2019年新年のご挨拶

 

 

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 

旧年中の格別のご温厚に改めて深謝し、 本年も引き続きご高配を賜りたく、
謹んでお願いを申し上げるとともに、 皆様の本年のご活躍、ご多幸を心より祈念申し上げるしだいです。

 

今年で@dreamも発売から18年目となりました。
インターネットの世界は10年ごとに大きな変化があるといわれていますが、
10年前に登場したスマホ以来の大きな変化を感じる今日この頃です。
これからどんな方向で皆さんと歩いていくのか。こんな風に我々は考えています。

 

日本は南北に長い国土を持つがために四季があります。また歴史の長い国であるがために、
地域によって建物の作り、不動産業界の慣習などが様々に多様化されています。
これが不動産業界で大手の参入を防ぐ防波堤になっていました。
(大手ハウスメーカーを全部足してもシェアは20%)

 

しかしITの発展により様々なデータの統合が可能になり、またコンプライアンスの社会的認知によって、
不動産物件の規格の統一化が粛々と進んできています。国土交通省は来年には地域統括情報に
不動産物件データを統合した上で公開しようとしていますし、消費者保護の観点からも、
不動産情報の非対称性の克服はどんどん進んでいくでしょう。

 

それは、他の業界と同じように大手の参入を容易にし、Amazonで不動産を売ったり
買ったり出来るようになっていくでしょう(もう出来ますが)。

 

それでも、誰から買うか、誰に売るかという人に関しての問題は必ず残ると我々は考えています。
そのときに選ばれる不動産会社になる為には、

 

  • 実際に能力があり誠実な不動産会社。
  • ブランドを構築する。

 

この2点が最終的に選ばれる不動産会社になる為の条件だと考えています。

 

実際に能力があり誠実である為に、@dreamを使い(大変だし)、
仲間と勉強していく必要があると考えて全国で勉強会を開き、
ソフトウエア開発はきれいだとか簡単にだけでなく、
誠実に会社のレベルを上げる手助けとなる事を目的として行っていきます。

 

しかし、だとしてもお客様にそれが認知されなければ仕方がありませんので、
ブランドを構築するために、リピーターや紹介の獲得だけでなく、
全国の@dreamユーザーの本物さを知らしめるべく組織を作ったり、
新規のお客様の獲得に向けてGoogleをはじめとしたソーシャルメディア対策に
これから力を入れていくつもりです。

 

もし、10年ぶりの変化がソーシャルメディアによるものであった場合、
FCはその存在が無力になり(会社の評判は看板に関係なく評価される)、
ポータルサイトも物件探しのひとつのツールと成り下がり(掲載した会社に問い合わせしない)、
実力のない会社は必ず淘汰されるでしょう。

 

2019年はせっかく本物の不動産会社である皆さんが世の中に認知されるよう、
微力ながらお手伝いさせていただこうと考えています。

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2019年1月 
リングアンドリンク株式会社 
代表取締役社長 金丸信一

 

 

今後のサイト運営のためGoogleが重視していることを知っておこう

 

2018年も残すところあとわずか。今年は常時SSL化やモバイルファーストインデックス、
スピードアップデート、あるいはGoogleマイビジネスでのローカル検索対策といった
様々なSEO関連の話題がブロック勉強会などで取り上げられ、力を入れてきた1年でした。

 

それぞれの詳細については、本ブログの各記事でもご紹介してきましたが、
今回はもっと根本的な「Googleの評価基準」についてお伝えしたいと思います。

 

検索結果を決めるアルゴリズムのアップデートは定期的に行われていますが、
その基準となる概念や意図はぶれないので、一度きちんと確認しておきましょう。

 

 

Googleの検索品質評価ガイドライン

 

Googleは定期的に「ユーザーに有益で質の高いサイトを検索結果に表示できているか」
外部の評価者を採用してチェックしているのですが、その際の基準として配られるのが
General Guidelines」で、日本語では「検索品質評価ガイドライン」と呼ばれます。

 

このガイドラインには、Googleがどのような考えや基準に沿ってサイトを評価し、
検索結果に反映させているかという意図や方向性が具体的に掲載されています。

 

General Guidelines は英語の上、数も膨大なのですべて理解するのは困難ですが、
現在のガイドラインが2018年7月に大幅更新されていることもありますので、
とにかく重要と言われる大きな部分をいくつかご紹介しておきたいと思います。

 

 

E・A・T

 

E・A・Tとは、Googleが求めている3つの頭文字を取ったものです。

 

  • Expertise(専門性があること)
  • Authoritativeness (権威があること)
  • TrustWorthiness (信頼できること)

 

質の高いコンテンツを構成する要素として、以前から言われているものですが、
最新のガイドラインでは E・A・T の記載が増え、より重視される方向になりました。

 

3つの単語を見ると堅苦しくて少し難しく感じますが、まずは専門性の部分。

 

不動産会社であれば、不動産の分野について詳しく掘り下げたコンテンツを持って、
不動産についてできるだけ専門性のあるサイト運営をするのが大事ということです。

 

たとえば「取引きの流れ」「よくある質問」「用語の解説」「成約事例」といった
専門的な知識を必要とするコンテンツを作ったり、分かりやすく詳しくするなど。

 

そして専門性が高まれば「このサイト(企業・人)が言うなら間違いない」という
権威性がついてきますし、支持が集まることでさらに信頼性も増していきます。

 

SEO対策として「コンテンツの質と量」を考えるのが大切と言われていますが、
コンテンツを見直して質を上げたり、コンテンツを増やすことを考える際には、
この「E・A・T」の、特に「専門性」の部分を意識してみるといいと思います。

 

 

YMYL

 

YMYLとは「Your Money, Your Life」の略で、お金や健康、将来の幸せや安全など
人生に影響する記事をGoogleは「YMYL(あなたのお金や人生)」と呼んでいます。

 

YMYLが該当するのは、医療や健康、金融や行政、法的な情報など、
人の人生やお金に大きな影響を与える可能性の高いページのことで、
GoogleはYMYLに該当するページは「品質が特に重要」と言っています。

 

不動産会社のサイトがYMYLにどの程度、該当するのかはわかりませんが、
ユーザーの人生に関わる大きな買い物の入り口ページとなりうるでしょうし、
税金や法律が関わってくることを考えると、意識しておく必要がありそうです。

 

E・A・T(専門性、権威性、信頼性)とかぶってくる部分もありますが、
たとえば自社で作成したコンテンツ1ページから、物件ページ1枚から、
「正確で有益な信頼できる情報」の提供を、常に心がけていきましょう。

 

 

Googleの検索品質評価ガイドラインまとめ

 

今回は、何をどうする、どこをこうするといった細かなSEO対策ではなく、
Googleの検索品質評価ガイドラインから、特に重要とされる部分をお伝えしました。

 

SEO対策は、たとえば「Titleやdescriptionをしっかり入れましょう」といった
最低限のやるべきポイントは引き続き、押さえておく必要があると思いますが、
それ以上に、今後は「サイト全体の品質」が大事になってくるということです。

 

またガイドラインには、「ウェブサイトの評判」も重要だと書かれています。
Googleはその会社のウェブサイトからだけでなく、Googleマイビジネスや
ユーザーの口コミ、第三者サイトやページからも情報を得ていますので、
「サイト全体の品質」を上げることで、評判への効果も期待できそうです。

 

Googleに対してでなく、ユーザーへの貢献を第一に考えたサイト運営を行って、
より正確で、より詳しく、より新しい有益な情報の配信に努めていきましょう。

 

今後も検索結果に表示されるために、最も気にしてほしいのはこのことです。