強会風景

 

今回は、8月22日に仙台で行われた北海道・東北ブロックの開催報告です。

 

当日は蒸し暑い “杜の都” 仙台会場へ、宮城・青森・山形のユーザー様と、
ゲストとして東京ブロックキャプテンの南部不動産遠藤様にもご参加頂き、
5社6名と少ないながらも内容の濃い勉強会となりました。

 

開催は午後から、まずは操作講習会からのスタート。

 

講習会の中では現在のバージョンで有している便利機能を中心に

①図面作成の条件保存
②ファイル管理(物件マスタ・顧客カルテ)
③マッチング(検索マッチング)
④スケジュールマスタを利用してのフォローメール配信法
⑤棟マスタの詳細機能

その他、物件マスタ周りであまり周知されていない使い方を中心にお伝えしました。

 

その後は、限られた時間の中でしたが、1社ずつホームページを確認し、
サイト運営と課題の抽出、改善案を考えるディスカッションも行いました。

 

参加者が少なかった分、地域性や慣例などエリア毎に異なる状況を聞きながら、
“どういう需要があるのか”   “需要にどうサイトをマッチさせていくのか”  を、
@dreamの機能やサイト運営のあり方も踏まえて密度濃く話し合われ、
あっという間に予定時間に。

最後にGoogleAnalyticsの基本的な説明を行って、勉強会は終了しました。

 

 

仙台勉強会後の懇親会

 

和やかなムードで懇親会も行われましたが、やはり話題は仕事の話。
ご参加いただいた各社様には刺激となる一日だったのではないかと思います。

 

 

【参加いただいた皆さま】(申込み順、複数名参加は申込み代表者様)

ファースト興産株式会社  伊藤竜二様 無着壽美恵様
丸善不動産株式会社   吉田隆様
石亀不動産       石亀貴志子様
株式会社不動産企画室 土地屋  小関芳重様  

東京ブロックキャプテン 南部不動産 遠藤直史様

 

お忙しい中、ご参加ありがとうございました。
次回は年末の@dreamDAYでお会いできることを楽しみにしています!

 

 

【今後のブロック勉強会】

8月29日 近畿ブロック勉強会 (大阪会場)
9月  5日  中部ブロック勉強会 (金沢会場)
9月12日 九州・沖縄ブロック勉強会 (福岡会場)
9月26日 関東ブロック勉強会 (上野会場)

 

詳細については@dream全国ブロック勉強会ページでご確認ください。

 

 

 

2017年10月「IT重説」が本格運用開始

 

一昨年あたり業界紙の一面記事に良く取り上げられていた『IT重説』。

 

IT重説というのは、WEBのインフラを利用し、オンラインシステム(テレビ電話など)
を用いて、宅地建物取引士による「非対面」での説明を認めるというもの。
2015年から実施された2年の社会実験期間を経て、今年の10月を目途に
賃貸借契約における借主への重要事項説明について運用開始となるようです。

 

IT重説も政府の成長戦略の一環として進められる規制緩和策のひとつ。
市場の活性化を図る事を目的としていて、旧泰然とした手法に囚われている業者が
まだまだ多い不動産業界に新たな風を入れるきっかけとなる可能性があります。

 

地理的な制約に縛られず重説を受けられるようになることで取引がスムーズ化し、
顧客の利便性(時間もお金も)が大幅に向上することが期待されます。
また不動産会社も週末などに集中していた取引業務が分散できる可能性が生まれます。

 

ですからIT重説自体は悪い話ではないのですが、ガイドラインの策定が、
『貸主』『借主』といった消費者保護の観点からしっかり整備されることが必要です。

 

2015年8月~17年1月末までに行われた登録事業者のみが参加した社会実験では
賃貸仲介については目立ったトラブルが発生しなかったとのことですが、
実際のIT重説解禁後、内見をせずに契約が行われることが多発するなど
トラブルは起きないのでしょうか? 少なくとも内見に携わった業者が
IT重説を行うことが、借主・貸主にとっての安心に繋がるはずです。

 

今回のIT重説の推進は、不動産業界の既存権益に対し、顧客の利便性向上をネタに
IT業界が切り込む構図となっており、“利便性の向上”に目を向けた
議論が中心で“質”を問うことが抜けています。

 

大手が先行して対応を始めるでしょうから、多少波風は立つかもしれませんね。

 

確かにインフラの進化とともに業態も変化していくものです。
しかし、人と人が深く介在するこの不動産業の場合は最後は手を抜かず、
信頼のおける“人”が顧客に支持されるという事実は変わらないのでは無いでしょうか。

 

やはり、いつも原点回帰ですね。