Googleサーチコンソールとは?まずは機能をまとめておきます

 

Googleサーチコンソール(旧ウェブマスターツール)は検索結果でのサイトの掲載順位を
監視、管理、改善するのに役立つ Google が提供する無料のサービスです。

 

2018年2月に従来のサーチコンソールがリニューアルされた後、正式版になり、
ほとんどの機能が移行した現在は、機能が大きく向上しています。

 

Google では現在、Search Console の新しいバージョンの作成を進めています。この新バージョンは最終的に従来のバージョンに取って代わることになります。多くのレポートとツールの新バージョンが作成され、今後もさらに移行が続く予定です。新バージョンがリリースされている場合は、これを使用することを強くおすすめします。

旧バージョンの Search Console から新バージョンの Search Console に移行する

 

上手に活用することで、SEO対策やサイト改善に役立てることができます。
今回は新しいサーチコンソールの役割と機能についてご紹介していきます。

 

※サーチコンソールをご利用になる場合は登録が必要です。
▼@dreamテクニック集 Google Search Consoleの登録方法

 

 

サーチコンソールとは? Googleアナリティクスとの違いは?

 

サーチコンソールでは、検索結果でサイトがどのくらい表示されているか、
クリックされたかといった実績や、検索されたキーワードやクエリの他、
サイトがGoogleにどのように見られているか、ペナルティを受けていないか
といった状況を調べることもできます。

 

一見、Googleアナリティクス(GA)と同じように思えるかもしれませんが
GAはアクセス解析。「サイトに訪問した人」がどこから来て何を見たか、
どのくらい滞在したかなど、サイトにアクセスした後の動きを見るものです。

 

対してサーチコンソールではサイトにアクセスする直前の動きが分かるので、
検索からの集客が上手くできているか確認するために使い分けをします。

 

 

新しいサーチコンソールの主な機能

 

新しいサーチコンソールの画面と主な機能について紹介していきます。
それぞれのデータの見方や、どう活かせるかといった具体的な使い方は、
今後のエントリーで改めてご説明していく予定です。

 

今回はまず、サーチコンソールで分かることをザックリつかんでみてください。

 

▽新しいサーチコンソール
https://search.google.com/search-console

 

 

 

画面を開くと「サマリー」が表示され、過去3ヶ月のデータを見ることができます。

 

 

 

エラーや極端な数字の増減など気になることがあれば、
「レポートを開く」から詳細を確認することができます。

 

項目によっては、左側のメニューから開くこともできます。

 

 

「検索パフォーマンス」

 

サイトに訪れた人がどのキーワードで検索したのか、検索画面にどのくらい
表示されて何回クリックされたのか、といった検索に関わる指標が表示されます。

 

検索からの集客がどのような状況か詳しく見ることができるので、
サーチコンソールで一番よく見ることになる画面だと思います。

 

サーチコンソールとGoogleアナリティクスを連携させていると、
検索パフォーマンスのデータがアナリティクスでも確認できるようになります。

 

 

 

SSL化したらやっておきたいGoogleアナリティクスの設定
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常時SSL(https)対応を完了したユーザー様がずいぶん増えてきました。 URLに鍵マークがついて安全なサイト運営ができるようになったら、 忘れずやって
2019-02-21 15:00

 

 

「URLの検査」

 

URLのページが正常にインデックスに登録されているかを確認する機能です。
合わせてページが、モバイルユーザビリティになっているかも判定されます。
登録されていない場合、「インデックス登録をリクエスト」することもできます。

 

 

「カバレッジ」

 

インデックス数や、 問題が起きてインデックスされないページが確認できます。
エラーになる場合は、サーバーエラーや重複など原因の詳細も表示されます。

 

 

「サイトマップ」

 

Googleにサイトの構造やページを正しく伝えるために、サイトマップを追加します。
「成功しました」となっていない場合は、サイトマップを送信しておきましょう。

 

 

「モバイルユーザビリティ」

 

モバイルフレンドリーになっていないページがエラーとして表示されます。
スマホ対応していないホームページや静的の物件ページを出力している場合、
エラーの数も多くなりますので、早めに改善していくことをお勧めします。

 

 

「セキュリティと手動による対策」

Googleのガイドラインに違反した場合、ここにペナルティ内容が表示されます。
またサイトがハッキングされたり、マルウェアなどに感染した場合も詳細が表示されます。
問題があったらすぐに対処できるよう、時々確認しておきたいところです。

 

 

「リンク」

 

内部リンクやサイトに紐づく外部リンク、リンク元サイトの確認ができます。
データのエクスポートもできるので、リンクの精査をする時にも利用します。

 

 

新しいサーチコンソールまとめ

 

新しいサーチコンソールの主な機能をザックリご紹介しました。

 

Google検索で自分のサイトがどのような状況になっているか把握すれば、
マイナス要素を改善し、プラスはさらに活かしていくことができます。

 

これまであまりサーチコンソールを見たことがないという方も、
新しいサーチコンソールは以前より画面やデータもわかりやすくなったので、
Googleアナリティクスと連携して、今後のサイト運営に活用していきましょう。

 

今後はそれぞれの機能の具体的な活用についても随時、ご紹介していきたいと思います。

 

 

注目のサイテーションについて分かりやすく解説してみます

 

近年、SEOやMEOに効果があるとして「サイテーション」が注目されています。

 

SEOはホームページを検索結果で上位表示するための検索エンジン対策ですが、
MEO(Map Engine Optimization)はGoogleマップ検索(ローカル検索)で、
Googleマイビジネスを上位表示をさせるために最適化する対策のことです。

 

今回はこの「サイテーション」についてご説明したいと思います。

 

 

サイテーションとは?

 

サイテーション(Citation)とはもともと「引用・言及」を意味する単語で、
SEOやMEO対策では、第三者にサイト名などを載せてもらうことを言います。

 

具体的には「サイト名(会社名)」、「住所や電話番号」、「サイトのURL」が
他のサイトやSNS上などで、引用・言及される(紹介や話題にされる)ことで、
被リンクとは違い、自社サイトへリンクを張ってもらう必要はありません。

 

・○○不動産で家を借りたら対応がすごくよかったからお勧め!
・○○不動産は物件の情報が詳しくて助かるから見てみて! https://xxx.jp

 

リンクがなくても好意的な引用が多ければ、人気があって信頼性が高いと
考えられることから、サイテーションも評価の対象になってきています。

 

「ネット上でどう思われているか?、SNS上でどう言われているか?」

 

現在のGoogleはこうした点も重視して見ているということですから、
今後は『サイテーション獲得』も意識していく必要がありそうです。

 

※被リンク(質のよいリンクをもらう)も引き続き、SEO対策で重要です。

被リンクとは? 今も有効な被リンクについておさらい
被リンクとは? 今も有効な被リンクについておさらい
Googleは「ユーザー第一主義」。ユーザーに役立つサイトが上位表示されるべき と考えていて、検索順位を決める評価の基準も全てはそこに基づいています。
2018-03-15 11:00

 

 

サイテーションの効果

 

サイテーションを獲得すると、他のサイトやSNSで自社が紹介されることになるので、
その数が増えることで、知名度や信頼性の上昇が期待できます。

 

ローカル検索のランキングでは「知名度」「距離」「関連性」が重視されるため、
知名度を上げることで、Googleマップ検索で上位表示の可能性につながります。

 

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果の掲載順位に影響します。ローカル検索結果の掲載順位が決定される仕組み

 

また多くの人に言及されるのは、必要とされている情報とも言えるので、
サイトの信頼性が増すことにもつながり、SEO対策としての効果も期待できます。

 

 

サイテーションのためにできること

 

サイテーションは「他サイトやSNSで自分のサイトが紹介される」こと。
被リンク同様、簡単に獲得したり、計画的に増やせるものではないので、
まずは基本どおり、ユーザーのためになるサイト運営をしていきましょう。
よい意味で言及や引用されるためには、有益な情報が不可欠だからです。

 

その上で、会社の存在を正しく伝えるため正確な情報への統一をしたり、
GoogleマイビジネスやSNSを活用して認知を上げる活動を行っていきます。

 

 

○正確な情報への統一

 

自社サイトはもちろん、GoogleマイビジネスやSNSなどに載せた
会社情報の表記がすべて一致しているようにしておきましょう。

 

Name(名前)、Address(住所)、Phone(電話番号)は特に重要です。

 

戦国不動産株式会社、戦国不動産(株)、戦国不動産と表記が違ったり、
住所の番地や建物名の記載、電話番号のハイフンが有り無し一致していない・・

 

表記がまちまちだと、別の会社と認識されたり混乱する恐れがあるため、
サイテーション効果を得るには、これら情報の統一が必須になります。
(半角・全角も同じにするくらいの徹底を意識するとよいでしょう)

 

○SNSの活用

 

会社のTwitterやFacebookページを作って、コツコツ情報発信していきましょう。
アカウントを作って登録することが、ひとつサイテーション獲得にもなります。
情報配信を続けて認知を高めることで、引用される機会が増えていきます。
間違った情報が拡散・引用されないよう、常に正確な情報を伝えてください。

 

Facebookページも出来るだけやっておいた方がいいと思う
Facebookページも出来るだけやっておいた方がいいと思う
すでに自社のFacebookページを立ち上げ活用している方も多いと思いますが、 昨年末のドリームデイ、Yext様の特別講演でも運用を勧める話しが出ていたため、
2019-01-31 15:00

 

○Googleマイビジネスの運営

 

GoogleマイビジネスはMEO対策としてとても重要なだけでなく、
口コミもサイテーションや知名度に大きく関わってきますので、
必要な情報を正しく入れて、しっかり活用していきましょう。

 

Googleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)の基本情報をあらためて確認しませんか?
Googleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)の基本情報をあらためて確認しませんか?
Googleマイビジネスに登録して、実際に活用している方が増えてきました。基本情報を充実させて、写真や投稿機能、口コミ管理などもぜひ活用してください。
2023-04-14 12:00

 

 

サイテーションの注意点

 

サイテーションも被リンクと同様、自然獲得したものに価値があります。
自作自演であちこちに会社名やURLを載せまくるのは絶対にやめましょう。
ペナルティになって悪い結果につながってしまったら元も子もありません。

 

またサイテーションを増やしても、それだけでは上位表示にはなりません。
他の色々な評価要因も関わるので、とらわれすぎないようにしてください。

 

 

サイテーションまとめ

 

良いコンテンツやサービスには、自然に良い評価や好意的な引用が増えます。

 

サイテーションの意味や効果を知って、少しずつ増やしていきたいと思うと、
サイト運営はもちろん、GoogleマイビジネスやSNS活用の意識も新たになりますね。

 

まずは「正確な情報の統一」がされているか確認することから始めてみましょう。

 

GoogleやFacebook、AmazonAlexa、Instagramなどネット上に散らばる情報を一元管理して、
NAPの統一、サイテーション効果獲得へ。知名度や関連性、信頼度アップにもつながります。