SEO対策で大切なことのひとつに「キーワード」があります。
ここでいうキーワードというのはメタ情報(meta keyword)のことではなく、
コンテンツに含めて、ページ内容に反映させていくキーワードのこと。
イマドキのSEO対策は「ユーザーのためになるか」が全ての基準なので、
ユーザーの求める詳しい情報が載ったコンテンツを作ることが大事でした。
その際、せっかくだから、ユーザーの求める情報に合ったキーワードを意識すると、
チリツモではあるけれど、検索エンジンからの流入が増える可能性を広げられます。
ということで、今回はこの「キーワード」について考えてみます。
■キーワードの分類
キーワードは「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」と
検索されるボリューム(量)などにより、3つの種類に分類されます。
【ビッグワード】
単一ワード、または検索される回数が多いキーワードのこと。競合が多く上位表示は難しい。
検索流入があったとしてもターゲットが漠然としているため、反響につながりにくい。
【ミドルワード】
検索数や競合数が一定量ある、2~3単語からなるキーワードのこと。
ビッグワードより上位が狙いやすく、ニーズが絞られるので反響を得やすい面も。
【スモールワード】
複数の単語が組み合わされたもので、検索数が少ないキーワードのこと。
競合が少ないので上位表示されやすく、ニーズが明確なので反響につながりやすい。
インターネット不動産ではトップページで「地域名+不動産」といったミドルワードを
メインにする場合が多いため、それ以外のページでスモールワードを狙っていきます。
■なぜスモールキーワードなのか
一般的にユーザーは「まずは情報収集」とザックリとした検索をしながら、
そこで出てきた疑問や希望から、より細かなキーワードで検索していきます。
【スモールワードの例】
○○市 中古マンション 購入 2000万円以下 3LDK
○○駅 賃貸マンション ペット可 新築 2LDK オートロック
こうしたスモールワードは検索数が少ないのでまとまった集客は見込めないかわり、
具体的な行動やニーズが定まっているので、反響につながる可能性が高くなります。
検索数は多くても「地域名+不動産」といったメインの大き目キーワードでは
拾えないユーザーを取りこぼさないために、関連するスモールキーワードを意識して、
トップページ以外からの入口を 少しでも多く作っておくことが有利です。
またスモールキーワードが適切に含まれたページが増えていくことで、
メインキーワードとの関連性も高まり、サイト全体が評価されやすくなります。
■具体的な対策とは
スモールワードを意識して入れていきたいのは、物件ページの他、
ノウハウや情報ページ、不動産ブログの記事などになると思います。
とにかくユーザーのためになる詳しいコンテンツを作っていくのですが、
その際、内容に合う検索されそうなキーワードを入れるようにしましょう。
これらのページは1000文字くらいあると評価されやすい傾向があります。
物件ページならウェブコメントや棟コメントにスモールキーワードを意識した
詳しい情報を書くようにすると、検索からの流入を増やすチャンスが広がります。
また検索条件ページを作成して、titleやdescriptionを設定するのも有効です。
ただし、情報ページやブログ記事など新しく書く場合も同様ですが、
不自然にキーワードを乱用したりしないように注意しましょう。
Googleの検索ロボットは自然の文脈や前後の内容を含めて判断出来るので、
悪質と見られた場合はガイドライン違反でペナルティ対象になりますからね・・・
■キーワードについてまとめ
検索数は少ないが、競合も少なく上位表示されやすいスモールワードを狙って
流入経路を増やし、ニーズが合致する反響確率が高めなユーザーを拾っていく。
関連したスモールキーワードでもドンドン上位表示されるようになることで、
メインキーワードがサイトテーマとして、よりGoogleに認識されるようになります。
細かいのは正直めんどくさいんだけど、ちりも積もれば大きな力になるんです!
「地域名+不動産」などの大きなメインキーワードは主にトップページにまかせて、
それ以外のページでは関連する細かいキーワードを出来るだけ意識するようにしましょう。
じゃあ、検索されそうなスモールワードってどう調べればいいの?
というところは長くなるので、次回のSEO関連エントリーでお伝えしたいと思います。
スモールキーワードの見つけ方 に続く