世界各地で重要インフラや大企業がランサムウェア(身代金支払い要求型ウイルス)の
攻撃にあっているというニュースが流れています。
ランサムウェアは感染させたパソコンをロックして使えなくさせ、
元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求する種類のウイルスですが、
それ以外にも、知らぬ間にサイバー攻撃を受けて不正アクセスされ、
重要な情報や顧客情報が流失してしまうというケースも後を絶ちません。
うちは大企業じゃないから関係ないよ! とか思ったり・・してませんよね??
インターネット上の脅威は他人事ではありません!!
ネット上の脅威の種類を知り、セキュリティ対策をしっかりと行っていきましょう。
■ネット上の脅威はこんなに
【ウイルス感染】
メールやホームページ閲覧からパソコンに侵入し、個人情報を抜き取ったり、
データを破壊したり、遠隔操作されてしまうなどの悪意を働きます。
【不正アクセス】
悪意の第三者がインターネットを介して個人や企業のパソコンに侵入し、
情報の抜き取りやデータの覗き見、ネットの利用(なりすまし)を行います。
また最近では不正にリスト化したID・パスワードでサイトにアクセスを試み、
ユーザーのアカウントで不正にログインするという攻撃も増えています。
【フィッシング詐欺】
送信者を詐称したメールを送りつけ、偽のホームページに接続させるなどで、
クレジットカード番号やログイン、アカウント情報を盗み出す行為です。
【迷惑メール】
受信者の都合にかまわず、一方的に大量送信のメールを送り付ける行為で、
広告宣伝だけでなく、添付データにウイルスが仕込まれているものや、
URLのクリックで感染させたり、架空請求行為を行うものもあります。
こうしたサイバー攻撃を受けると、自分自身が被害にあって困るだけでなく、
例えば顧客情報が漏えいすれば被害の調査、謝罪対応、損害賠償の可能性があり、
さらには信用を失ったり、悪評が尾を引いて機会損失の恐れすら出てきます。
怖いですね・・ウイルス感染で最悪、会社が倒産することもありえるということ。
だからサイバー攻撃を防いでセキュリティを高める対策が絶対に必要なんですね。
■どんな対策をすればいいのか
まずはセキュリティ対策の基本中の基本をしっかり押さえておきましょう。
【ウイルス対策ソフト】
ウイルス対策ソフトはパソコンを使う上で不可欠です。
導入していない、有効期限が切れて更新されていないとかは論外!
ウイルス感染の可能性が極めて高くなってしまいます。
信頼できるメーカーのウイルス対策ソフトをインストールするのはもちろん、
常に最新の状態に保たれるよう、必ずライセンス更新も行いましょう。
【OSやソフトウェアのアップデート】
WindowsなどのOS(オペレーティングシステム)や特定のソフトウェアでは、
「脆弱性」というセキュリティ上の欠陥が見つかる場合があるため、
アップデートを行って、常に最新の状態にしておく必要があります。
脆弱性を悪用されると、不正アクセスや遠隔操作による乗っ取りといった
危険なサイバー攻撃の被害を受ける可能性が高まります。
Windows Updateをきちんと行って、不要なリスクを減らすようにしましょう。
Adobeなどソフトウェアの更新が必要なソフトについても確認が必要です。
※直近では6/14にMicrosoftから「緊急」を含むセキュリティ更新プログラムが
公開されています。 2017 年 6 月のセキュリティ更新プログラム (月例)
Windows XPやVistaなどサポートが終了したOSではアップデートが入りません。
非常に危険な状態になっている可能性がありますので、十分にご注意ください。
【パスワードの厳重管理】
第三者に割り出しにくいパスワードにすること(誕生日や電話番号は危険)。
同じパスワードを使いまわしせず、定期的に変更すること(解読された場合の被害大)。
最近よく言われていることですが、コレ本当に大事なことです。
面倒でつい・・分かっていても案外やり切れていなかったりもしますよね。
パスワードをメモしている場合は、その保管もしっかり行いましょう。
それ以外にも不審なURLをクリックしたり、添付ファイルを開かないことや、
怪しいウェブサイトを閲覧しない、発行元不明なソフトをインストールしない
など日常のパソコン利用のちょっとしたことでも注意が必要です。
被害者になりたくないし、知らない間に加害者になるのも絶対にイヤ!!
インターネット不動産ではセキュリティ対策もしっかり意識していきましょう。
※Canonet/Homeからメールパスワード強度引き上げのお知らせが来ています。
こちらもセキュリティ対策の一環となりますので、ご面倒でも確認をお願いします。